猫の多頭飼いをするために!知っておきたいこと
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猫が好きで「猫がたくさんいたら楽しいだろうな」と思う方は多いでしょう。ですが、猫はもともと単独行動をする動物なので、犬のように群れを作る習性がありません。そのため、猫を多頭飼いする時は、以下のような注意点をしっかりと理解しておきましょう。
・猫にも相性がある
猫の性格によっては新入り猫をすぐに受け入れてくれる可能性もありますが、十分慣れるまでには時間がかかると思っていたほうが良いでしょう。人間と同じく猫にも相性があるので、必ずしも時間が経てば仲良くなれるわけではないことも理解しておいてください。特に子猫の頃から飼い主さん以外との関わりが少なかった猫の場合には、新入りの猫を受け入れられずにストレスを抱えてしまうことがあります。
・食器やキャリーはそれぞれ用意する
多頭飼いだからといって、全ての猫グッズを共有するのは良くありません。愛猫がストレスなく暮らせるよう、トイレなどは猫の数+1を用意し、食器やキャリーなども別に用意してあげましょう。
猫を多頭飼いするために何が必要?
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猫を多頭飼いをするためには、1匹で飼う時よりも、飼育用品を選ぶ際に気にしなければいけない点がいくつかあります。特に新入り猫をお迎えして間もない時は、思いがけない事故やトラブルが起こりやすいものです。それぞれの猫が落ち着いて暮らせるように、猫用品は環境に合ったものを選びましょう。
・キャットタワー
キャットタワーは猫が複数匹乗ることができるものを選びましょう。キャットタワーにはそれぞれ耐荷重があるので、購入時は必ずチェックすること。先住猫と新入り猫がお互いにリラックスできるよう、十分な大きさのあるものがおすすめです。
・トイレ
猫を飼育する際、トイレの個数は「猫の数+1個」が理想的です。そのため、置く場所が限られている時はコンパクトサイズのトイレがおすすめ。スペース的に十分な数のトイレが置けない場合には、吸収力・消臭力のある猫砂を使用しましょう。
・食器ボウル
食事の取り合いが発生しないよう、食器は猫ごとに用意します。省スペースに配置したい場合には、食器ボウルを2つ並べて置けるスタンドなどを活用しましょう。
・キャリーケース
猫を連れて外出する時は、キャリーケースが必要です。それぞれ別のキャリーでも構いませんが、猫の性格や状況によっては同じ空間に入れてあげたほうが良いこともあります。仕切りが作れるタイプのキャリーケースなら、状況に合わせて形態を変えることができるので便利です。
猫を多頭飼いする際に気をつけるべきこと!環境・費用・相性を考えよう
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猫の多頭飼いを始める前に、まずは以下のポイントについて考えてみましょう。
・スペースの確保
猫と人間の居住スペースをそれぞれ十分に確保できる状態になっていますか?猫は縄張り意識が強いので、1匹で落ち着ける場所も別に用意する必要があります。マンションなどの集合住宅では飼育頭数に制限があることも多いので、契約書をよく確認しましょう。
・費用や時間
猫の数が増えれば、食費や猫砂代、お世話にかかる時間も増えます。全ての猫のお世話が十分にできるか、よく検討しましょう。
・猫同士の相性
先住猫が新入り猫を受け入れられる性格かどうかも重要です。新しい猫を迎えると先住猫に大きなストレスがかかることもあるので、慎重に検討するようにしてください。
猫の多頭飼いにおすすめのグッズ5選をご紹介!
猫の多頭飼いでは、それぞれの猫が快適に暮らせる工夫が欠かせません。キャットタワーやケージは複数で使えるようなものを、トイレは複数置く必要があるので、場所を取りづらいコンパクトなものを選ぶと良いでしょう。猫砂はできるだけ消臭・吸収力の高いものがおすすめですよ。ここからは猫の多頭飼いにおすすめのアイテムをご紹介します。
猫の多頭飼いにおすすめ(1)アイリスオーヤマ キャットランド CLF-8
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インテリアに馴染みやすい、落ち着いたアイボリー色のキャットタワーです。キャットタワーのはしごを上り下りすることで、猫ちゃんの運動不足解消効果も期待できます。
耐荷重が約24kgなので猫が複数乗ることも可能。隠れて遊ぶことができるボックスは大小2つ。加えて最上部には3つもトレーが付いているため多頭飼いでも十分なスペースがあります。じゃれて遊ぶことができるねずみのおもちゃが2つもついているのも嬉しいポイントです。
支柱の一部は爪とぎになっているため、機能性も抜群。多頭飼いのお宅に是非オススメしたいキャットタワーです。
猫の多頭飼いにおすすめ(2)リッチェル コロル ネコトイレ F40
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40×29×16cmとコンパクトなサイズのトイレです。一般的なサイズのトイレに比べて場所を取らずに設置することができるので、複数のトイレが必要となる多頭飼いにもおすすめ。オープンタイプなので、猫が出入りやすい構造です。
プラスチック製で水洗い可能、トイレ内側には目安ラインが付いており、猫砂の適量が分かりやすいという特徴があります。また、底面の手前で水分が固まりやすい深型タイプなので、トイレの底におしっこがこびりつきにくいのも嬉しいポイントです。
カラーバリエーションはパープル、ライトブルー、ベージュの3色。同色で揃えてみても、それぞれの猫ちゃんで色を変えてみてもいいですね。
猫の多頭飼いにおすすめ(3)タワー ペットボウル スタンドセット
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愛猫を多頭飼いしていて仲良く並んで食事をする姿が見たいなら、ボウルが2つある食器スタンドがおすすめです。こちらの商品は、シンプルでインテリアの邪魔にならないスマートなデザインのボウルとスタンドのセットです。カラーはブラックとホワイトの2パターン。いずれもシンプルでシックな印象です。
陶器のボウルはスタンドから取り外せるので、お手入れも簡単。食事が終わったら取り外してキレイに洗い、常に清潔な状態で使いましょう。
スタンドは丈夫なスチール製で、足には傷防止・滑り止めの緩衝材が付いており、フローリングにも安心して置くことができます。
猫の多頭飼いにおすすめ(4)Sturdi ペットツインカーゴ
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開閉自由のファスナーで中心部を区切れる、大きめサイズのキャリーケースです。間に仕切りを作れば2つの空間を確保できるので、多頭飼いにおすすめ。ブラックとベージュの2色があります。
軽くて丈夫なので複数の猫を入れて持ち運びやすく、ドライブボックス、キャリーバッグ、移動時や災害避難時の簡易ケージなど様々な用途で使えてとても便利です。中にネームタグを入れておけば、災害時などもしもの場合にも安心です。
猫の多頭飼いにおすすめ(5)ユニ・チャーム デオサンド 複数ねこ用紙砂
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こちらは、高い消臭効果が期待できる紙製の猫砂です。猫のおしっこはニオイがきついので、多頭飼いの場合はどうしてもニオイが気になりがち。その点こちらの猫砂は水分の吸収が早く、吸った瞬間から強力にニオイを抑えてくれます。嫌なニオイが残らない独自の消臭技術を採用しているので、排泄量が多くなる多頭飼いのお宅にピッタリ。
おしっこを吸収した後はしっかり固まって崩れにくく、処分しやすいでしょう。濡れた部分は青く変わるので、取り除く際も簡単です。
猫の多頭飼いをするときは、しっかり準備をしよう
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猫を多頭飼いする時は、猫の性格のほか、住まいの環境や猫グッズについても事前にしっかり検討することが大切です。トイレはお部屋に複数個置けるコンパクトなサイズのもの、キャットタワーは複数の猫で使える丈夫なものなどを選びましょう。
多頭飼いに向いたグッズを上手に使うことで、猫と飼い主さんの両方にとって快適な空間で多頭飼いを成功させてくださいね。
アイリスプラザ 楽天市場店(参照日:2020-02-18)
リッチェル 楽天市場店(参照日:2019-12-16)
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生活雑貨マーケット マスト(参照日:2020-01-17)
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ip-plus(参照日:2019-12-16)
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ペットの専門店コジマ楽天市場店(参照日:2019-12-16)
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著者情報
原田さち
動物看護とトリミングに関する大学を卒業後、地元の動物病院へ就職。3年間の勤務ののち退職し、現在は保護猫カフェで出会ったぽっちゃり猫を溺愛中。爬虫類や両生類など、動物なら何でも大好き・オールOKな動物専門ライター。