ドッグトレーナーに犬のしつけを依頼するメリット・デメリット

愛犬のしつけに悩んだときに、ドッグトレーナーへしつけの依頼を検討する人もいるでしょう。
ですが、具体的にドッグトレーナーがなにをしてくれるのかわからないという人も多いはずです。
この記事では、ドッグトレーナーに犬のしつけを依頼するメリットやデメリットについてご紹介します。 2020年11月13日作成

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どんなときにドッグトレーナーにしつけを依頼する?

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ドッグトレーナーに犬のしつけを依頼するにしても、どんなときに依頼をすれば良いのかわからないという人もいるでしょう。
そこで、まずはドッグトレーナーに犬のしつけを依頼するタイミングについてご説明します。

ほかの人や犬に迷惑な行動をするとき

ドッグトレーナーにしつけを依頼するのは、ほかの人や犬に迷惑な行動をするときに検討をします。
具体的には、吠え癖や噛み癖などです。
留守番中に犬が吠え続けるのは、近隣住人に大きな迷惑となるでしょう。
また、噛み癖はドッグランなどでほかの人や犬を傷つける可能性があります。
これらの問題行動が見られるときは、しつけをし直す必要があるでしょう。

愛犬の命に係わりそうな問題行動をするとき

愛犬の問題行動により、愛犬自身の命に係わることがあります。
特に、引っ張り癖がある犬は要注意です。
散歩中に突然道路に飛び出したり、ほかの人や犬に向かって走り出したりすると、思わぬ事故に繋がることが考えられます。
引っ張り癖のしつけは、なかなか素人が直すのは難しいかもしれません。
そんなときに役に立つのが、ドッグトレーナーの存在です。

主従関係が逆転しているとき

食事の際に、愛犬から唸られた経験がある人はいませんか?
それは、もしかしたら愛犬と飼い主の主従関係が逆転している可能性があります。
主従関係が逆転すると、飼い主にも手がつけられなくなってしまうでしょう。
しかし、主従関係が逆転しても、それを正すことは可能です。
自分ひとりで主従関係を正す自信がないのであれば、ドッグトレーナーに助言をしてもらいましょう。

ドッグトレーナーに犬のしつけを依頼するメリット

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実際にドッグトレーナーに犬のしつけを依頼すると、どのような効果が期待できるのでしょうか?
それでは、ドッグトレーナーに犬のしつけを依頼するメリットについて見てみましょう。

犬の問題行動が収まる

ドッグトレーナーに犬のしつけを依頼する一番のメリットは、犬の問題行動が収まることです。
プロに依頼しているため当たり前のことですが、素人には直すことができない犬の問題行動を収めることができるというのは、飼い主にとってありがたいことでしょう。
ただし、場合によってはプロのドッグトレーナーでもかなりの時間を要することがあります。
そのため、愛犬の問題行動に手が付けられなくなる前に、ドッグトレーナーに相談するようにしてください。

犬の扱いを教わることができる

ドッグトレーナーに犬のしつけを依頼するときは、預かり訓練と出張訓練の2つから選べる場合が多いです。
預かり訓練であれば、ドッグトレーナーに愛犬を1ヶ月~半年程度預けることで、飼い主が引き取るころには問題行動のない犬になっていることでしょう。
対する出張訓練は、飼い主の自宅や近くの公園などを使用して、トレーナーにしつけの仕方を教わりながら実際に訓練をします。
出張訓練であれば、犬の扱いの仕方も教わることができるため、訓練が終わった後にも再び問題行動が起きる可能性は低くなるはずです。

犬のコミュニティが増える

ドッグトレーナーは、定期的にしつけ教室という形で、数人規模の訓練を行っています。
しつけ教室では同じように犬のしつけに悩んでいる人たちが集まるため、自然と会話が増えて打ち解けることができるでしょう。
犬友達がほしい人は、しつけ教室に通ってみるのもおすすめです。

ドッグトレーナーに犬のしつけを依頼するデメリット

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ドッグトレーナーに犬のしつけを依頼するのは、メリットばかりではありません。
しっかりとデメリットも理解してから、しつけの依頼を検討するようにしましょう。

ドッグトレーナーのいうことしか聞かなくなる

ドッグトレーナーにしつけを依頼することの一番のデメリットとして挙げられるのは、愛犬がドッグトレーナーのいうことしか聞かなくなる点です。
特に預かり訓練に出していた犬は、飼い主との信頼関係を築くことなく、トレーナーとの信頼関係を築いてしまいます。
そのため、ドッグトレーナーが見ている前では愛犬がいうことを聞いていても、いざ帰宅するといままで通り問題行動を起こしてしまう可能性があるでしょう。

費用が高い

ドッグトレーナーに犬のしつけを依頼することは、当たり前ですがそれなりの費用がかかります。
預かり訓練であれば1ヶ月5万円、出張訓練でも1時間3千円程度はかかるでしょう。
もちろん愛犬の問題行動を直したいのであればお金の問題ではないでしょうが、現実的に費用がかさむのも覚えておかなければなりません。

攻撃的なドッグトレーナーもいる

犬のしつけに、正解というものはありません。
そのため、ドッグトレーナーも十人十色で、さまざまな性格の持ち主がいます。
犬のことを一切叱らないことをモットーとしている人もいれば、スパルタで犬に厳しく当たる人もいるでしょう。
スパルタのしつけがすべて悪いわけではありませんが、一部では虐待ともとれる行動をするドッグトレーナーも存在します。
そういったドッグトレーナーに当たらないためにも、事前の顔合わせはもちろん可能であれば訓練所の見学をさせてもらうと良いでしょう。
心配であれば、出張訓練のみにしてもらうことで、愛犬が傷つくのを防ぐことができます。

ドッグトレーナーに依頼して愛犬の問題行動を正そう

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ドッグトレーナーに犬のしつけを依頼することは、メリットばかりではないことがわかってもらえましたか?
もちろん、ドッグトレーナーは犬のしつけのプロであるため、愛犬の問題行動が直る可能性のほうが高いでしょう。
しかし、愛犬がドッグトレーナーのいうことしか聞かなくなったり、人に対して怯えるようになったりするのは良いことではありません。
信頼できるドッグトレーナーを見つけるためにも、一度出張訓練で愛犬に対するしつけを見せてもらうと良いでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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