ハリネズミに回し車はいらない！？その必要性を徹底検証！

夜行性であるハリネズミは、夕方から夜明けにかけて活発に活動する生き物です。おとなしそうな見た目からは想像できませんが、実は1秒間におよそ1.8mの速さで走ることができます。ハリネズミは毎晩エサを探すために広い範囲で活動しており、1晩で3～5kmもの距離を移動することもあります。

こうした習性を考えると、ケージ内の移動だけでは十分な運動ができないことが分かります。ストレスが溜まったり運動不足になったりしないよう、ケージ内に回し車を設置してあげた方が良いでしょう。なかには回し車にまったく興味のないハリネズミもいますが、何かのきっかけで突然乗ってくれるようになることも多いです

さて、ここからはハリネズミも使うことができる回し車を5つ紹介していきます。

ひとくちに回し車といっても様々な特徴があるので、飼育環境やハリネズミの大きさによってピッタリの商品を探してあげましょう。

軸部分にベアリングシステムを採用した初めてのホイールで、静音性が抜群に高いという特徴があります。

直径25cmで奥行も広く、大人のハリネズミでも回しやすいです。ハリネズミのサイズは個体差が大きいので、窮屈そうであればひとつ上のモデル「サイレントホイールビッグ（直径30cm）」を購入すると良いですよ。

ホイール部分が目の粗い鉄網状になっている回し車です。

上記のホイールと同じく、軸部分にベアリングシステムを採用しているので、ハリネズミが勢いよく回しても騒がしくありません。ハリネズミは走りながらうんちやおしっこをする習性があるのですが、これなら排泄物が網から床に落ちるので衛生的ですね。

まだ子供のハリネズミはメッシュ部分に足をひっかけてしまう可能性があるので、ある程度成長したハリネズミにおすすめです。

ホイールの直径が31cmと、ハリネズミにピッタリの大型回し車です。

ホイールはすべてプラスチック製で、つなぎ目やメッシュ部分はどこにもありません。そのため、小さなハリネズミでも足を挟む心配がありません。

設置は付属のスタンドで立たせる方法と、ケージの網部分に固定する方法の2種類があるので、飼育環境によって好きな方を選ぶことができます。

勢いよく走りすぎて、大きな回し車では放りだされてしまう…というハリネズミにおすすめの回し車です。

静かな輪の本体はすべてプラスチックで作られており、他のホイールに比べて軽いのが特徴。体重がかかればしっかりと止まるので、ハリネズミが急停止しても放りだされる心配がありません。

直径14cmほどと小さめなので、子供のハリネズミ用として使いましょう。

オレンジのお花をモチーフに作られた、可愛いデザインの回し車です。

軸部分がハリネズミの背中に当たらないようフラットな作りになっているので、背中がこすれてしまう心配がありません。回し車には珍しく2段階のリクライニング機能が付いているなど、飼い主さんも楽しめる設計です。

ケージのワイヤー部分に取り付けたい場合など、台座が不要であれば簡単に取り外すこともできるので、使い勝手も良いです。直径はおよそ14cmと比較的小さいので、子供のハリネズミ用として使ってください。

一般的に売られている回し車はハムスター用が多く、ハリネズミには小さすぎることもあります。体格に合わない回し車は回しづらいうえ、背骨にも良くありません。ハリネズミ用の回し車を選ぶ時は、あらかじめサイズをチェックしておくことが大切です。

大きく成長した時のことを考えると、直径30cm以上ある回し車を選んでおくと安心ですよ。