犬が抱っこを嫌がるのはなぜ?理由や対処方法を解説

犬によっては、抱っこが嫌いなこともあるでしょう。
「愛犬を抱っこしたい」と考えていても、無理やり抱っこをするのはストレスにもなるため、おすすめできません。
この記事では、犬が抱っこを嫌がる理由や対処方法を解説します。 2023年08月18日作成

  • 犬のカテゴリ - 犬と暮らす犬のカテゴリ - 犬と暮らす
  • VIEW:4,373

犬が抱っこを嫌がる理由とは?

出典:https://www.shutterstock.com/

まずは本題である、犬が抱っこを嫌がる理由について解説します。
犬が抱っこを嫌がるのは、飼い主が原因のこともあるでしょう。

身体を触られるのが苦手

犬によっては、そもそも身体を触られることが苦手だと感じることもあるでしょう。
これは、子犬の頃にきちんとスキンシップできなかったことが原因です。
社会化を学ぶべき子犬期に、長時間の留守番などひとりで過ごすことが多かった犬は、人と接する機会が少ないまま成長してしまいます。
そうすると、触られること自体を嫌がるようになり、抱っこをされると暴れたり大きなストレスを抱えたりするのです。

飼い主の抱き方が間違っている

もしかしたら、飼い主の抱き方が間違っており犬が抱っこを嫌がっているのかもしれません。
特に小型犬は、自分よりも身体の大きな人間に覆いかぶさるように抱っこをされたら、恐怖を感じてしまいます。
飼い主の抱き方が間違っている場合は、正しい抱き方にすることで犬は大人しく抱っこされてくれるでしょう。

過去のトラウマ

犬は、過去のトラウマにより抱っこをされることを嫌がることがあります。
犬は頭の良い動物なので、一度経験した嫌なことはなかなか忘れられません。
飼い主に抱っこをされたまま動物病院に連れて行かれたり、そのままペットホテルに預けられたりと、犬にとって嫌なことと飼い主による抱っこが紐づいてしまうと、「また動物病院に連れて行かれるかもしれない」と、抱っこを嫌がるようになるでしょう。

身体に痛みを感じるから

犬が抱っこを嫌がるのは、怪我や病気が原因かもしれません。
怪我や病気により身体のどこかに痛みを感じていると、飼い主に抱っこされることでさらに痛みが増します。
身体に痛みを生じる病気としては、椎間板ヘルニアや関節炎などが挙げられます。

犬が抱っこを嫌がる時の対処方法

出典:https://www.shutterstock.com/

次に、犬が抱っこを嫌がる時の対処方法をご説明します。
無理やり抱っこをするのはもちろんいけませんが、犬が抱っこ好きになるように工夫をしましょう。

犬の身体を触って少しずつ慣れさせる

身体を触られることを嫌がる犬をいきなり抱っこしてしまうと、大きなストレスになります。
そのため、まずは犬の身体を優しく撫でてあげて、触られることに慣れてもらいましょう。
頭や首元、背中を撫でるのに慣れてきたら、徐々にお腹や手足などの急所も優しく触っていきます。
少しずつ慣れさせることで、触られることに抵抗を感じなくなっていくはずです。

正しい抱っこをする

犬が安心するように、正しい抱っこの仕方を覚えましょう。
犬の正面に立って抱っこをするのは避けて、横や後ろから抱っこをします。
小型犬の場合は、前足の間に手を入れてお腹を支えましょう。
そして、もう片方の手でお尻を包むように抱っこをして、飼い主の身体にぴったりとくっつけてあげます。
また、中型犬や大型犬の場合は、犬の脇から片手を回して抱えるように抱っこをしましょう。
犬は骨格のつくりから、人間のように抱っこをすると身体に負担がかかってしまいます。
そのため、犬を抱っこする際は背中に負担がかからないように、腰と胴体を水平にするように抱っこしましょう。

抱っこしながらおやつを与える

犬が抱っこに苦手意識を持たないように、抱っこしながらおやつを与えると良いでしょう。
犬におやつを与えることで、「飼い主に抱っこされたらおやつがもらえる」と学習するはずです。
また、抱っこから下ろしたときにも、おやつを与えて抱っこに対して良いイメージのまま終えることをおすすめします。

おすすめの抱っこ紐(ペットスリング)4選

出典:https://www.shutterstock.com

犬を抱っこする時は、ペットスリングを呼ばれる抱っこ紐を使用するのもおすすめです。
最後に、犬を無理のない姿勢にできるおすすめの抱っこ紐をご紹介します。

snowdrop オリジナル ドッグ スリング

肩紐の幅が広く作られているため、飼い主の身体の負担が少ない抱っこ紐です。
重さ10kgまでの犬に使用できて、抱っこ紐自体も軽いのが特徴です。
さまざまなカラーが用意されているため、好みのデザインのものを選びましょう。


snowdrop オリジナル ドッグ スリング

ペット用抱っこひも キャリーバッグ

おんぶと抱っこの両方に対応した、抱っこ紐です。
通気性に優れているため、暑い時期でも使いやすいでしょう。
また、犬用おやつが収納できるポケットもついています。


ペット用抱っこひも キャリーバッグ

ペット用 抱っことおんぶ兼用バッグ

丈夫でしっかりとした作りの、抱っこ紐です。
お腹まわりの長さは調節できるため、太めの犬でも問題なく抱っこできるでしょう。
また、抱っことおんぶの2way仕様になっているのも、嬉しいポイントです。


ペット用 抱っことおんぶ兼用バッグ

4LazyLegs スリングバッグ

肩紐は分厚いパッドを採用しているため、長時間使用しても肩が痛くなりにくいでしょう。
また、シンプルで使いやすいデザインも特徴です。
万が一の時に犬が逃げ出してしまわないように、飛び出し防止フックも付いています。


4LazyLegs スリングバッグ

犬の抱っこは慣れさせることから始めよう

https://www.shutterstock.com/

犬が抱っこを嫌がる理由としては、そもそも身体に触られることに慣れていなかったり、飼い主の抱っこの仕方が間違っていたりすることが挙げられます。
もしも犬が抱っこを嫌がるようであれば、優しく身体を撫でてあげて、身体を触られることに慣れさせる必要があるでしょう。
また、犬にとって抱っこが良いことだと学習してもらうために、抱っこをしながら犬用おやつを与えるのもおすすめです。
今回ご紹介した抱っこ紐を利用しながら、愛犬が抱っこ好きになるようにさまざまな工夫をしましょう。

参考サイト
snowdropPlus(参照日:2023-06-14)
https://item.rakuten.co.jp/snowdrop/da017/

ガリペット(参照日:2023-06-14)
https://item.rakuten.co.jp/galipette/a0082/

JS U.S.A(参照日:2023-06-14)
https://item.rakuten.co.jp/jsusa/ra88502_ra93806/

Inuya(参照日:2023-06-14)
https://item.rakuten.co.jp/inuya/db-101/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

オススメ

新着記事