猫が日向ぼっこを好むのには理由がある!良い効果と注意点

猫はポカポカしている場所を見つけては、転がったり眠ったり。季節によっては、窓の側でじっとしている子も多いのではないでしょうか。ここでは、猫がなぜ日向ぼっこを好むのか、その理由を見ていきましょう。 2022年04月20日作成

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猫は本能的に日向ぼっこをしている!?

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猫の日向ぼっこは、私たちの想像以上にたくさんの良い効果をもたらすとされています。その詳しい内容は後にご紹介するとして、猫は誰かに教わるでもなく日向ぼっこをするのは、本能によるものだと言われています。

もちろん、ポカポカと暖かい場所は、人間にとっても気持ちが良いものです。その気持ちの良さは、猫にとっても同じなのかもしれません。加えて、猫が日向ぼっこを好むのは、体を温めてエネルギーを蓄えるのが目的、という説もあります。猫が野生で生きてきた頃の名残みたいなものが、もしかすると残っているのかもしれませんね。

猫が日向ぼっこをするのはこんな理由も?

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猫が、何かの目的のために日向ぼっこをしているのかどうかは不明ですが、日向ぼっこによって以下のようなメリットが得られます。

猫の体に関係するメリット

・骨が丈夫になる
・免疫力がアップする
・体力を効率的に温存する
・被毛の消毒、乾燥

ビタミンDはカルシウムを吸収して丈夫な骨をつくる役割もあります。一説によると、猫は日向ぼっこをして皮脂腺でビタミンDをつくり、それをグルーミングで体内に取り入れているのだとか。また、日向ぼっこで体が温まると、血液の流れが良くなり免疫力が高まる効果も期待できます。あたたかい場所では、体温を一定に保つための熱を少ないエネルギーで賄うことができるため、効率的に体力を温存することも可能になります。

日向ぼっこは、猫の美しい被毛や清潔な皮膚を保つ上でも役立ちます。紫外線には殺菌の効果もあるとされ、日向ぼっこによってダニや細菌などが繁殖しにくい状況をつくると考えられます。あたたかい場所にいると湿気がとび、皮膚病予防にもつながります。

猫の心に関係するメリット

これは人間にも当てはまると考えられますが、太陽の光を浴びるとセロトニンの分泌が良くなります。セロトニンは、別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、心を安定させてくれる作用があると言われています。

もちろん、心地よい場所で眠ることで、質の高い睡眠が得られるというメリットも。気持ち良い場所で快適に眠ることができれば、ストレスの軽減につながり体と心の両方に良い効果をもたらすのは言うまでもありませんね。

猫の日向ぼっこ、注意点はある?

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基本的に、猫が日向ぼっこをすること自体に注意することはありませんが、さまざまなリスクを想定して環境を整えてあげておくことが大事です。もし、環境面に不備があると、熱中症などのリスクも心配になってきます。ぜひ、日向ぼっこを好む猫には、以下のような環境を整えてあげましょう。

暑い時には移動して涼める場所がある

いくら日向ぼっこが好きだからといっても、日差しが強ければ暑さを感じ、その場から動けなければ熱中症になるリスクも高まります。例えば、猫のケージを窓の側に置くなど、猫の行動範囲を制限してしまう状況で逃げ場がないのは危険です。

暑さだけではなく、眩しさも長時間に渡るとストレスのもとになります。猫が自由に、快適な場所を求めて移動できるようにしてあげましょう。自由に移動できる範囲に、涼しく暗い場所と日向ぼっこができる場所の両方を用意してあげるのが原則です。

水はたっぷりといつでも飲めるように

猫はあまり水を飲まないと言われますが、寒い時に比べると暖かい日の方がたくさん水を飲んでくれると実感されている飼い主さんは多いのではないでしょうか。日向ぼっこが大好きな猫は特に、脱水症も心配です。お水はたっぷりと用意して、綺麗なお水が飲めるように準備してあげましょう。
ただ、いくら暑い日だからといっても、氷を入れたようなキンキンに冷えた水は好まない傾向にあります。脱水症が心配なら、いくつかの場所にお水を置いて飲みやすい場所を探してあげるのもおすすめ。特に、高い位置にある水のみ場は多くの猫が好むようです。

室温は快適な温度に設定

猫は人間にとって暑いと感じる場所も、しばらく居座ることがありますね。真夏の暑い日も、窓辺で長時間過ごすことがあるかもしれません。日向ぼっこが好きかどうかは別として、猫が快適に過ごせる室温にしてあげることは、健康を守る上で重要です。特に、真夏は何もせずにいると室温がとても高くなるため、28度程度になるように設定してあげましょう。飼い主さんが仕事や外出で留守にする場合は、特に注意が必要です。

紫外線対策の検討をする

紫外線を浴びることは悪いことばかりではありませんが、皮膚が弱い猫にとっては紫外線がかえって悪影響を及ぼすこともあります。紫外線は、皮膚がんを招く1つの要因でもあり、猫の場合は頭・首といった部分に発生しやすいとされています。特に、白猫の場合は色素が薄く注意が必要。窓ガラスにUVカット効果のあるシートを貼ったり、UVカットガラスの窓に替えたりするなどして、対策を検討してみましょう。

窓側に設置できる猫用ベッド4選

イージーマウントウィンドウベッド

耐荷重20kg、吸盤がさらにパワーアップして多くの猫が利用しやすくなった人気のベッドです。シックな色合いでお部屋の雰囲気を壊すこともなく、シンプルながらおしゃれなデザインとなっています。クッションの快適性にもこだわって作られています。


イージーマウントウィンドウベッド

にゃんモック 窓用

冬用のボアマットと、夏のゴザマットが2枚ついています。耐荷重13kgまで、大きく強力な吸盤が、しっかりと窓に吸着します。一部が猫の肉球のシルエットにカットしてあり、そこからはみ出る猫の毛が愛らしいです。


にゃんモック 窓用

猫の窓ソファ

通気性の良いメッシュ生地のハンモックが吸盤で窓に付けられます。大きな吸盤と、頑丈で安心感のある太いベルト、シンプルでお手入れがしやすい点がポイントです。黄色と緑の2色があります。


猫の窓ソファ

吸盤 キャットステップ

耐荷重15kg、ハンモックではなく出窓に座るように使用できる平たいタイプです。天板にはカーペット生地が貼ってあるため、滑り落ち防止としての機能も備わっています。シンプルでナチュラルなデザインなので、インテリアにもなじみやすいです。


吸盤 キャットステップ

猫が快適に日向ぼっこできる環境を作ろう

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今回は、なぜ猫が日向ぼっこを好むのか、考えられる理由やメリット、注意点をご紹介しました。日向ぼっこは、猫の心と体に良い効果をたくさんもたらしますが、特に夏場などは注意も必要です。快適に、ちょうど良い程度で日向ぼっこができるように、しっかりと環境を整えてあげましょう。

参考サイト

モコペット(参照日2022-3-22)
https://item.rakuten.co.jp/1096dog/w-149242/

雑貨ペットいい物いっぱいRaRaMart(参照日2022-3-22)
https://item.rakuten.co.jp/raramart-phoenix/ns00199/
https://item.rakuten.co.jp/raramart-phoenix/ns00542/

FED Online(参照日2022-3-22)
https://item.rakuten.co.jp/fedonline/p-mw-11/

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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