雑種の猫ってどんな猫?
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雑種とは、2種類以上の品種の猫が交配して生まれた猫のことです。日本の猫はほとんどが雑種の猫と言われるほど、雑種猫の飼育頭数はかなり多いです。
ここでは、雑種猫についてご紹介します。
たくさんの種類の猫がいる
雑種猫の種類はたくさんあります。トラ柄(キジトラ、サバトラ、茶トラ)、単色(白、黒、グレーなど)、ブチ猫、サビ猫、三毛猫などのカラーがあります。これらの猫はカラーのよりだいたいですが性格も異なります。
同じトラ柄でも、キジトラは警戒心が強く活発、サバトラは警戒心は強いですがなれると甘えん坊、茶トラは素直で甘えん坊な性格をしています。
日本猫を飼育する時には、それぞれのカラーによる性格なども調べてみると、新たな発見があるかもしれませんね。
短毛種が多い
雑種猫の特徴として、短毛種であることが多いです。もちろん中には長毛の猫もいますが、ほとんどの猫が短毛です。短毛の猫は毛玉ができにくく、ブラッシングなどの日常ケアも長毛に比べると楽です。忙しい飼い主さんやブラッシングにあまりなれていない飼い主さんでも比較的飼育しやすい傾向があります。
平均寿命が長い
雑種猫の特徴として、体が丈夫な傾向があります。
純血種は血統を保つために同じ品種で交配を行います。中には、遺伝的に問題がある猫も交配をすることがあります。さらに、遺伝的にも近い猫同士で交配を行うことで、遺伝病を引き継ぎやすくなります。そのため、遺伝病を引き起こしやすく、病気にかかりやすい体の猫が生まれてきてしまいます。
雑種猫はたくさんの遺伝子が掛け合わされるため、品種特有の遺伝病を引き継ぎにくく、丈夫な体の猫が生まれやすいようです。ペット保険会社が調べた平均寿命のランキングも混血種(雑種猫)が1位にランクインしています。
雑種猫に与えたい栄養とは?
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猫の健康を維持するためには食事内容が大事になります。体が丈夫と言われている雑種猫でも毎日の食事は健康に良いものを選びたいですよね。
ここでは、雑種猫に与えたい栄養についてご紹介します。
ライフステージに合わせたフードを
猫のフードには、パピー猫、成猫、シニア猫のライフステージ別に分かれているフード、全年齢対応のオールステージ対応フードがあります。
ライフステージ別になっているフードでは、ステージごとにカロリーや栄養が異なります。誤ったフードを与え続けてしまうことで、栄養失調や成長不良、逆に栄養過多、肥満などを引き起こす可能性があります。
特にパピー猫は体の成長のために多くの栄養やカロリーを必要とします。体重も増えていく時期なので、カロリーは足りているか、摂取量には気をつけるようにしましょう。
高タンパク質の食事
雑種猫の健康のために、高タンパク質の食事を与えるようにしましょう。猫の健康を維持するためには、動物性タンパク質が使用されているフードがおすすめです。原材料に、鶏肉や牛肉、豚肉などの動物性食材を使用されているものを選びましょう。
タンパク質は体の筋肉だけでなく、心臓などを作るためにも大事な栄養で、被毛や爪などを作ってくれます。タンパク質量が足りていないと、爪が割れやすくなり、被毛のツヤがなくなります。
原材料には小麦やトウモロコシなどの食材が多く使われているフードがありますが、全体的にタンパク質の摂取量が少なくなってしまうことや消化吸収しにくいことがあげられるので、注意しましょう。
低炭水化物を選ぶ
炭水化物は3大栄養素の1つで大事な栄養源ですが、過剰に摂取してしまうと、肥満になりやすく、胃腸障害を引き起こす可能性もあります。
キャットフードには炭水化物の量は多すぎていないか、原材料の項目を確認してみましょう。
おすすめキャットフードをご紹介
キャットフードはたくさんの種類が販売されていますが、原材料や食材の原産地など全て異なります。ここでは、雑種猫におすすめしたいキャットフードについてご紹介します。
ニュートロ ナチュラルチョイス 穀物フリー
穀物不使用で作られたキャットフードです。さらに、アレルギーを引き起こしにくい食材を使用して作られているので、穀物が苦手な猫やアレルギー体質の猫にも最適です。
主要原材料には、高品質なサーモンとポテトを使用しています。消化吸収がしやすい食材でお腹に優しく配慮されています。
ナチュラルバランス 猫 ホールボディヘルス
猫に必要な栄養サプリメントをバランス良く配合したキャットフードです。原材料には、大豆、卵、乳製品、小麦、トウモロコシなどを一切使用していないので、アレルギー体質な猫にもおすすめです。主要原材料はチキンミール、玄米、鶏肉などで、動物性タンパク質量も多く配合されています。
アーテミス フレッシュミックス フィーライン
幼猫から成猫、妊娠期・授乳期の猫にも与えることができるキャットフードです。原材料には、人間が食べることができるレベルのものを使用しており、猫の健康を考えて作られています。鳥、七面鳥、魚、子羊、ダックなどの良質な動物性タンパク質が配合されているので、豚肉や牛肉にアレルギーを持っている猫にもおすすめです。
ピュリナワン キャット 避妊・去勢した猫の体重ケア
避妊や去勢手術をした猫におすすめのキャットフードです。避妊や去勢をした後は代謝カロリーが低下するため、肥満になりやすくなります。そのため、低脂肪、低カロリーになっており、体重管理がしやすくなっています。
原材料には、天然の食物繊維を多く含んでいるため、毛玉ケアにも配慮しています。さらに、ミネラルバランスを調節しているので、下部尿路の健康維持をサポートしてくれます。
キャットフードは猫の健康を考えて選ぼう
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ここでは、雑種の猫について、おすすめのキャットフードについてご紹介しました。
日本で飼育されているのは雑種猫です。雑種猫は純粋な血統の猫に比べて、体が丈夫で平均寿命も長めです。猫の健康のためには、食事面からも健康に良いものを選んであげることが大事です。
猫は野生で生活していた頃は肉食だったため、動物性タンパク質を多く必要とします。逆に炭水化物はあまり必要としませんので、キャットフードを選ぶ時には、原材料や成分などを確認して、できるだけ高品質な食材を利用しているフードを選びましょう。キャットフードは猫の健康を第一に考えて選ぶことをおすすめします。
・スイートペット (参照日:2021-08-18)
https://item.rakuten.co.jp/sweet-pet/111384313/
・愛犬手作りご飯 ハウンドカム食堂 (参照日:2021-08-18)
https://item.rakuten.co.jp/ashudog/nb-0302/
・charm 楽天市場店(参照日:2021-08-18)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/187784/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/182436/
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。