ハムスターに与える水は水道水で大丈夫？水を交換する頻度は？

日本の水道水は綺麗に浄水・殺菌処理されており、塩素の量も法律等で定められています。人が飲んでも安全で、おいしく頂けるものとなっています。犬や猫、もちろんハムスターにもおすすめです。

また、日本の多くの地域の水道水は軟水で、ミネラルの含有量が少なくなっています。ペットには軟水が向いているため、水道水はハムスターにとっても最適であるという事ですね。

健康を気遣うためにミネラルウォーターを飲む人も多いですが、ペットには水道水の方が良いという意見があります。
国内のミネラルウォーターは軟水のものが多く、海外のミネラルウォーターは硬水のものが多いです。硬水にはマグネシウムやカルシウムが多く含まれていますが、ペットにとっては負担になる可能性があります。
ハムスターにとっては、水道水の方が良いとされています。なぜなら、ミネラルウォーターは殺菌処理がされていない場合があるため、雑菌繁殖のリスクがあるからです。

水は餌とは違い、一度に飲み切れるものではありません。容器に多めに入れておき、いつでも自由に飲めるようにしておく必要があります。

しかし、入れたまま放置してはいけません。細菌が繁殖し、食中毒になってしまう危険性があります。では、どれくらいの頻度で交換するのがいいのでしょうか。

水道水には身体に影響がない程度の塩素が含まれており、食中毒の原因になる細菌の繁殖を防ぐ効果があります。常温の場合、置いておくだけなら3日程度は殺菌効果が持続するでしょう。ハムスターが口をつける給水器に入れた場合でも、1日1回の交換で十分です。

夏場は水が悪くなりやすいため、朝と夕方の2回交換すると安心でしょう。逆に冬場の寒い部屋にある場合は、2日に1回程度でも大丈夫です。

ミネラルウォーターや浄水器の水の場合、塩素が入っておらず殺菌効果がありません。水道水よりも雑菌が繁殖しやすいため、水の交換頻度を高くしましょう。毎日交換するのはもちろんのこと、1日に3～4回は交換すると安心です。

細菌を含んだ水は食中毒を引き起こし、下痢になってしまうことがあります。ハムスターにとって下痢は命に関わる可能性のある症状のため、水の交換には特に気を付けてあげてくださいね。

水は基本的に毎日交換し、入れ替える際に給水器もお手入れしましょう。給水器本体とボトル、ノズルもしっかりと水道水ですすいでください。ときどき哺乳瓶用の除菌剤で消毒・殺菌してあげると、より清潔に使えるでしょう。

吸盤付きの給水器で、ハムスターを水槽やケースで飼っている人におすすめです。吸盤には噛じられないようにカバーが付いています。水を交換する際はボトル部分だけを外すことができます。交換用の吸盤も販売しているため、吸着力が弱くなってきても吸盤だけを変えることができます。

ケージにフィットするように設計されたボトルです。小さめの容器のため、かさばらず省スペースです。取り付け、取り外しも簡単で、一度セットすればワンタッチで水の交換や掃除ができるようになります。透明の容器にグリーンのワンポイントが清潔感のあるデザインです。

吊り下げと固定の2パターンで設置できる給水器です。ケースタイプには吊り下げて、ケージタイプには固定して使うことが可能です。飼育小屋のタイプを気にする必要がないのは嬉しいですね。透明でシンプルなデザインは、中の水の量が確認しやすくなっています。

市販のペットボトルをウォーターボトルとして使用することができるグッズです。取り付ける場所や高さは自由に調節することが可能です。いつも新しいボトルが使用できるため、清潔な状態をキープできます。

ボトルキャッチャー付きの給水器です。しっかりとケージに固定することができ、ボトルへのいたずら防止にもなります。ノズルの先には2個のステンレスボールが内蔵されており、安定して水を供給することが可能です。

水道水は衛生面や成分的にもハムスターにとってピッタリです。常に清潔な水が飲めるよう、給水器の水は毎日交換してあげてくださいね。給水器にもさまざまなタイプがあり、使っている飼育容器によって使えるものと使えないものがあります。
また、設置の方法やボトルの大きさもそれぞれ異なるため、使用している容器や飼育方法に合わせたものを選びましょう。