猫のフードの切り替えとは?
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猫のフードを切り替えるときには1~2週間程度時間をかけてゆっくりと切り替えていく必要があります。キャットフードはものにより香りや粒の大きさも全て異なります。
一度に全て変えてしまうと、急に香りや食感などが変わるため警戒し、フードを食べなくなってしまうこともあります。一度フードを食べなくなってしまうと、前のフードに戻しても全く食べてくれないなんてこともあるため、フードの切り替えには注意が必要です。
何でもぺろりと食べてしまう猫はフードの切り替えもすぐに済むこともありますが、慎重で食にあまり興味がない猫は特に気をつけなければいけません。他にも嘔吐や軟便などの症状が見られるケースもあります。猫のフードの切り替えは慎重に行いましょう。
フードの切り替え方法とは?
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猫のフードの切り替えは実際にどのように進めていけばいいのでしょうか。ここでは、フードの切り替えについて詳しく説明していきます。フードの切り替えには段階を踏んで順序を守り進めていきましょう。
準備するもの
用意するものは、今食べているフードと新しいフードです。「今食べているものがなくなりそうなのでフードを変更しよう」と急に始めようとすると、切り替えがうまくいかない可能性があります。現在食べているフードの残量も調節しながらフードを切り替えていきましょう。
切り替えている途中で現在食べているフードが足りなくなってしまった場合、少し手間になってしまいますが、少量サイズ購入し、しっかり切り替えができるようにしましょう。
現在食べているフードの10%を新しいフードに変える
まず、今食べているフードの10%を新しいフードに変えましょう。
1日目は現在のフード90%に新しいフード10%の割合で与えていきます。2日目は80%に20%、3日目は70%に30%と、1日ごとに現在のフードを10%減らし、新しいフードを10%増やしていきましょう。10日間で新しいフードに全て切り替わるようにします。
2種類のフードは混ぜてしまってもいいですし、1つの器で分けて与えても問題ありません。猫の性格に合わせて与えるようにします。フードの切り替えをしているときには体調や便に変化がないかどうかも見てあげるといいでしょう。
切り替え中は急がず猫のペースに合わせる
フードを時間をかけて変更していても、切り替えている途中で急に食べなくなることや吐き戻し、下痢などの症状が見られるケースがあります。
そんなときは切り替えを進めることはせずに、前日の割合に戻し様子を見るようにしましょう。
なかなか体調が戻らないようであれば、フード以外の原因により体調を崩している可能性もあります。できるだけ早く、かかりつけの獣医さんに相談しましょう。下痢や嘔吐などの症状が続くと栄養を体に吸収できていない状態になりやすく、体調も悪化してしまいます。特に幼猫期、シニア期の時期は免疫力も低下しやすいので十分注意してあげましょう。
フードの切り替えの注意点は?
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フードの切り替えは猫のペースに合わせて変えていくことが重要です。急に切り替えないこと、体調や様子を見ながら変えていくように注意しましょう。
フードの切り替えの期間を長く取るためにはきちんとした訳があります。例えば高カロリーのフードから低カロリーのフードに急に変えてしまうと、カロリーが減ることになるので、空腹感を感じてしまいます。お腹が減ることによりストレスを感じやすくなることもありますので、徐々に変えていきましょう。
どうしても食欲がない、フードを全く食べない場合は、フードにぬるま湯を少量入れてふやかしてみましょう。そのまま与えるとやけどをしてしまうので、人肌程度に冷めた頃に与えます。フードを温めふやかすことで、香りが立つだけでなく、水分量も増えるので食べやすくなります。
フードの切り替え方法を実践してもうまく行かない場合は、かかりつけの動物病院やペット専門家の方に相談してみるのも方法の1つです。
猫用おすすめ食器を紹介
猫のフードに切り替えについてご紹介していきましたが、フードを食べるときには食器も重要なポイントです。食器は形、大きさ、高さなど1つ1つ違います。最近ではおしゃれなデザインからシンプルでスタイリッシュなものまで種類が豊富にあります。ここでは、猫用おすすめ食器をご紹介します。
tower ペットフードボウルスタンドセット タワー
ペットフードボウルスタンドセットタワーはおしゃれなデザインでスタイリッシュなインテリアのようなペット用食器です。1つ300mlのスクエアボールでフードと水用に分けることもできます。取り外しも可能なのでお手入れも簡単です。
スタンドはスチール製で耐久性があり傷にも強く丈夫にできています。フローリングの床にも傷をつけることがないので安心です。色はホワイトとブラックの2種類で、お家の雰囲気に合わせて選ぶこともできます。
フードボウル スタンド付き
竹製のスタンド付きフードボウルです。
傾斜になっていてこぼれにくく、安定感も抜群なので食べやすくなっています。
高さがついているので無理な体勢ではなく、首や背中の負担を軽減できるほか、食べこぼしも防ぎます。
また、可愛いデザインのため、見栄えもします。ボウルは陶器製のため、お手入れも楽々です。
猫の様子を見ながら調節しよう!
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ここでは、猫のフードの切り替えについてご紹介しました。猫のフードの切り替えをするときには1~2週間程度ゆっくりと時間をかけて行いましょう。急に変えてしまうと、食欲がなくなる、下痢、嘔吐などの症状だけでなく、ストレスが溜まってしまうこともあります。慌てることなく猫の様子を見ながら進めていきましょう。
フードを切り替えているときにわからないことがある、実践してもあまりうまくいかない場合は1人で悩まずにペットショップや動物病院、ペット専門家の方に早めに相談しましょう。
くらしのもり(参照日:2020-08-27)
https://item.rakuten.co.jp/yamayuu/yj-4744/
PET FUN(ペットファン) (参照日:2024-09-25)
https://item.rakuten.co.jp/petfun/t0018plate/
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。