立場は上?多頭飼いの中での先住犬のポジションは?

多頭飼いをするうえで最優先にするべきことは、先住犬を大切に扱うということです。その上に、新しい子犬やそれ以外の犬の存在価値があるのです。人間の世界以上に、「先住犬」というのは、犬の縦社会では重鎮にあるべきものなのです。 2019年12月11日作成

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先住犬の立場とは?

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その家の中で最初に家族として加わっているのが先住犬と呼ばれる犬です。後にも先にも先住犬は、ナンバーワンの立場でなくてはなりません。そこで、先住犬の性格が弱く、後からやってきた犬に何でも譲ってしまうような立場になるのは、絶対に好ましくないことなのです。

〇どんな場面でも先住犬は優先されるべき
〇先住犬の性格が弱い場合には飼い主が介入する

このスタンスが大切です。多頭飼いとは、先住犬を立ててこそ成り立つものなのです。飼い主さんが全く精神的な余裕がないときには、よほどのことがない限り、勢いだけで多頭飼いを始めるのは、妥当とは言えせん。そのあたりを十分に理解したうえで、次のステップに進むべきか?(多頭飼いをするかどうか?)を考えられるようにしてください。多頭飼いでの先住犬はトップのポジションを守らないといけない立場なのです。

多頭飼いで一番気を遣うのは、先住犬

後から来る犬は、まだまだ先住犬よりも若いことがほとんどです。何もわからずにしつけもこれから、という年齢の場合には飼い主が必死に、しかるべきしつけを行えばすべてがうまくいきます。あるいは、ドッグトレーナーのところに通い、ある程度のしつけやコマンド(指示)を守れるように飼い主も努力をしてください。

力関係が逆点して、後住犬が我が物顔になるような生活空間は好ましくありません。そもそも、その家の犬としてのルールは先住犬が後から来る犬には教えるべきなのです。いろんな役割を担う先住犬だからこそ、飼い主は心から労わり新しく増えた家族への心労を拭える心の広さを持つべきなのです。

多頭飼いの中で先住犬が苦労をしないように

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何もかもを同じようにしてしまうのは、先住犬にも大きなストレスになります。ケージは必ず別にして寝床になるベッドも、犬の数だけ準備をしなければいけません。飼い主は、何を置いても、先住犬と後住犬の順序を逆にしてはいけないのです。すべてが先住犬から始まらなければいけないというルールを、きっちりと守れば自然にその家の秩序は守られて行くのです。

飼い主は言葉で○○が先!○○が一番!と声に出すと良いのです。そうすることで、先住犬は優先されている、愛されているということをさらに強く意識するようになるでしょう。これが多頭飼いの中で先住犬が苦労をせずに済む方法の一つです。

先住犬の年齢と性格を考えることが大切

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先住犬がシニア期に入っているときや何か病気を患っているときに、多頭飼いを始めるのは、リスクが大きいことだけを知っておいてください。逆にそれが励みになる場合も多いのですが、あまりにも年齢の開きや性格面での隔たりがある場合には、生活を別にするほかなくなります。それが先住犬を尊重することにつながるからです。

そして後住犬にも優しく接して、やがて先住犬を労わるような優しい性格の犬ぬ育つように、尽力をしてください。多頭飼いというのは、命に責任を持つということであり、その犬生を預かることなのです。飼い主としての責任は多頭飼いをしているすべての犬の幸せを約束することです。どうか忘れないでください。

家庭の中にできた犬社会は温かく見守るスタンスで

先住犬がストレスを感じることなく新しい犬を迎え入れるまでの間は、飼い主として心を砕くことが多いはずです。そのあとは少しずつ、生活環境にもお互いに慣れてくるので、家庭の中の犬社会は静観してあげてください。犬には犬にしか解決できない問題もあるのです。強く激しくけんかをするという以外は、横目で見ながら温かく見守るというスタンスが重要なのです。何をするときにも先住犬が一番!という方法を貫けば必ず良い結果が生まれるものなのです。

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UCHINOCO編集部

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