犬に多い外耳炎の原因は?市販薬もあるの?

外耳炎は犬には珍しくない疾患で、さまざまな原因が考えられます。ここでは、犬の外耳炎の原因や対処法、市販薬についてご紹介します。 2021年05月23日作成

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こんな様子が見られたら外耳炎かも

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外耳炎は、どんな犬でもかかる可能性のある疾患です。飼い主さんが早く気づいてあげられると、それだけ早い対処が可能となり、犬の不快感を早く取り除いてあげられます。もし、以下のような様子が見られたら、外耳炎かもしれません。

・耳垢が増える
・耳をかゆがる
・頭をブンブン振る
・耳を床にこすりつける
・耳からくさい臭いがする
・耳が赤く腫れたり湿疹が出たりする
・耳の付近を触ろうとすると嫌がる

頭を振ったり、耳まで届かず首周辺をかいていたりする行為は、耳の不調には結び付きにくく、何らかの不調があることは分かっていても外耳炎の可能性があるというところまえ気づかない可能性があります。この他にも、重度な外耳炎になると、膿が垂れてきたり、強い痛みが出たり、耳が腫れてしまったりすることもあるようです。

犬の外耳炎とは?

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耳は、ご存じの通り、外耳・中耳・内耳で構成されています。そのうち、外耳に炎症が起こるのを、外耳炎と呼びます。外耳は、耳の穴から鼓膜までの間を指しますから、鼓膜付近になると直接見ることが困難です。

外耳炎の原因

外耳炎の原因はさまざまです。特に多いのが、アレルギーによるもので、犬アトピー性皮膚炎や食物アレルギーのある犬の多くは、外耳炎を併発していると言われています。

アレルギー体質になくても、草の実などが入ったり、耳ダニに感染したりすることで起こることもあります。体質や免疫の問題、腫瘍、分泌腺の疾患など、外耳炎になる原因は多岐にわたることから、アレルギーがないからといって安心できません。

もともと、耳の中は自然に浄化できる仕組みになっているため、その仕組みが壊れない限りは外耳炎にはなりません。しかし、先ほどご紹介した原因によってこの仕組みが働かなくなると、耳の中の環境が悪くなり、細菌や真菌が増えてさまざまな症状を引き起こすのです。

どんな犬に多い?

まず、人間に比べると、犬は外耳炎になりやすい構造をしているようです。それに加えて、垂れ耳だったり、耳道が狭かったり、耳毛の多さが影響します。犬種で言うと、アメリカン・コッカー・スパニエルや、コッカー・スパニエル、プードル、トイ・プードル、フレンチブルドッグ、パグ、ラブラドール・レトリバーなどが外耳炎にかかりやすいと言われています。

動物病院での外耳炎の治療

もし、動物病院で外耳炎を診てもらう場合、多くはオトスコープという内視鏡で耳の中を診ます。そして、耳垢を除去して検査をし、原因を特定してから、適した治療が行われます。
外耳炎のはっきりとした原因は、耳垢の検査によって分かることが多いため、原因そのものを解決していくためには動物病院で診てもらうのが一番です。

一般的に、動物病院で治療をしてもらう場合、耳の洗浄や投薬が多いようです。もし、異物混入や腫瘍が原因であれば、それらを取り除く処置を行います。炎症の程度により治療期間に差が生じ、軽度ならは1週間程度、重度ならば長期化する可能性があります。

アレルギーによる外耳炎の場合、アレルギー疾患に対する治療も行われます。寄生虫によるものなら、駆虫薬で全身の駆虫をすることになるでしょう。

予防法はあるの?

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外耳炎を予防したり、重症化を防ぐためには、以下の方法が効果的です。

日頃の観察

犬が耳に違和感を感じていないか、仕草をチェックしたり、見える範囲で耳の中を観察してあげることで、もし外耳炎を発症しても軽度なうちに治療を始めることができます。外耳炎を起こしやすい体質であれば、健康診断も兼ねて定期的に動物病院を受診するのもおすすめです。

耳掃除をする

耳の清潔を保つことは、外耳炎の予防にもなります。しかし、やりすぎは禁物です。間違った方法で行うと、かえって外耳炎を起こしやすくなるため注意が必要です。ガーゼを巻いた指で軽く拭ってあげる程度で問題ありません。

犬の外耳炎は市販薬があるって本当?

犬の外耳炎用の薬は、市販薬としても販売されており、インターネットなどでも簡単に入手することができます。しかし、外耳炎は原因そのものを解決しないとまた繰り返す可能性があり、間違った方法で長引かせたり症状を悪化させることにもなりかねないため、慎重な判断が必要です。

外耳炎を起こしやすい体質で、原因も分かっているのであれば、市販薬も有効かもしれません。

イヌ真菌性外耳炎治療剤 ミミィーナ

犬の真菌性外耳炎に対する臨床効果が認められている、液体タイプの薬です。外耳道への刺激は少なく、滴下タイプなので不馴れな犬にも使いやすいのがメリットです。


イヌ真菌性外耳炎治療剤 ミミィーナ

動物用 ゲルネFローション

外耳炎や急性・慢性湿疹、アレルギー性皮膚炎、細菌性皮膚炎などにも使えるローションです。


動物用 ゲルネFローション

ヒビクス軟膏

犬や猫の皮膚病の局所の治療に使う皮膚疾患治療剤です。特に、細菌感染による症状への作用に期待できるようです。外耳炎だけでなく、急性・慢性湿疹や細菌性皮膚炎、真菌性皮膚炎の治療にも用いられます。


ヒビクス軟膏

クリスプイヤーウォッシュ for Pet

こちらは外耳炎の治療薬ではありませんが、日々の耳のお手入れに役立ちます。完全無添加のペット用耳洗浄液で、異物や臭いをやさしく浮かして落としやすくしてくれます。


クリスプイヤーウォッシュ

もしかして外耳炎かも?そんな時は早めに治療を

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今回は、犬の外耳炎について、考えられる原因や治療、対処法をご紹介しました。犬は人間に比べると外耳炎になりやすく、また体質によっては繰り返しやすいこともあるため、症状が軽いうちに適切な治療を受けることが大事です。慢性化したり重症化したりすると、それだけ愛犬のストレスにもつながります。
市販薬もありますが、まずは原因を特定するために獣医師の診察を受けられることをおすすめします。

参考サイト

ペットの健康寿命を考えるぽちなび(参照日2021-4-25)
https://item.rakuten.co.jp/pochinavi/pro-0014/

くすりのポニー(参照日2021-4-25)
https://item.rakuten.co.jp/drug-pony/i-11-3-nekom/

みんな笑顔(参照日2021-4-25)
https://item.rakuten.co.jp/petstown/fujita-hibix75/

オゾンアソシア除菌消臭楽天市場店(参照日2021-4-25)
https://item.rakuten.co.jp/ozoneassocia/crispearwash60/

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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