犬の車酔いの症状
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まずは、犬の車酔いの症状をご説明します。
愛犬にこれらの症状が見られたら、運転を中止して休憩することをおすすめします。
大量のよだれ・嘔吐
犬の車酔いも人間と同じように、大量のよだれや嘔吐をします。
よだれがいつもより少し多いくらいであれば気が付かないかもしれませんが、ドライブ中に犬が嘔吐をしたのであれば、車酔いが原因といえるでしょう。
また、鼻水や身体の震えも、犬の車酔いの症状として挙げられます。
下痢・元気がなくなる
嘔吐をした時点で犬の車酔いは重度であるといえますが、ほかにも下痢や元気がなくなるなどの症状があります。
いつもは元気な犬が、ドライブ中にぐったりとしている場合は、車酔いを疑う必要があるでしょう。
車酔いで命にかかわることはないですが、犬にとっては辛い症状なので、休憩をしながらドライブすることをおすすめします。
熱中症と間違えないように!
犬の車酔いは、熱中症に近い症状が見られます。
そのため、実際は熱中症を発症しているにもかかわらず、車酔いと勝手に解釈して犬を危険に晒すことがあるでしょう。
特に暑い時期のドライブは犬の熱中症リスクは高くなるため、症状に注意をする必要があります。
犬の車酔いの対策方法
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次に、犬の車酔いの対策方法をご紹介します。
愛犬と楽しくドライブができるように、可能な限りの対策をしましょう。
ドライブ前の食事を避ける
犬を車に乗せるときは、事前に食事を済ませておきましょう。
可能であれば、ドライブの3時間前には食事を済ませておきたいところです。
過度な空腹や満腹は車酔いに繋がりやすいため、食事の時間は考慮しましょう。
酔い止め薬を飲ませる
動物病院へ行けば、車の酔い止め薬を処方してくれます。
服用に関しては獣医師の指示に従う必要がありますが、事前に酔い止め薬を飲むことで車酔いの対策に繋がるでしょう。
当然ながら、人間用の酔い止め薬は犬の身体に合わないことが考えられるため、与えてはいけません。
事前に運動をして疲れさせる
犬が車内で寝ることができるように、事前に散歩などで思い切り運動をさせると良いでしょう。
どれだけ車酔いをしやすい犬でも、車内で寝てしまえば車酔いの心配はありません。
車内の空気を入れ替える
人間もそうですが、車内が芳香剤などのにおいで包まれていると、車酔いに繋がりやすいです。
特に嗅覚に優れた犬は、芳香剤が原因となって車酔いをしてしまうことがあるでしょう。
そのため、車内の芳香剤は事前に撤去しておくことはもちろん、車内の空気を定期的に入れ替えることで、車酔いを予防することができます。
安全運転をする
車内の揺れが車酔いに繋がることもあるため、普段よりも安全運転を心がけましょう。
段差の前で速度を落とす、ガタガタとした道を通らないなどの配慮した運転をすることで、犬の車酔いを予防することが期待できます
こまめに犬の様子を見る
犬が車酔いをしていないか、こまめに様子を見ることも大切です。
こまめに様子を見ておけば、犬に車酔いの初期症状が現れた段階で休憩をとることができます。
嘔吐や下痢などの重度の症状が見られる前に対処をすることで、犬は気楽にドライブに臨むことができるでしょう。
おすすめの犬用ドライブベッド4選
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最後に、おすすめの犬用ドライブベッドをご紹介します。
車酔いのしやすい犬は、ドライブベッドを設置して車の揺れを軽減させてあげると良いでしょう。
ドライブカーベッド
小型犬2匹まで対応可能な、大型のドライブベッドです。
飛び出し防止フックが付いており、犬がドライブ中に窓から飛び出してしまうのを防ぐことができます。
また、さまざまなカラーが用意されているため、車のインテリアに合ったデザインのものを探すことができるでしょう。
ドライブベッドキャリー
ふかふかの中綿が入ったドライブベッドです。
犬は、ベッドに包まれたままドライブできるため、つい寝てしまう犬も多いでしょう。
また、ドライブベッドをそのまま飼い主の肩にかけたまま移動できることも、使いやすさのポイントです。
コーデュラ ドライブベッド
防水耐久性に優れる素材を使用した、コーデュラ社のドライブベッドです。
万が一犬がドライブベッドの上で粗相をしてしまったときにも、サッと簡単に拭き取ることができます。
シンプルながら高級感のあるデザインは、どんな車のインテリアにも合うでしょう。
Radymore ドライブベッドキャリー
車のシートにしっかりと固定できるように、固定ベルトが2本と本体裏側にシートベルトを通すループが付いています。
ドライブベッドがズレにくいと、犬も車の中で揺れにくく、車酔い予防に繋がることが期待できるでしょう。
また、車内で快適に過ごすことができるように、プレサーモC-25生地を使用しています。
車酔い対策をして、愛犬と楽しいドライブを!
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犬が車酔いをすると、大量のよだれや嘔吐などの症状が見られます。
犬によっては、下痢をしてしまうこともあるでしょう。
当然ながら、車酔いは辛い症状であるため、なるべく事前に対策をすることをおすすめします。
犬の車酔い対策はさまざまですが、こまめに車内の空気を入れ替えて、休憩時間をとるだけでも効果は期待できるはずです。
また、車の揺れを軽減するために、ドライブベッドを設置しても良いでしょう。
Eight Dogs(参照日:2022-04-15)
https://item.rakuten.co.jp/eight-dogs/ed-80123-new/
犬の服 RADICA(参照日:2022-04-15)
https://item.rakuten.co.jp/radica/a7009-0202/
https://item.rakuten.co.jp/radica/c8004-0302/
https://item.rakuten.co.jp/radica/a8005-0202/
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。