猫の爪切りができない!爪の切り方や注意点について解説

猫の爪はどんどん伸びていきます。猫が習性で行う爪とぎは爪を鋭くするためのものであり、爪を短くするには飼い主が爪切りをしてあげる必要があります。しかし、爪切りを嫌がる猫も多いです。ここでは、猫の爪切りの方法や注意点、暴れるときの対処法などをご紹介します。 2023年03月13日作成

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猫の爪切りの方法や注意点とは?

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猫の爪は徐々に伸びていく動物なので、定期的に爪切りをすることにより長さを調節する必要があります。しかし、猫によって手を触られることを嫌がる場合があります。
ここでは、猫の爪切りの方法や注意点をご紹介します。

猫の爪切りの方法

はじめに猫の爪切りの手順をご紹介します。

まずは猫を抱っこして手をぐっと押し爪を出します。爪を見てみると、根本の内側にピンク色の部分が確認できると思います。この部位には血管と神経が通っているため、傷つけてはいけません。

先端の尖っている部分から少しずつ切っていき、短くしていきましょう。爪を出すときに力を入れすぎてしまうと痛がって暴れてしまうことがあるため、力加減には気をつけましょう。

猫の爪切りのときに使用するグッズ

猫の爪切りにはペット用の爪切りを使用します。人間用の爪切りでは爪が割れてしまう可能性があるため、ペット用のものを使いましょう。
爪切りは、ハサミ型とギロチン型の2種類に大きく分かれます。ハサミ型は使い慣れている形なので、初めての方におすすめです。ギロチン型は使い慣れれば硬い爪なども切ることができます。ほかにも爪のケア用品にはニッパータイプやピコックタイプ、電動のネイルトリマーなどもあるため、飼い主さんが使いやすいものを選びましょう。

猫が嫌がる場合には、バスタオルや洗濯ネットで包んであげると猫が落ち着くため、用意しておきましょう。

また、誤って爪を深く切ってしまい、出血したときのために止血するための清潔なガーゼも準備しておくと安心でしょう。

猫の爪切りの頻度は?

猫の爪切りの頻度は3週間~1ヶ月に1回程度で問題ありません。猫の爪が伸び過ぎていないか、日頃からこまめに観察することが大切です。

シニア猫の場合は動くことが億劫になり、爪とぎの頻度も減ります。そうすると古い爪がいつまでも残り、どんどん太く硬くなってしまいます。そのため、成猫のころよりもこまめに爪切りをして、ケアをしてあげる必要があるでしょう。頻度としては2週間に1回程度がおすすめです。

猫が暴れてしまうときの対処法とは?

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爪切りは猫にとって必要なものですが、暴れてしまうと切ることもできません。ときにはパニックになってしまい、爪切りどころではなくなってしまうこともあるでしょう。
ここでは、猫が暴れてしまうときの対処法をご紹介します。

バスタオルやネットで包む

猫は身体をすっぽり包まれると落ち着いてくれます。猫の身体全体が覆えるようなバスタオルや洗濯用のネットで、優しく包んであげて、落ち着いてるうちに爪切りをしていきましょう。

ご褒美を与える

手を触って爪を切らせてくれたら、おやつなどのご褒美を与えるようにしましょう。爪切りの度にご褒美おやつを与えることで、「爪切り=おやつがもらえる」と認識し、それ以降の爪切りにも素直に応じてくれるようになってくれるかもしれません。

手を触られることに慣れさせる

普段からできることとして、手を触ることに慣れさせておくことも有効でしょう。猫によっては手足を触られることに慣れておらず、爪切りで肉球を押されるとびっくりしてしまうことがあります。爪の状態の確認も兼ねて、日常的に手足を優しく触ることで、徐々に手足に触られることに慣れてもらうことで、爪切りもスムーズに行えるかもしれません。

どうしても暴れる場合は……

猫が爪切りをどうしても嫌がってしまう場合は、爪切りを一旦中止しましょう。嫌がって暴れることで、引っ掻かれたり噛まれたりする可能性があります。時間をおいて猫が落ち着いてきたら、再度チャレンジしてみましょう。
無理にやろうとすると、猫も飼い主もお互いがケガをしてしまう危険性もあるため、猫のペースに合わせながら根気よく続けていくことが大切です。

また、あまりにも暴れて手が付けられないようであれば、プロのペットトリマーや獣医の方にお願いすることも検討しましょう。一人ではどうすることもできない場合もあるため、そのようなときには専門家に任せることも選択肢の一つでしょう。

おすすめのペット用爪切りをご紹介

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猫の爪を人間用の爪切りで切ろうとすると、猫が痛がったり爪が割れてしまう可能性があります。猫の爪切りには、ペット用の爪切りを使用してください。
ここからは、おすすめのペット用の爪切りをご紹介します。

ペット用爪切り ギロチンタイプ

ギロチンタイプのペット用爪切りです。重量も軽くて握りやすく、猫の爪も切りやすいです。穴に爪を入れて握るだけで簡単に爪切りすることができます。


ペット用爪切り ギロチンタイプ

すこやかネイルトリマー Zan

工具職人がキレ味の良さを追求した、ペット用爪切りです。爪切りのネジを回すだけで切れ味の調節ができます。爪切りのバネは耐久テスト済みになっているため、安心して長期間使用することが可能です。


すこやかネイルトリマー Zan

ライト付き ペット用爪切り

ライト付きのペット用爪切りです。ライトで爪を明るくし爪の血管もしっかり見ることができます。ハサミは握りやすく手にしっかりフィットするような形状になっています。


ライト付き ペット用爪切り

猫壱 ストレスなくスパッと切れる猫用爪切り

スパッと切ることができるハサミ型の爪切りです。テコの原理で簡単に爪を切ることができます。ハンドル部分は使用中に手が滑らないよう考慮された設計となっており、右手でも左手でも使いやすいように左右対称形状となっています。


猫壱 ストレスなくスパッと切れる猫用爪切り

あまりにも暴れるときはプロに相談を

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ここでは、猫の爪切りの方法や注意点、暴れるときの対処法を解説しました。猫が暴れてしまいどうしても爪切りができない場合は、バスタオルや洗濯ネットなどで猫を包み、猫の手だけを出して爪切りを行うことがおすすめです。もし、自宅で行うことが難しい場合は、動物病院やペットサロンに爪切りをお願いしてみましょう。

参考サイト
・便利雑貨ショップ umiwo (参照日:2023-02-08)
https://item.rakuten.co.jp/umiwo/0181/

・にっぽん津々浦々 (参照日:2023-02-08)
https://item.rakuten.co.jp/tsutsu-uraura/zan-002/

・Trade-ABC 楽天市場店 (参照日:2023-02-08)
https://item.rakuten.co.jp/trade-abc/014-k010-n02/

・Pay Off Store (参照日:2023-02-08)
https://item.rakuten.co.jp/payoff/pk14219/

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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