猫を飼うとゴキブリがいなくなる?本当か嘘か?

猫を飼っている家ではネズミや虫がいなくなると聞いたことはありませんか?猫を飼育するだけで、家の中の虫がいなくなるのであれば嬉しいですよね。では、害虫の代表格であるゴキブリも猫を恐れていなくなってくれるのでしょうか。ここでは、猫を飼うとゴキブリがいなくなるのは本当なのかについてご紹介します。 2021年05月29日作成

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猫を飼うとゴキブリはいなくなる?

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虫の中ではゴキブリが一番苦手な方は多いのではないでしょうか?
暖かい時期に見かけることが多く、家の中で遭遇しようものなら大事件です。
1匹居たらその家には100匹いると思え…なんて話も耳にします。
ここでは、猫を飼育するとゴキブリがいなくなるという噂について解説していきます。

狩りは猫の本能

猫は野生で生活をしている頃は、狩りで獲物をつかまえて生きていました。
ゴキブリのような動きが速い虫は猫にとっても興味を引きます。猫が狩りをすることは本能です。
そのため、狩猟本能が強い猫を飼育するとゴキブリがいなくなることもあるそうです。

猫の性格によっては効果がないこともある

猫が本能から狩りをするからと行って、すべての虫や動物を捕まえてくれるわけではありません。
猫によっては、ゴキブリを捕まえただけで満足してしまったり、ゴキブリを怖がってしまう子もいます。
猫の性格によっては何も変わらない場合もあります。

ゴキブリにお悩みの場合は、猫の手を借りるのではなく、自分でゴキブリ対策をとる方が効果的なこともあります。
対策グッズの中には、猫が誤って口にしてしまうと大変なことになる場合もあるので、使用する時には注意が必要でしょう。

どんな性格の猫がいいのか?

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ゴキブリを退治してくれるかどうかは猫の性格によるので、そのような動機で猫を飼育するということは止めておいたほうがいいかもしれませんね。
では、どんな猫がゴキブリを退治してくれるのでしょうか。
ここでは、どんな猫がゴキブリを狩るのに向いているのかご紹介します。

好奇心旺盛な猫

ゴキブリを退治してくれる可能性が高いのは、好奇心旺盛な猫です。
どんな猫にも好奇心はありますが、様々な経験をしていく上で慎重になってしまうことも多くなります。中には、興味を持っても、見つめるだけという場合もあります。
好奇心旺盛でやんちゃな猫は素早く動くゴキブリに興味を持ち、もしかしたら捕獲してくれるかもしれませんね。

狩猟本能が強い猫

狩猟本能が強い猫であれば、ゴキブリを獲物だと認識し、捕獲してくれるかもしれません。
狩猟本能が強いだけでなく、体を動かすことや遊ぶことが好きな猫もゴキブリを退治してくれる可能性が高いです。

臆病な猫は不向き

臆病な性格で何事にも慎重に行動する猫は、ゴキブリを退治してくれる可能性は低いでしょう。
ゴキブリを狩るどころか、怯えて逃げていってしまうこともあります。
臆病な猫を飼育している時は、猫のストレスも軽減するためにも、ゴキブリ退治のために飼い主が何らかの対策をとってあげましょう。

猫は虫を食べても大丈夫?

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ゴキブリを食べてしまって猫の体に何らかの影響を与えてしまうのではないか、心配になってしまいますよね。
ここでは、猫が虫を食べても大丈夫なのかご紹介します。

基本的には問題ない

猫がゴキブリを食べてしまっても基本的には問題ないです。

しかし、ゴキブリがホウ酸団子などの殺虫剤を食べている場合には注意が必要です。さらに、ゴキブリの体内にはたくさんの病原菌が存在している可能性もあります。猫がゴキブリを口にしようとした時には、できる限り食べないようにしてあげましょう。

家にゴキブリ対策の駆除剤を設置している場合は、猫が食べてしまったゴキブリがそれを口にしている可能性も高くなります。猫になんらかの悪影響を及ぼす可能性もあるため、ゴキブリを食べてしまった場合で心配な時は、動物病院を受診してみましょう。

猫が口にしたら危険な虫はいるの?

ゴキブリ以外にも、口にすると危険な虫はいます。虫自体に毒をもっているハチやクモなどの虫、体の中に寄生虫がいる可能性があるノミやカエル・ヘビなども危険ですので注意が必要です。
万が一に口にしてしまった場合は、かかりつけの動物病院に連絡し、指示を仰ぐようにしましょう。

家にゴキブリが出てきた時の対処法とは?

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家にゴキブリがいた時は、なるべく早急に退治したいですよね。
ゴキブリを退治するためには、殺虫剤をまくことや駆虫薬を設置することなどがあげられますが、猫を飼育しているとなるとむやみに設置するのは少し危険です。
ここでは、猫がいる家にゴキブリが出てきた時の対処法についてご紹介します。

家の中を清潔に保つ

まずはゴキブリが家の中で繁殖することのないような環境を作ることが大事です。
毎日掃除を行い、猫の脱毛量が多くなる時期は掃除の回数を増やしましょう。
さらに、猫が食べ残したキャットフードはすぐに片付ける、猫用トイレを生活に保つ、キッチン周りの掃除をこまめに行うなどの対策をしましょう。

ゴキブリはフケやホコリ、食べ残しなどに反応して集まってきます。まずは原因となるものを徹底的に残さないようにしてます。

猫は不衛生な環境で生活すると皮膚疾患などの病気を引き起こす可能性があります。
家の中を清潔に保つことはゴキブリを予防するだけでなく、猫の健康面にも効果が期待できます。

冷却スプレーで駆除

ゴキブリがすでに家の中にいる場合は、冷却スプレーで駆除する方法が一番安全です。
ゴキブリを速やかに退治することができ、なおかつ猫の健康にも安心な方法と言えるでしょう。
駆除薬や部屋に殺虫剤をまく方法は猫が誤って口にしてしまうことがあり、中毒を起こしてしまう可能性があり危険です。

駆除業者にお願いする

冷却スプレーで安全に退治できると言っても、ゴキブリがたくさん家にいる場合はそれでは追いつきませんよね。
一刻も早くゴキブリを退治したい場合は、害虫駆除の業者にお願いすることをおすすめします。プロに任せることで速やかに退治することができ、なおかつ猫の健康にも安心です。

相談する時には、事前に家に猫がいることを業者に伝えておき、作業中は猫が逃げ出すことがないようにケージなどに入れておきましょう。

あまり期待し過ぎないようにしましょう

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ここでは、猫を飼うとゴキブリがいなくなるのは本当なのかについてご紹介してきました。
猫がゴキブリを狩るかどうかは、猫の性格によります。
全ての猫が好奇心旺盛というわけではなく、中には虫を怖がってしまう猫もいます。
もしかすると、飼い主自身が害虫対策をとる方が確実で効果的かもしれません。
ゴキブリ退治のために猫を飼育するのはやめましょう。

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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