猫の多頭飼いで失敗しないためには?多頭飼いのコツや役立つグッズをご紹介

猫は警戒心が強い動物のため、多頭飼いをすると失敗してしまうこともあります。
猫同士の相性が悪いと、さまざまなトラブルに発展してしまう可能性があることから、安易に猫の多頭飼いをするべきではありません。
この記事では、猫の多頭飼いにありがちな失敗と、失敗しないコツについて解説します。 2023年11月11日作成

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猫の多頭飼いにありがちな失敗とは?

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まずは、猫の多頭飼いにありがちな失敗をご説明します。
おそらく、猫の多頭飼いに失敗したと感じる人は、これらのトラブルに頭を悩ませているのではないでしょうか。

猫同士の喧嘩

猫の多頭飼いにありがちな失敗の代表例としては、猫同士の相性が悪くて毎日のように喧嘩をしてしまうというものが挙げられます。
オス猫同士の飼育の場合、縄張り意識の強いオス猫は、激しい喧嘩に発展してしまう可能性もあるでしょう。
ちなみに、猫の多頭飼いはメス同士や去勢、避妊手術をしたオス猫やメス猫同士であれば、相性が悪くなりにくいといわれています。

部屋が狭くてストレスになる

猫が好きな人は、「猫は可愛くて飼うのも難しくないから、何匹でも飼うことができる!」と考えるかもしれません。
たしかに、猫を飼うだけであればそこまで難しいことはないでしょう。
しかし、猫の多頭飼いをするとなると、飼育頭数の上限については知っておく必要があります。

基本的には、猫が出入りできる部屋の数から1を引いた数が、猫の飼育上限といわれています。
部屋が狭かったり少なかったりすると、猫同士の縄張り争いに発展する可能性があります。
また、猫の運動不足にも繋がるでしょう。
飼育頭数が増えすぎることによるストレスは、猫同士の喧嘩はもちろん、粗相や食欲不振などさまざまなトラブルの原因になります。

出費が増える

猫を1匹飼う程度であれば、毎日の食事やトイレの砂、定期的な通院費などそこまでの負担にはなりません。
しかし、猫の多頭飼いとなると単純にそれぞれ倍の費用がかかりますし、ストレスなどで病気のリスクが高くなると、それに伴って動物病院の費用もかさみます。
特に数匹の猫が一気にシニア猫と呼ばれる年齢になった時は、動物病院の費用だけでもかなりの出費になることが予想されるでしょう。

災害時の避難方法

猫を多頭飼いしていると、万が一の災害時に避難することが難しくなります。
猫が1匹だけであればキャリーバッグに入れていっしょに避難をすることが可能ですが、2匹以上の猫を同時にキャリーバッグに入れて避難をさせることは難しいでしょう。

猫の多頭飼いで失敗しないコツをご紹介!

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次に、猫の多頭飼いで失敗しないコツを解説します。
これらをしていても猫同士の相性が悪い場合はどうしようもありませんが、どちらの猫も快適に過ごせるように、飼い主としてできる限りのことはしないといけません。

キャットタワーやトイレを複数設置する

猫が安心して寝られるように、キャットタワーを複数設置してあげましょう。
猫は高い場所が好きなため、キャットタワーが1つしかなければ喧嘩になってしまいます。
部屋のスペース的にキャットタワーを複数設置する余裕がない場合は、大型のキャットタワーを検討してみてもいいかもしれません。

また、猫はきれい好きな動物なので、トイレも飼育頭数分以上を用意する必要があります。
一般的には、猫用トイレは「猫の数+1個」が必要とされています。
2匹の場合は3個……4匹の場合は5個のトイレがあると安心、ということになります。
ちなみに、相性の悪い猫がいる場合は、猫同士の縄張りがかぶらないような動線を考えることも大切です。

猫の首輪に鈴をつけておく

可能であれば、喧嘩っ早い猫の首輪に鈴をつけておきましょう。
事前に首輪に鈴をつけておくことで、猫同士のトラブルにもいち早く気が付くことができるはずです。

それぞれの食器やフードを用意する

多頭飼いをしている猫は、それぞれ年齢が異なるはずです。
そのため、キャットフードは年齢に合わせたものを与える必要があります。
また、飼い主が猫の食事状況を把握できるように、それぞれ食器も変えておくことをおすすめします。

猫の多頭飼育で必要なグッズ4選

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最後に、猫の多頭飼育で必要なグッズをご紹介します。
これらのグッズを用意しておくことで、スムーズに多頭飼いができるかもしれません。

ハピネコ キャットケージ 3段ワイド

十分に高さのある、猫用ケージです。
このケージに新たに迎え入れた猫をしばらくの間入れておくことで、先住猫とトラブルに発展する心配はありません。
お互いの猫が慣れてきたら、ケージを開けてコミュニケーションをとらせてみましょう。
また、2面扉で猫の出し入れがしやすいのもポイントです。


ハピネコ キャットケージ 3段ワイド

キャットタワー 据え置き型 B

スリムな形でありながら、167cmと高さも兼ね揃えたキャットタワーです。
最上階にあるベッドや隠れ家、おもちゃやハンモックなど、猫が好きなものがたくさん備え付けられています。
また、ファブリック生地タイプとファー生地で選ぶことができるため、用途や季節に合わせた使い方ができるでしょう。


キャットタワー 据え置き型 B

猫ケージ 超大型 3段

特大サイズの、猫用ケージです。
ケージの中に食器やベッド、トイレなどを設置しても窮屈に感じることがないほどの広さです。
長い間猫を入れるのはストレスになるかもしれませんが、一時的に数匹の猫を入れておく場所としてはぴったりでしょう。


猫ケージ 超大型 3段

キャットタワーStadium Sクラスモデル ファブリック

高さ194cmの、大型キャットタワーです。
かなりの幅もあるため、多頭飼いの猫が数匹乗っても安定感があります。
通気性も良く、オールシーズン使用できるのもポイントです。


キャットタワーStadium Sクラスモデル ファブリック

猫の多頭飼いは事前準備が大切

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猫は警戒心が強く生活環境の変化に敏感な動物なので、多頭飼いをする時は事前にきちんと準備をする必要があります。
事前準備をせずに新たな猫を迎え入れてしまうと、猫同士のトラブルに発展する原因になるでしょう。
猫の多頭飼いを失敗しないコツとしては、猫の縄張りを意識して飼うことです。
トイレやキャットタワーを複数設置して、それぞれの猫の距離感を一定に保つことができるでしょう。

参考サイト
タンスのゲン(参照日:2023-09-15)
https://item.rakuten.co.jp/tansu/24610051a/

LogiLife(参照日:2023-09-15)
https://item.rakuten.co.jp/logibondplus/jab2p6b/

nagaipet(参照日:2023-09-15)
https://item.rakuten.co.jp/nagaipet/abl0031-xl/

Liv House(参照日:2023-09-15)
https://item.rakuten.co.jp/neolead/nl-fpjer03/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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