猫はどのくらい長く留守番をできる？留守番させる際の注意点と必要なグッズ5選

猫はもともと単独行動をする動物で、1日の半分を寝て過ごします。ですので、飼い主がいない状況でも寂しがることもなく1〜2日くらいなら平然と過ごせるのです。

逆に環境の変化に敏感なので、よほど慣れている場所でない限りどこかに預けることはストレスを与えてしまいます。ですが、最近では「分離不安症」といった飼い主と常に一緒にいたいと思う猫も増えているようです。

このような性格の猫の場合は、長時間留守番させることは難しいでしょう。他にも離乳食を与えているようなお世話が必要な子猫も、できるだけそばにいてあげる必要があります。

猫を留守番させるときは1〜2日くらいを目安にしましょう。旅行や出張などで2〜3日ほど留守番させる時には、水や餌に加えトイレの数を増やすなどの対策が必要です。

最初から長時間留守番させるのではなく、徐々に留守番時間を増やしていくといいですね。それ以上家を空けるときは、知人やペットホテルに預けることをおすすめします。

猫が快適に留守番できるように環境を整えてあげることはとても大切です。

まず水や餌を十分に用意しましょう。水は、一箇所ではなく何箇所か設置してあげることで、猫があやまってこぼしてしまっても飲み水を確保することができます。

夏場は特に水をたくさん飲むので、少し多めに用意するといいですね。餌は、ドライフードの方が傷みにくいため、置き餌に向いています。

自動餌やり器を導入すると、食べ過ぎを防ぐことができますよ。猫の習性を利用して、おもちゃの中に餌を入れて置いて、遊びながら餌を食べられるようにするのもおすすめです。

猫はトイレが汚れると排泄を我慢したり、トイレ以外のところで排泄してしまいます。トイレトラブルは、お留守番の時に大変起こりやすいこととしてもあげられています。

それを防ぐためにもトイレをきれいにしてあげたり、トイレの数を増やしてあげましょう。

猫用のトイレをわざわざ買う必要はなく衣装ケースなどの大きな入れ物があれば、それをトイレとして使っても問題ありません。

夏や冬はエアコンをつけて室内の気温を適温に保つようにしましょう。猫によって違いはありますが、25℃前後が適温とされています。

猫は人間より暑がりだと言われているので、夏場は特に気温設定に気を付けてあげるようにしましょう。冬は安全性を考えてヒーターよりもエアコンを使うといいですよ。

留守番中に猫がイタズラをしないように不要なものは手が届かないところにしまっておくようにしましょう。

例えば、猫が誤飲してしまうようなものは、猫の命を守るためにも確実にしまっておくようにしましょう。ティッシュやクッションなどもイタズラされやすいので注意が必要です。

さらにテレビやエアコンのリモコンも出しっぱなしにするのは危険です。猫がうっかりとリモコンのスイッチを押してしまい、テレビが大音量を響かせてしまったり、夏場にエアコンが消えてしまう恐れがあります。

さらにコードをかじる癖がある猫は、コードにカバーをかぶせたりして、猫の安全を確保してあげましょう。

留守番中に猫が退屈してしまうとストレスが溜まってしまいます。それを防ぐためにもキャットタワーやおもちゃを用意してあげましょう。

特に若い猫は体力が有り余っているので、好きなおもちゃを複数用意してあげるといいかもしれません。

多頭飼いの場合は猫同士で遊ぶことも考えられますが、喧嘩する可能性もあるので、心配な場合はケージの中に別々に入れて置いた方が安心かもしれません。

3つのレールボールとクルクル回るトップボールがついたおもちゃです。ボールがレールから飛び出すことがなく、猫が少し荒っぽく使っても安心して遊ぶことができます。
見た目も可愛くてリビングに置いてもおしゃれに見えますよ。トップに猫じゃらしを設置することもできるので、さらに猫の好奇心をくずぐることができます。

本体から放たれる赤いレザーに猫は夢中になって遊び続けます。
レザーは高速モードと低速モードの2種類から選ぶことができ、角度調節も可能なので、子猫から成猫までどんな猫でも楽しく遊ぶことができますよ。さらに自動タイミング機能で設定した時間ごとに自動でレーザーを放ってくれるので、お留守番中の運動不足を解決してくれます。電源は、乾電池かUSB電源から選ぶことができるので使う場所を選びません。

おやつボールは遊びながら餌を食べることができるます。食べ過ぎを防ぐだけでなく、お留守番中の運動不足解消にぴったりです。こちらのおやつボールは餌が出る量を調節することができるので、猫に合わせて適量の餌を与えることができます。
たまご型なので、転がり続けることがなく起き上がるので安全に遊ぶことができますよ。さらに分解して洗うこともできるので衛生的に使うことができます。

長時間家を空けるときに便利なのが自動餌器です。時間の設定はもちろん、餌の量も5gずつ20段階で設定できるのが嬉しいポイントです。ドライフードしか使用することができませんが、猫がお腹を空かせて留守番することがないので重宝しますよ。

お留守番の時にだけ使うつもりが、あまりにも便利なため普段も使っている方も多いようです。ただし、餌の補充を忘れると大変なことになるので、こまめにチェックしてあげましょう。

留守番させるのがとにかく心配だという方におすすめなのが、室内を監視することができる防犯カメラです。
wi-fiを使用してスマートフォンやパソコンなどに接続することで、どこにいても猫の様子を確認することができるとても便利なアイテムなのです。さらにスピーカー、マイク機能を搭載しているため話しかけることも可能です。このカメラがあれば、心置きなく外出を楽しむことができますね。

犬と違い環境を整えてあげれば、猫は長時間でも留守番することができます。そのためには、餌や水、気温以外にも1匹でも快適に過ごしてもらえるように、おもちゃを充実させてあげることが大切です。飼い主も猫も楽しく過ごせる工夫をしていきましょう。