フクロモモンガのケージの種類
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フクロモモンガのケージには、大きく分けて2種類あります。
まずは、フクロモモンガのケージの種類と、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
アクリル製
フクロモモンガのケージの2種類のうちのひとつが、アクリル製です。
アクリル製のケージの特徴としては、密閉されている点が挙げられます。
密閉しているため、温度管理がしやすいというメリットがあります。
また、床材や食べかすなどが外に出ることがなく、室内が汚れる心配も少ないでしょう。
デメリットとしては、ケージの上り下りがしにくい点が挙げられます。
フクロモモンガは木に登って生活をする動物なので、ケージの中でも上り下りができないのはストレスに感じてしまうでしょう。
そして、温度管理がしやすいというメリットの反面、通気性が悪いというデメリットもあります。
通気性が悪いということは、ケージ内の湿度やにおいがこもり、不衛生になる可能性が考えられます。
ちなみに、アクリル製のケージは見映えが良いですが、価格が高いというデメリットもあるでしょう。
アクリル製ではなく、ガラス製の場合もあります。
ステンレス製
小動物のケージとして使用されることの多いステンレス製のケージは、通気性の良さがメリットとして挙げられます。
通気性が良いため、ケージ内に湿気やにおいがこもることはないでしょう。
しかし、通気性の良さから温度管理が難しい点には注意が必要です。
南半球に生息するフクロモモンガにとって、ケージ内の温度管理ができないという点は、大きなデメリットになるはずです。
また、アクリル製のケージと違い、金網に捕まってケージ内をよじ登ることもできます。
そのため、ケージの上り下りが好きなフクロモモンガにとっては、動き回りやすいでしょう。
フクロモモンガのケージを選ぶ際のポイント
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小さな身体ながら運動量が豊富なフクロモモンガは、適切なケージで飼育をしなければなりません。
次に、フクロモモンガのケージを選ぶ際のポイントをご説明します。
種類で選ぶ
フクロモモンガのケージを選ぶ際は、はじめにアクリル製かステンレス製かどちらにするか決めましょう。
先述したように、アクリル製とステンレス製はどちらもメリットとデメリットがあります。
正解はありませんが、現在住んでいる部屋に設置するとして、フクロモモンガが住みやすいケージはどちらなのかを考えてみましょう。
常に室内に家族の誰かがいて暖かい室温を保てるのであれば、通気性の良いステンレス製でも構いませんが、家を空けることの多い人は温度管理がしやすいアクリル製を選ぶことをおすすめします。
大きさを優先する
フクロモモンガは、とても運動量が豊富な動物です。
そのため、ケージ内でも十分に動き回れる広さを確保しなければなりません。
飼い主が「これは大きすぎるのでは?」と感じるくらいが、フクロモモンガのちょうど良いケージの広さといえます。
金具が汚れにくいものを選ぶ
フクロモモンガは、マーキングの意味でケージの外におしっこをします。
そのため、通常の鉄製のケージではすぐにサビてしまうでしょう。
ケージの金具のサビを防ぐには、金具がサビ防止のコーティングをされているものを選ぶことをおすすめします。
また、アクリル製のケージであればケージ外へのマーキングを予防することができるでしょう。
脱走の心配が少ないものを選ぶ
運動量が豊富なフクロモモンガは、ケージの扉を開けて脱走してしまう可能性があります。
そのため、ケージの扉に重りやバネなどが付いている、脱走の可能性が低いものを選ぶと良いでしょう。
フクロモモンガにおすすめのケージ4選
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最後に、フクロモモンガにおすすめのケージをご紹介します。
これらのケージを使用して、フクロモモンガが快適に過ごせるようにしましょう。
GEX アクリルルーム390High-2
アクリル製の、フクロモモンガ用のケージです。
天面のメッシュパネルにペットヒーターが設置できたり、掃除しやすい引き出しトレイが付いていたりなど、使い勝手抜群です。
ウォーターボトルは低い位置にも設置できるため、ベビーにも使用できるでしょう。
三晃商会 フクロモモンガのおうちセット
アクリル製のケージや床材、ウォーターボトルやハウスなどがセットになった商品です。
ガラス製のケージは、しっかりと安定感があります。
天面にコード用の穴があるため、ペット用ヒーターやライトを設置することも可能です。
三晃商会 イージーホーム37ハイ
幅が37cmとスリムながら、しっかりと高さのあるケージです。
食器や足場など、フクロモモンガの飼育に必要なものが揃っています。
引き出し式トレイは、フクロモモンガのマーキングを予防して、掃除もしやすいでしょう。
HOEI 35快適ロングハウス
全長94cmと、かなりの高さがあるケージです。
ステンレス製のケージは上り下りがしやすく、運動量が豊富なフクロモモンガも満足するでしょう。
棚アミのハシゴを仕切りに変えることができるため、掃除をする際もフクロモモンガを別のケージに移動させる手間がありません。
フクロモモンガのケージは広々としたものを選ぼう
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フクロモモンガのケージは、大きく分けてアクリル製、ステンレス製の2種類あります。
どれもメリットやデメリットがあるため、部屋の環境に合わせて選ぶと良いでしょう。
また、運動量が豊富なフクロモモンガは、高さのある広々としたケージをおすすめします。
もしも「どのケージを選んだら良いかわからない」という人は、今回ご紹介した中から選んでみてはいかがでしょうか?
charm 楽天市場店(参照日:2023-03-06)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/265431/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/300304/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/202717/
APS(参照日:2023-03-06)
https://item.rakuten.co.jp/aquapet/4963067610581/
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。