愛犬が鼻水を垂らしている!
鼻水を犬が垂らしているとなにか病気なのでは?と心配になりますが、犬の鼻水には2種類あり、心配がないものもあります。
一つは鼻の疾患や風邪が原因で、早めに動物病院に連れて行って対処したい「病的な原因」です。
こちらは適切な治療が必要になりますので、もし愛犬の鼻水が黄色かったり緑である場合には注意が必要です。
また、鼻水と一緒に出血している場合には鼻の中が傷ついていたり、炎症が酷くなっている可能性があるので、獣医さんの診察を受けましょう。
もう一つは心配のない「生理的現象が原因」の場合です。
こちらの鼻水はさらさらしていて透明なことが特徴です。
しかし、だからといって放っておくのは適切ではありません。
このようにさらさらした鼻水を犬が垂らしている時はなんらかのストレスを感じているサインのことがあります。
鼻水がでるメカニズムとしては、ストレスを感じると犬は緊張してアドレナリンがたくさん出ます。
アドレナリンが分泌されることで、鼻の中の血液量も増えるため粘膜から染み出す粘液の量が増えるため、鼻水として垂れてきます。
愛犬が鼻水を垂らしている以外にもその場からじっとして動かない、震えている、視線が泳いでいる、落ち着きがないなどの行動が見られた場合には緊張から鼻水が出ている可能性があります。
しかし、あまりにも鼻水を垂らす状態が長く続く、鼻水が黄色っぽくなってきた、粘度が高いなどの状態に変化があった場合には、病的な原因も考えられます。
動物病院を受診して、かかりつけの獣医さんに相談するのが安心です。
また、アレルギー症状の一つで鼻水が出ていることもあるので、鼻水がでていたらチェックしてみましょう。
愛犬の緊張を取り除くためには?
愛犬が緊張から鼻水を垂らしているのを見つけた場合には、何に緊張しているのか原因を特定することが大切になります。
特に犬は環境の変化に敏感であり、少しでも飼育環境に変化があるとストレスから緊張してしまうこともあります。
また、季節の変わり目などには室温にも注目してみましょう。
暑すぎないか寒すぎないかなどをチェックしてみます。
また、室温に問題がなくても湿度が高かったりすると被毛が豊富な犬は暑く感じてしまいます。
湿度と室温どちらも適切であるなチェックします。
また、飼い主さんと離れるのが不安な子はお留守番の不安などから鼻水を垂らすこともあります。
いきなり長時間のお留守番はせずに徐々に慣らしていくことがポイントになります。
垂らしている鼻水の量が少ない場合は犬の鼻はある程度湿っている状態が良いので、あまり気にする必要はありませんが、あまりにもポタポタ垂れているときにはなにか鼻の疾患である可能性もあります。
他にも緊張していると、震えたり鼻水意外にもサインを出していることが多いので、愛犬の様子が少しでもおかしくないか日頃から様子をよく観察しておくことが大切です。
愛犬とのコミュニケーションで早期発見
犬はしゃべることができないため、飼い主さんがいち早く愛犬の異常に気付いてあげることが大切になります。
普段から愛犬と遊んだりしてコミュニケーションを密にとり、愛犬の性格や行動パターンを把握しておくとどんなときに緊張しやすいのかわかりやすいですね。
愛犬の健康管理やメンタルの管理は飼い主さんにしかできません。
飼い主さんの大切な役割と言えますので、お互いが快適に生活するためにも愛犬のサインに注目しましょう。
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UCHINOCO編集部
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