猫にも抜け毛が少ない種類っているの?抜け毛が少ない猫と暮らす

猫と生活をともにしていると、抜け毛に困ることもあるでしょう。いっしょに寝ていると、布団に猫の抜け毛がびっしりと付いていることもあります。
そこでこの記事では、抜け毛の少ない種類についてご紹介します。 2020年06月05日作成

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抜け毛が少ない猫種の特徴

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猫にはさまざまな種類があります。
ですので、これからご紹介する特徴に当てはまっているからといって、必ずしも抜け毛が少ないというわけではありません。
しかし、ある程度抜け毛が少ない猫には共通の特徴があるのです。

シングルコートの毛質

猫には、犬と同様に2つの毛質があります。
寒さに強いダブルコートと、抜け毛が少ないシングルコートです。
ダブルコートは、アンダーコート(下毛)といわれる短くて細い被毛と、オーバーコート(上毛)といわれる太くて粗目の被毛をもっています。
このアンダーコートのおかげで保湿をすることができ、身体の温かさを保つことができるのです。
それに対してシングルコートの猫は、オーバーコートしかないため、寒さに弱いという特徴があります。
また、猫は春と秋に換毛期を迎えますが、この換毛期に抜け毛が多くなりやすいです。
特にダブルコートの猫は、換毛期を迎えると抜け毛が多く見られるようになります。

長毛種のほうが抜け毛が多い?

猫には短毛種と長毛種の2種類の被毛の長さがあります。
一般的には、長毛種のほうが抜け毛が多いと考えられています。
なぜなら、長毛種の猫はダブルコートであることが多いためです。
それに対して短毛種の猫はシングルコートのほうが多いため、抜け毛が少ないといわれています。
また、長毛種であればきれいな被毛を保つために、定期的にブラッシングを行わなければなりません。
そのブラッシングにより、また抜け毛が目立ってしまうのです。
ちなみに雑種の猫に限ってはそれは当てはまらないかもしれません。
なぜなら、雑種の猫はダブルコートであることが多いからです。
そのため、雑種の猫は抜け毛が多くなりやすいと考えられます。

抜け毛が少ない猫種をご紹介!

それでは本題である、抜け毛が少ないといわれる猫種のご紹介をしましょう。
もし猫を飼いたいけど、抜け毛が不安だという人は、ひとつの参考にしてみてください。

シンガプーラ

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シンガプーラは、シンガポール原産の短毛種です。
短毛種の猫は、活発だと思われがちですが、このシンガプーラは比較的大人しい猫種に分類されます。
数ある猫種の中でも最小だといわれるシンガプーラは、成猫になっても2~3kg程にしかなりません。
その小柄で可愛らしい見た目から、「小さな妖精」とも呼ばれる、とても愛らしい猫種です。
ゴージャスなシンガプーラの被毛はシングルコートであるため、抜け毛が少ない猫種のひとつに挙げられます。
小柄であまり鳴かないシンガプーラは、マンションやアパートなどの集合住宅でも飼いやすい猫種であるといえるでしょう。

ベンガル

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ヒョウのような見た目から、とてもワイルドな印象を持つ猫種であるベンガル。
ベンガルはシングルコートの猫種です。
その見た目から、「飼いづらそう」と考えられますが、とても甘えん坊で遊び好きな猫種です。
また、猫は一般的に水が苦手なことが多いですが、ベンガルは水が好きであることが多いため、いっしょに水遊びも楽しめるかもしれません。
ベンガルは、見た目以上に飼いやすい猫種であるといえそうです。

ラグドール

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ラグドールは、もっとも飼いやすい猫種として挙げられます。
英語で「ぬいぐるみ」という意味を持つラグドールですが、その名のとおり抱き上げてもぬいぐるみのように大人しくしていることが多いです。
大人しくておおらかな猫種であるため、子どもがいる家庭でも問題なく飼うことができるでしょう。
また、ラグドールはダブルコートですが、抜け毛の少ない猫種として知られています。
青い瞳に丸みのある身体がとても可愛らしいラグドールは、猫好きに大変人気です。

ブリティッシュショートヘアー

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まん丸の顔とがっしりとした身体が特徴的なブリティッシュショートヘアー。
もともとはイギリスでネズミや害虫を駆除するために改良された猫種であるため、とても活発な猫種です。
「いっしょに猫と遊びたい!」と考えている人には、うってつけの猫種といえるでしょう。
がっしりとした身体はスタミナも兼ね揃えています。
そのため、運動不足は肥満の原因にもなってしまうため注意が必要です。
ブリティッシュショートヘアーはダブルコートのわりに、抜け毛が少ないことで有名です。
しかし、ダブルコートの猫種は、どうしても換毛期になると抜け毛が目立ってしまいます。
ほかのダブルコートの猫種に比べて抜け毛は少ないですが、換毛期にはブラッシングをしっかりとしてあげると良いでしょう。

ロシアンブルー

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グレーの短い被毛と、きれいな瞳が特徴のロシアンブルー。
このロシアンブルーも、抜け毛の少ない猫種であるといわれています。
しかし、ロシアンブルーは短毛種でありながら、ダブルコートの持ち主です。
換毛期には多少の抜け毛はありますが、そこまで気にする程でもありません。
換毛期に軽くブラッシングをするだけで、抜け毛対策をすることができるでしょう。
大人しい猫種であるため、猫とまったりとしたい人には、ロシアンブルーがおすすめです。

スフィンクス

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スフィンクスは、その見た目にかなりの特徴があります。
猫には珍しい無毛種なのです。
しかし無毛種とはいえど、耳や尻尾、脚などに短い被毛は生えています。
その見た目の通り、スフィンクスの皮膚を守る被毛が極端に少ないため、寒さにはとても弱いです。
室内の温度を一定に保ってあげることが大切でしょう。
また、顔や身体のシワに毛穴からの分泌物が溜まってしまうため、こまめにシャワーに入れたり、濡れたタオルなどで優しくふき取ってあげる必要があります。

多少の抜け毛はブラッシングでカバーしましょう

スフィンクスのようなまったく被毛がない犬種を除いて、どんな猫種でも多少抜け毛はあります。
定期的にブラッシングをするのは猫とのコミュニケーションにもなりますし、猫の皮膚を健康に保つためにも大切なことです。
ブラッシングをすることで、猫の身体の異常にもすぐに気が付くことができるため、定期的なブラッシングはしたほうが良いでしょう。
しかし、たしかに猫の抜け毛は換毛期になればかなり目立ちますし、困ることもあるでしょう。
もしも抜け毛の少ない猫種を飼いたい人は、今回ご紹介した猫種の検討をしてみてはいかがでしょうか?

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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