猫を洗う必要性とは?
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猫は体が濡れることを嫌がる動物です。体が濡れることによりパニックを起こしてしまう場合もあるので、シャンプーをする時には、しっかりと準備が必要です。
嫌がるのであれば無理にしたくないと考えることもあるでしょう。ここでは、猫のシャンプーの必要性についてご紹介します。
汚れた時にはシャンプーが必要
猫の体が汚れてしまった時や皮膚状態が悪くなった時にもシャンプーが必要になります。
ただ、シャンプーが苦手な猫にとっては肉体的だけでなく、精神面にも負担をかけてしまいます。体力や免疫力が低下している場合は避けた方がいいです。闘病中の場合は、かかりつけの獣医師さんにシャンプーをしてもいいか相談してからにしましょう。
長毛種の猫はシャンプーが必要
長毛種の猫は被毛が長く汚れが毛に付きやすいため、定期的なシャンプーを行うことがおすすめです。
ブラッシングは毎日もしくは2~3日おきに行い、被毛についた汚れやホコリ、抜け毛などを取り除いてあげることで、皮膚状態を健康に保てます。短毛種であれば1年に2、3回程度、長毛種は1ヶ月に1度程度の頻度で洗ってあげましょう。
初めてシャンプーをする時にはパニックになって暴れてしまうこともあるので、注意しましょう。
猫を洗う方法とは?
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猫を洗う時にはしっかりと準備が必要です。しっかりと準備をしておくことでシャンプーの時間を短くすることができ、嫌がって暴れる前に終わらせることができるためです。シャンプーをする前に、準備する物や洗い方、ドライヤーの仕方を学んでおくことをおすすめします。
ここでは、準備する物から猫を洗う方法についてご紹介します。
シャンプー前の準備とは?
シャンプーの事前準備として、シャンプー、お湯をためる桶、スポンジ、ガーゼ、バスタオル、ドライヤーなど、シャンプーに必要な物をあらかじめ準備しておきましょう。シャンプー中でも手が届くような場所に置いておきます。
猫の爪切りとブラッシングもしておきましょう。シャンプー中は暴れてしまうことも考えられます。ひっかかれても大丈夫なように猫の爪を切りそろえておきましょう。
ブラッシングは抜け毛を取り除くとともに、毛玉がないかも確認しておきます。毛玉は水分を吸収することでさらに硬くなってしまうので、シャンプー前に取り除いておきましょう。
猫の洗い方
シャンプーをする前に、しっかり体に水分を含ませることが大事です。36~38度程度のお湯で体をしっかりと濡らします。シャワーヘッドは猫の体に押し付けるようにして使用します。水圧は強すぎてしまうと猫が驚いてしまうため調節しましょう。
中には、シャワーが苦手な猫もいますので、その時には桶を使用して、溜めたお湯で洗うようにしましょう。
体に水分を含ませることができたら、次はシャンプーです。シャンプーは猫用のシャンプーを使用し、原液を2倍程度に薄め泡立てておきましょう。薄め方はシャンプーにより異なりますので、使用するシャンプーの使用方法を確認し従ってください。あらかじめ泡立てておくことでシャンプーの時間を短縮することができます。
指の腹を使い、優しくマッサージするように体を洗っていきます。
体が終わってから顔を洗います。目や耳、鼻周りにシャンプー剤が入らないように注意しましょう。
顔を洗い終わったら、シャワーで顔の泡から流していきます。スポンジを使うと簡単に洗い流すことができます。顔の後は体の泡をしっかり流していきましょう。お腹や胸、内股、お尻などに泡が残りやすいのでしっかり流しましょう。
ドライヤーの仕方
シャンプーが終わったら、体の水分をタオルで拭き取ります。ゴシゴシ拭いてしまうと猫が嫌がりますので、優しくタオルを猫の体に押し付けるように水分を拭き取ります。
ドライヤーは低温で、猫から30cm程度距離を離して使用します。ブラシをしながら乾かしてもいいですが、なれていない場合はタオルで拭き取りながらドライヤーをかけてあげましょう。
おすすめシャンプーをご紹介
猫のシャンプーにはたくさんの種類があります。シャンプーの種類によって効果や香りが異なるため、選ぶ時に迷ってしまいますよね。ここでは、おすすめシャンプーをご紹介します。
ノルバサンシャンプー
動物病院でも取り扱っている犬猫用の薬用シャンプーです。殺菌口臭効果に優れており、刺激が少ないため、敏感肌の猫にも使用することができます。シャンプーにはコンディショナーが配合されているので皮膚はしっとりで、ふわふわな仕上がりになります。
自然流 スーパーグレードシャンプー
犬猫の体に安心で安全なシャンプーを目指して開発されたシャンプーです。天然成分を使用して作られていて、漢方やハーブ、植物エキス配合の天然系素材100%となっています。洗い上がりはふんわりとし、皮膚と被毛を優しく包んでくれます。
水のいらない泡シャンプー
水が苦手な猫におすすめの水で洗い流さないシャンプーです。泡を適量とり猫の体になじませて、タオルで拭き取りブラッシングをするだけで終わります。水が苦手な猫やシニア猫にもおすすめです。口に入れても問題ないとされる成分で作られているので、猫がなめても安心です。
クリンピカタオル 超大判
1枚で全身を拭くこともできる超大判のウェットシートです。液剤はノンアルコール、無香料で作られているので敏感な猫にも使用することができます。水が濡れるのが苦手でシャンプーがなかなかできない場合におすすめです。
汚れた時にはシャンプーしてあげよう
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ここでは、猫を洗う必要性や頻度、おすすめシャンプーをご紹介しました。
猫はシャワーで体を洗うイメージはあまりありませんが、定期的にシャンプーを行うことで被毛や皮膚の状態を健康に保つことができます。
初めてシャンプーを行う時は、猫も飼い主さんも気が動転してしまうこともあるでしょう。しかし、シャンプー前の準備やイメージトレーニングをしっかりすることで、スムーズに行うことができるようになります。
シャンプーは猫にとってストレスになりますので、シャンプーのあとは自由にさせ、体調に気を使ってあげることをおすすめします。中には、ストレスによりごはんを食べなくなることや下痢をしてしまう場合もあります。シャンプーの最中やシャンプー後の猫の様子はしっかり観察しましょう。
・ザ・ペットマート (参照日:2021-04-16)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/pets/
・ ドッグフード&犬用品の店ペネット(参照日:2021-04-16)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/dog-penet/
・charm 楽天市場店 (参照日:2021-04-16)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/chanet/
・よろずやマルシェ (参照日:2021-04-16)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/onestep/
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。