なぜ猫は木登りをしたがるの?猫が木から降りられなくなる理由も解説

「猫が木登りをして、木から降りられなくなった」なんてニュースを、たまに目にすることもありますよね。
なぜ、猫は木登りをしたがるのでしょうか?
この記事では、猫が木登りをしたがる理由や、木から降りられなくなる理由について解説します。 2021年09月07日作成

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猫が木登りをしたがる理由とは?

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まずは、猫が木登りをしたがる理由について見ていきましょう。
理由がわかれば、猫がなぜわざわざ高い木に登りたがるのか、理解できるようになるかもしれません。

森林で生活をしていた名残

猫の祖先といわれるリビアヤマネコは、砂漠地帯に生息をしていました。
しかし、砂漠に生息する以前は、森林で生活をしていたといわれています。
その頃の名残として、猫は木登りをしたがるのだと考えられるでしょう。

外敵から身を守るため

野良猫として生活をしていると、猫以外の動物から身を守る術を考えなければなりません。
当然のことですが、外には猫にとって敵となる生物も存在しています。
そのため、猫は外敵から身を守るために木に登るのです。
木の上であれば鳥類以外の動物から狙われるリスクは減るため、地上よりもゆっくりと休むことができるでしょう。

休むため

先述したように、野良猫にはたくさんの敵が存在します。
そのため、常に警戒をして生活をしなければなりません。
しかし、警戒をしたまま生活をするのは、猫にとって大きなストレスとなります。
時には休憩をすることも必要で、猫は休むときに木の上に登ってゆっくりと寝るのでしょう。

ノミやダニから身を守るため

地上には、多くのノミやダニが生息しています。
猫がノミやダニに寄生されてしまうと、皮膚炎などの原因ともなるため、野良猫にとっては厄介な存在です。
そのため、ノミやダニから身を守るために木の上に登るのだと考えられます。

獲物を待ち伏せするため

木の上にいれば周りを見渡すことができるため、狩りをするのに絶好のポイントです。
また、木の上は獲物に気が付かれにくいことから、待ち伏せをするのにも最適といえます。

相手よりも優位に立つため

猫の多頭飼いをしている人であれば、猫同士が遊んでいるときにキャットタワーへ駆け上がる姿を見たことがある人も多いでしょう。
猫たちのルールとして、より高い場所に立つほうが優位に立てるというものがあります。
そのため、猫は木登りをして自分がほかの猫よりも偉いということをアピールしているのかもしれません。

猫が木から降りられなくなる理由って何?

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次に、猫が木から降りられなくなる理由について解説します。
「高いところには登りたい、でも降りられない」という少しマヌケな理由について見ていきましょう。

爪が引っかからないから

猫が木登りを得意なのは、爪が木に引っかかりやすいからです。
爪を立てることで木に引っかかり、すいすいと上まで登ることができます。
しかし、木から降りるときには爪が木に引っかからないため、うまく降りることができないのでしょう。
そのため、高いところからジャンプする勇気も出ず、木の上でオロオロと困ることになるのです。

パニックになるから

猫にとって高い場所に登るのは、簡単です。
高い場所から降りるときにも、猫の運動能力であればジャンプをしながら少しずつ降りれば問題はないでしょう。
しかし、猫にはジャンプをしながら降りるという選択肢がなかなか出てこないため、木から降りられないことがわかるとパニックになります。
パニックになった猫は、その場から身動きをすることができなくなり、放っておくとどんどん衰弱してしまうでしょう。
そのため、猫が木の上から降りられないのを見つけたら、なるべく早めに助けてあげる必要があります。

木登りが好きな猫におすすめのキャットタワー4選

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最後に、木登りが好きな猫におすすめのキャットタワーをご紹介します。
室内飼いの猫の「高い所に登りたい」という欲求を満たすためにも、キャットタワーは必要です。

Mwpo 宮

たくさんのハンモックやベッドが付いた、キャットタワーです。
木登りが好きな猫は、高い場所にあるベッドでゆっくりと寝ることができるでしょう。
また、10箇所に爪とぎポールがあるため、猫の爪とぎに悩まされている人にもおすすめです。

キャットタワー Stadium Sクラス

デザイン性に優れた、高さ194cmもあるキャットタワーです。
横幅が広いため、猫の遊び場としても重宝するでしょう。
通気性がよいファブリック生地を使用したタワーは、暑い時期にもおすすめです。


キャットタワー Stadium Sクラス

SUMIKA つっぱりキャットタワー

木製でシンプルなデザインのキャットタワーです。
突っ張り棒で支えるタイプのため、猫が登っても倒れる心配はありません。
狭いスペースにも設置できる、一人暮らしにもおすすめのキャットタワーといえるでしょう。


SUMIKA つっぱりキャットタワー

DA キャットタワー

隠れ家やベッドがたくさん付いているキャットタワーです。
高さは185cmあり、高い場所が好きな猫も満足することができるでしょう。
ほかのキャットタワーには見られない、ネイビーブルーなどのカラーも用意されているため、部屋のデザインに合わせてキャットタワーを選ぶことができるはずです。


DA キャットタワー

猫は木登りが得意!

出典:https://www.shutterstock.com/

多くの人は、猫は木登りが大好きだと感じるかもしれません。
しかし、野良猫にとって木登りは、自分の身を守るために本能的に備わった習性といえます。猫は木登りが好きということではなく、木登りをすることによって安全な場所にいられることを好んでいるのでしょう。
もちろん、純粋に高い場所が好きで木登りをする猫もいます。
そんな猫には、高さがあるキャットタワーを用意してあげましょう。
キャットタワーがあれば、猫は安全な自分の居場所を作ることができるはずです。

参考サイト

Mwpo(参照日:2021-08-05)
https://item.rakuten.co.jp/ohamakaguya/mwpo-57/

Liv House(参照日:2021-08-05)
https://item.rakuten.co.jp/neolead/nl-fpjer03/

ミラノ2(参照日:2021-08-05)
https://item.rakuten.co.jp/milano2/at-sctower-1204/

YUMEKA(参照日:2021-08-05)
https://item.rakuten.co.jp/yumekatokyo/tx015971/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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