猫のブラッシングの頻度は?適切な頻度とおすすめ商品をご紹介!

猫のブラッシングに関する悩みは多いものです。
「なんでやらないとダメなの?」「どんな効果があるの?」「適切な頻度は?」など、わからないことだらけですよね?
そこで今回は、猫のブラッシングにスポットをあて、適切な頻度やおすすめ商品をご紹介します! 2020年11月17日作成

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猫にブラッシングが必要な理由

猫にブラッシングが必要な理由は、健康管理とスキンシップを取るためです。

ブラッシングをすることで、体に起きている異常をすぐに発見でき、病気やケガの早期治療に結びつきます。

また、ブラッシングは、飼い主と猫におけるスキンシップのひとつです。
猫との信頼関係を築く意味でも、ブラッシングの担う役割は大きいと言えます。

ブラッシングの頻度

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猫のブラッシング頻度は、猫種や毛の長さによって異なります。

毛の長い「長毛種」とされる猫は、毎日ブラッシングをしたほうがよいです。
長毛種の猫は、毛の間に汚れが溜まりやすく、毛玉ができやすいので、毎日のケアが大切になります。

毛の短い「短毛種」の猫は、週に2回~3回程度のブラッシングでよいでしょう。
長毛種と比べると、汚れや毛玉の心配は少ないですが、週2回程度はマッサージ感覚で行ってあげましょう。

また、猫には「換毛期」という時期があります。
換毛期とは、季節の移り変わりにともなって、毛質が変わる時期のことで、夏毛・冬毛へと毛が生え変わります。

抜け毛が多い時期となりますので、普段のブラッシングよりも回数や時間を延ばすなどして、丁寧なケアをしてあげましょう。

ブラッシングのメリット

ブラッシングのメリットとデメリットには、以下のようなものがあります。

◎メリット1 病気やケガの発見につながる

日頃からブラッシングをすることで、病気やケガの早期発見につながります。

猫に多い病気として、「毛球症」があげられます。
毛球症とは、猫が自分の体を舐めてグルーミング(毛づくろい)をする際、抜け毛を飲み込んでしまい、その塊が消化器官で球のようになる病気です。
ブラッシングをすることで、抜け毛を減らし、毛球症になるリスクを最小限にとどめることができます。

また、体に触れると痛がる素振りをみせる、出血箇所があるなど、普段とは異なる不審な点を発見したら、ケガを負っている可能性もあります。

このような場合は、すぐにかかりつけの動物病院で診察してもらいましょう。
早期発見により、治療期間や費用を少なく抑えられ、猫にかかるストレスも軽減できます。

◎メリット2 スキンシップの時間になる

ブラッシングは、猫と飼い主がスキンシップを取る時間になります。

個体により違いはありますが、猫は犬のようにすり寄ってくる動物ではありません。
そのため、ブラッシング時に体を寄せて飼い主に甘えてくる時間は、双方の信頼関係を構築するのにとても大切です。

優しく話しかけながらのブラッシングで、飼い主への信頼を、より強固なものとしてくれます。

◎メリット3 トリミングをするタイミングの目安になる

ブラッシング時に毛の伸び具合を確認すれば、次回トリミングをするタイミングの目安にできます。

特に真夏は、熱中症の危険性が高まりますので、室内飼いだからといって油断しないようにしてください。

ブラッシングのデメリット

ブラッシングによるデメリットです。
注意すれば回避可能なので、参考になさってください。

×デメリット1 肌を傷つける恐れがある

ブラッシングをする際、力を入れすぎてしまうと、猫の肌をブラシでひっかいて傷つける恐れがあります。
皮膚病やケガにつながる恐れがあるので、力加減には注意を払いましょう。

×デメリット2 必要な毛を処理する可能性がある

過度なブラッシングによって、体温調整に必要な毛まで処理してしまう可能性があります。

猫の体調不良につながりますので、適切な回数、時間を守りブラッシングを行うようにしなくてはいけません。

ブラッシングブラシの基礎知識

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ブラッシングブラシにはたくさんの種類があり、一見すると、どれを選べばよいかわかりにくいものです。

こちらでは、ブラッシングブラシの基礎知識として、どんなブラシがあるのかをご紹介します。

◇ピンブラシ

毛の種類に関係なく使用できるブラシです。
人間が使うブラシに似ており、全体を整えるのに適しています。
毛を取り除く効果は弱いですが、日頃のお手入れに最適です。

◇獣毛ブラシ

豚やイノシシの毛を利用したブラシです。
毛を取り除く用途には向いていませんが、毛をつやつやにする効果が期待できます。
成猫と比べて毛の薄い子猫にも使用可能です。

◇スリッカーブラシ

主に長毛種の猫に利用するブラシです。
抜け毛をサクサク取り除けるので、抜け毛が多い換毛期にも適しています。
短毛種の猫に利用すると、肌を傷つけることがあるので注意が必要です。

◇ラバーブラシ(シリコンブラシ)

素材がシリコンやゴムから作られたブラシです。
やわらかい素材のため、短毛種にも使用できます。
ミトン(手袋)型の商品などがあり、バリエーションが豊富な点が特徴です。

◇コーム(くし)

金属製やプラスチック製など、さまざまな素材のものがあります。
毛を取り除く効果はあまり期待できませんが、ブラッシング後の仕上げや、ブラシの届きにくい箇所の毛玉取りに適しています。

ブラッシングブラシ おすすめ商品5選

ブラッシングブラシおすすめ①:グルーミンググローブ

使い勝手のよいグルーミンググローブです。
手の形をしているので、細かいところまでお手入れできるのが魅力的。
シリコンとナイロンでできているため、猫の肌を傷つける心配もありません。


グルーミンググローブ

ブラッシングブラシおすすめ②:キューティクルプロテクトブラシ

犬・猫ともに利用できるブラシです。
通常のお手入れにも利用できるほか、シャンプー時にも使用可能。
皮膚の敏感な仔犬にも使用できるほどピン先がやわらかいので、猫の体を傷つけることもありません。


キューティクルプロテクトブラシ

ブラッシングブラシおすすめ③:REDECKER レデッカー 高級キャットブラシ

天然木と天然毛を使用した獣毛ブラシです。
やわらかい豚毛が使われており、ブラッシング後の毛をつやつやにしてくれます。
本体の大きさも持ちやすいサイズとなっているので、お手入れ時に重宝します。


REDECKER レデッカー 高級キャットブラシ(猫ブラシ)

ブラッシングブラシおすすめ④:ペット用ブラシ フーリーイージー 猫用ブラシ

プラスチック製のブラシです。
毛質に応じてブラシの長さや種類を変えられるので、短毛種・長毛種に関係なく使用できます。
静電気防止加工がほどこされているので、抜け毛がブラシ本体にくっつかない作りとなっています。


ペット用ブラシ フーリーイージー 猫用ブラシ

ブラッシングブラシおすすめ⑤:ペットブラシ マッサージブラシ スリッカー

持ち手部分に肉球のイラストがある、かわいらしい見た目のスリッカーブラシです。
ステンレス製のため、清潔な状態を保ちながら使用できます。
丸いピンが使われているので、猫の肌を傷つけることなく、適度なマッサージ効果も期待できる商品です。


ペットブラシ マッサージブラシ スリッカー

ブラッシングで猫の美しさと健康を守る

ブラッシングは、毛並みを整え美しくするだけでなく、マッサージ効果による血行促進で、猫の肌を健康に保つ効果もあるそうです。

愛猫にあったブラッシング方法やグッズを見つけ、猫の健康観察をしつつ、最高のスキンシップ時間をお過ごしください!

著者情報

U.SHOHEI

父親が犬のブリーダーをしていたこともあり子どもの頃から犬に囲まれた生活を送る。

現在は趣味の動物園・水族館めぐりから得た知識をもとに幅広く動物に関する記事の執筆をおこなっている。

得意な生物は、犬・猫・海洋生物・エキゾチックアニマル。

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