愛犬は散歩が嫌い?散歩に行きたがらない理由や対処法をご紹介

犬は散歩が大好きというイメージの強い動物ですよね。実際散歩に連れ出すことで体を鍛えることができるためできるだけ散歩はしたほうがいいですが、犬が嫌がってしまってはどうしようもないですよね。ここでは、犬が散歩を嫌がる理由や対処法についてご紹介します。 2022年09月30日作成

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犬が散歩を嫌がる理由とは?

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犬にとって散歩は運動不足解消やリフレッシュのためにとても大切な時間です。
しかし、犬が散歩を嫌がってしまうと体を動かす機会も減ってしまうため困ってしまいますよね。
ここでは、犬が散歩を嫌がる理由についてご紹介します。

体を動かしたくない

その犬の性格によって、散歩や体を動かすことが大好きな犬もいれば、あまり体を動かすことが好きではない犬もいます。

単純に健康だけれども体を動かしたくない場合であれば、散歩に行くことは楽しいことだと認識させてあげる必要があります。例えば散歩中に「お座り」や「待て」などのトレーニングを取り入れご褒美を与えるなどです。散歩に行くとおやつをもらえると認識することで散歩を好きになることがあります。

外が怖い

犬は外で怖い思いをしたときや、外の世界を知らないまま大きくなったときは、散歩に行くことを嫌がります。

怖い思いをしてしまったときは、散歩がストレスになっている可能性が高いため、散歩ではなくドッグランや別の場所で体を動かすことがおすすめです。怖い思いをした場所は避けて、別の場所を散歩コースにしましょう。

外の世界を知らないまま大きくなったときは、怖い場所ではないと認識させることが大切です。こまめにおやつを与えてみたり、犬が好きなことをして遊ばせてあげてみましょう。

病気により歩くことが辛い

犬は、体調を崩しているから体を動かしたくないのかもしれません。
手術後や何らかの病気を患っているときは、体を動かさずに体力を回復することが大切です。体調不良の場合は無理に散歩に連れ出さず、動物病院を受診することをおすすめします。

病気により歩くことが辛いときは無理に歩かせることで病状を悪化させてしまう可能性があります。元気や食欲、排泄物の様子、歩行状態などを確認して動物病院を受診することをおすすめします。

考えられる病気とは?

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犬が散歩を嫌がるのはワガママによることもあります。
しかし、病気により身体を動かすことができないというケースもあるため、犬の様子を観察することが大切です。
では犬が散歩を嫌がる場合、どんな病気が隠れている可能性があるのでしょうか。
ここでは、考えられる病気についてご紹介します。

骨・関節疾患

骨や関節に何らかの異常があるときには、歩行が不自然になったり、体を触ると痛がるなどの症状がみられます。

犬のかかる病気には、関節炎、膝蓋骨脱臼、股関節形成不全、椎間板ヘルニアなどがあります。
これらの病気は安静にしているだけでは症状が改善しないため、早めに動物病院を受診することが大切です。

心疾患

心疾患では、体を動かすことが億劫になり、運動していないにもかかわらず呼吸が荒くなります。また、咳や舌や歯茎の色が紫色になる「チアノーゼ」という症状も見られるようになります。

心疾患は薬で治療を行うことが多くあります。根本的な治療法としては外科治療がありますが、費用が高額であることや臓器移植しか方法がないケースもあります。

できるだけ早く病気を見つけ、病期の進行を遅らせるためしっかり治療を受けることが望ましいです。

呼吸器疾患

呼吸器疾患では、安静状態でも息苦しくなり、鼻水・くしゃみ・咳などの症状がみられます。口を開けて息をしないと苦しい状態になり、嘔吐などもみられることがあります。

呼吸器疾患は放置すると呼吸困難になることもあるため、早めに治療を行うことが望ましいです。

犬が散歩を嫌がるときの対処法

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犬が散歩を嫌がる時はさまざまな原因が考えられます。
原因が何にせよ、犬が散歩に行ってくれないと肥満にもなりやすくなるため、健康を維持することが難しくなってしまいます。
ここでは、犬が散歩を嫌がるときの対処法についてご紹介します。

犬の体調を確認する

犬が散歩を嫌がるときは、ます犬の体調を確認しましょう。
犬のワガママである場合や精神面で散歩に行きたがらないときは、体調には問題ない状態でも、病気が隠れている場合は早めに動物病院に行くことが望ましいです。

犬の元気や食欲、排泄物の状態、歩行状態、口の中の色などを確認しましょう。
異常がみられない場合でも、心配なときは動物病院を受診してみることがおすすめです。

犬が怖がらない場所で歩かせる

散歩中に怖い思いをした場合は、その場所を避けて異なる場所で散歩に連れ出しましょう。
犬が怖がって歩けないのであれば、おやつや犬が好きなおもちゃなどを与えて犬のテンションを上げましょう。

必要に応じて動物病院を受診する

「いつもは散歩が大好きなのに行きたがらない」
「ずっと暗い場所にいる」
このように、いつもと異なる様子が見られるときは、何らかの病気が隠れている可能性もあります。

もちろん、ただの「気のせい」で済んでしまうこともあります。しかし、何らかの病気が隠れていた場合発見が遅れてしまう可能性もあるため、犬の様子で気になることがある場合、まず動物病院に相談することがおすすめです。

犬の様子を見ながら連れ出そう

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ここでは、犬が散歩を嫌がる理由や対処法についてご紹介しました。
散歩を嫌がる理由はさまざまです。病気から歩くことが辛いという可能性もあります。
犬は言葉を発することができません。そのため、飼い主が犬の様子を観察し、何が原因で散歩に行かないのか見極めましょう。
原因がわからないときは動物病院を受診することもおすすめです。

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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