猫に留守番をさせるときにケージに入れるのは効果的?注意点を解説

猫に留守番をさせるときに、イタズラや脱走を予防するためにケージに入れる人もいるかもしれません。
それは、本当に効果的なのでしょうか?
この記事では、猫に留守番をさせるときにケージに入れる際の注意点を解説します。 2024年07月08日作成

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猫に留守番をさせるときにケージに入れるメリットとデメリット

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まずは、猫に留守番をさせるときにケージに入れるメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリットはもちろん、デメリットや起こりうるトラブルなども理解した上で、留守番時に猫をケージに入れるかどうか検討する必要があります。

誤飲やイタズラを予防することができる

猫は好奇心旺盛な動物なので、床に落ちているものに興味を示すことがあります。
それが猫の食べてはいけないネギ類やプラスチック片などであった場合には、猫に危険が及ぶ可能性もあるでしょう。
しかし、猫をケージに入れておくことで誤飲を予防することができます。
また、飼い主の不在時に壁で爪とぎをしたり家具や家電を破壊したりするなどのイタズラも、ケージに入れることで防ぐことができるでしょう。

ケージに慣らすことができる

猫をケージに慣らしておくことは、いっしょに生活をする上でとても大切です。
万が一災害があった際には、猫といっしょに避難をしなければなりません。
しかし猫がケージに慣れていなければ、避難場所でトラブルに発展することもあるでしょう。

猫の安心する場所を確保することができる

猫が「ケージの中にいれば安全」と認識すれば、ケージの中が安心する場所になります。
来客があったり飼い主に叱られたりしたときにも、猫はケージに逃げ込んで気持ちを落ち着かせることができるでしょう。

ストレスが溜まる

猫をケージに入れて留守番をさせるデメリットは、ストレスが溜まる点でしょう。
普段は部屋を自由に移動している猫であれば、ケージで行動制限がされることはストレスになるはずです。
それが留守番で半日以上続くようであれば、猫にとっては大きなストレスでしょう。
また、若い猫であれば思い切り走ることができないのもストレスの原因です。

猫に留守番をさせるときにケージに入れる際の注意点

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次に、猫に留守番をさせるときにケージに入れる際の注意点を解説します。
これらをしっかりと守らなければ、猫と飼い主との信頼関係に溝ができてしまうこともあるでしょう。

ケージ内の環境を整える

猫をケージで留守番させる際には、ケージ内の環境を整える必要があります。
キャットフードや飲み水の設置はもちろん、トイレも清潔にしておかなければなりません。
また、温度管理にも気を付けましょう。
部屋で自由に移動できる環境であれば、猫は過ごしやすい場所へ移動しますが、ケージの中ではそうはいきません。
そのため、ケージにエアコンの風が直接当たる場所は避けて、室温を常に26~28℃前後を維持できるような環境を整えましょう。
もちろん、1日の大半を寝て過ごす猫には、快適に寝ることができるベッドも必要です。

それなりに広いものを選ぶ

特に子猫などの若い猫は、走り回ることが大好きです。
そのため、ケージはそれなりに広いものを選ぶようにしましょう。
また、高い場所への上り下りがしやすいように、高さのあるケージもおすすめです。
ただし、子猫は高い場所への上り下りが苦手なこともあるため、落ちても怪我をしないような高さのものを選ぶとよいでしょう。
最低でも、2段以上の段差があるケージがおすすめです。

長時間の留守番はさせない

猫をケージで留守番させる際は、長くても6時間程度に抑えることをおすすめします。
長時間の留守番をするときに猫が部屋を自由に動き回れないのは、大きなストレスとなるでしょう。
1日の大半をケージで過ごさせるのは、猫がケージ嫌いになってしまう原因にもなります。

飲み水に注意!

ケージ内の食器に飲み水を入れておくと、猫が誤って飲み水が入った食器をひっくり返してしまうことがあります。
そうなると、猫は水を飲めずに季節によっては熱中症などのリスクも高くなります。
そのため、ケージに飲み水を設置する際は、ケージに取り付けることができるノズルタイプのものを選ぶとよいでしょう。

ケージに入れず、放し飼いで留守番させる場合の注意点

子猫は、ケージに入れて留守番した方がけがや事故などのリスクを下げることができます。しかし、どうしてもケージに慣れない、ストレスを感じている、という場合には、無理にケージに入れず放し飼いによる留守番も検討しましょう。1泊2日くらいであれば問題ないとされています。ただし、放し飼いの場合には、ケージに入れるよりも注意する点は多くなります。

水とトイレを複数設置することや、不要なものの片付け、倒れやすいものや、壊れやすいものは猫が入らない場所に収納しておきましょう。戸締りを確実に行い、家の中でも入ってほしくない部屋は戸締りを徹底します。おもちゃやキャットタワーを準備し、退屈しないよう快適な環境を整えましょう。

おすすめの猫用ケージ4選

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最後に、おすすめの猫用ケージをご紹介します。
「たくさんの種類があって、どれを選べばよいかわからない」という人は、購入時の参考にしてみてはいかがでしょうか?

トイレ付きキャットケージ にゃん箱1号

2段タイプのケージであまり広さはありませんが、このケージの一番の特徴は底部にあります。
一見すると、ケージ内にかならず設置しなければいけない猫用トイレが見当たりません。
このケージは、なんと底部にトイレが備え付けられてあります。
このケージであればトイレを追加で購入する必要がないですし、トイレ掃除も楽にすることができる点が人気です。


トイレ付きキャットケージ にゃん箱1号

キャットケージ PEC-903

高さ178cmで3段タイプの、広さがあるケージです。
3段あれば猫用ベッドやおもちゃなどを置くスペースが広くなるため、猫もゆったりと過ごすことができます。
また、底部にはキャスターが付いており、移動も簡単にすることが可能です。


キャットケージ PEC-903

ミニキャットケージ PMCC-115

そこまで広くはないケージのため、子猫をケージに入れる際に使用するとよいでしょう。
2段タイプでそれなりの運動をすることができますし、子猫であればこれだけの広さがあればストレスになることもないはずです。
シンプルなデザインは、どんな部屋にも馴染むでしょう。


ミニキャットケージ PMCC-115

キャットランドケージ ワイド PCLC-903

ケージの中にキャットタワーを備え付けることで、ケージの安心感とキャットタワーの面白さを組み合わせています。
4段タイプでそれなりの高さがありますが、段差が緩やかになっているためシニア猫でも問題なく昇り降りすることができるでしょう。
爪とぎポールが備え付けられてあるため、猫は爪とぎでストレス解消をすることもできます。


キャットランドケージ ワイド PCLC-903

猫を留守番させるときには、なるべく短時間で!

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猫に留守番をさせるときにケージに長時間入れておくことは、猫のストレスになります。
また、運動不足にもなるためケージ内で長時間の留守番をさせるのはあまりおすすめできません。
もしも猫にケージで留守番をさせたい場合には、ある程度の広さを確保したものを準備し、ケージ内の環境もしっかり整えてあげましょう。

参考サイト

Liv House(参照日:2021-08-31)
https://item.rakuten.co.jp/neolead/nl-ckg2/

キャットランド(参照日:2021-08-31)
https://item.rakuten.co.jp/cat-land/i332157/
https://item.rakuten.co.jp/cat-land/251639/

Pet館(参照日:2021-08-31)
https://item.rakuten.co.jp/dog-kan/227937/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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