猫の性格は毛色の特徴で左右される?毛色別性格診断
猫の性格は遺伝性のものと、成長していく過程で養われたものに分けられるといわれています。
遺伝性のものでは東京農業大学が行った“毛色によって猫の性格が違う”という研究が有名ですね。
この研究によると毛色や柄の特徴によって、猫にも親猫から受け継いだ性格があることが分かっています。
猫の性格がある程度分かっているのなら、飼い方にも工夫ができるため助かるとは思いませんか?
のびのびと猫ライフを送ってもらうために猫の性格と特徴について、しっかり学んでいきましょう。
毛色と模様で違ってくる猫の性格
・黒一色の猫は友好的な性格で観察力があり空気を読める
・白一色の猫は気が強いが神経質で臆病な性格
・白黒の猫は人懐っこく、甘えん坊で利発
・茶トラは穏やかで食いしん坊
毛色は猫の個性といえるほど種類も柄も様々な特徴があるため、全てをあげることはできませんが、代表的な毛色別の性格は上記の通りです。
飼い主さんから見ると愛猫の性格はもっと複雑に感じるかもしれませんが、あてはまる部分も多くあると思います。
飼い始める前にある程度の性格の情報があれば、飼い方の対策も立てやすいため参考になるのではないでしょうか。
大きく分けて6つある猫の性格と飼い方
一緒に暮らしていれば愛猫の性格は分かってくると思いますが、話すことができない猫は知らないあいだにストレスをためていることもあるかもしれません。
突然ハゲを作ってしまった、粗相するようなったなど行動に出始めて気がつくこともあるのではないでしょうか。
ここでは猫が持つ本来の性格を6つあげながら、特徴や飼い方について解説していきます。
愛猫の性格は分かっていると思っていても新しい発見があるかもしれません。
甘えん坊で寂しがり屋
犬なら尻尾をちぎれるほどふって人間に大好きアピールをするものですが、猫にも人懐っこく寂しがり屋な性格をしている子がいるものです。
尻尾をピンッとたてて擦り寄ってくる、飼い主が行く所にはトイレでもお風呂でも一緒に付いて来たがるといった特徴があります。
甘えん坊で寂しがり屋な猫はよく観察をしていますので、飼い主の感情の変化にも敏感です。
忙しくてかまってあげられなかったり、留守がちにしたりするとストレスをためて異常行動が始まることもありますので注意してあげましょう。
大人しくてのんびり屋
大人しくてのんびり屋の性格の猫は無駄鳴きもなく比較的飼いやすいと感じることでしょう。
特にマンションのような共同住宅での生活なら下の階や隣近所に気を遣う必要もないため飼い主としてはとても助かります。
しかし、多頭飼いの場合は他の猫からちょっかいを出される側になりますので、ストレスをためることがあるようです。
また、欲求が少ないため、あまり自己主張が見られませんが、だからといって感情がないわけではありません。
大人しいことを理由に後回しにしないように飼い主の方から様子を見てあげる配慮が必要です。
ツンデレな気分屋
抱っこやさわられるのがあまり好きではないのに甘えてくるタイプがツンデレな気分屋になります。
基本的に気が強く、好き嫌いもハッキリしていますので、家族で暮らしていると特定の人にしか懐かない傾向があるようです。
難しい性格をしていますが、甘えん坊な一面をのぞかせた時にはしっかりスキンシップをとるようにしてあげましょう。
いたずらっ子で賢い
賢い猫は飼い主を観察していますので、気を引くためによくいたずらをするようになります。
好奇心が旺盛で遊ぶことが大好きなため、運動量も多くよく走り回り、比較的大きな声で自己主張をします。
遊んでくれる相手なら家族の誰とでも仲良くできますので、可愛がられる存在になるでしょう。
ただ、賢いぶん覚えも早く飽き性な一面があるため、遊び方はいろいろと工夫をしてあげた方がよさそうです。
退屈するといたずらが多くなる傾向もありますので、飼い主の方で対策が必要になってきます。
優しくて穏やか
優しく穏やかな猫は調和がとれるため、多頭飼いや子供がいる家庭でも安心して飼うことができます。
穏やかで怒ることが滅多にないため、子供の相手もしてくれて飼い主にはとっても助かる存在になることでしょう。
ただ優しい性格であっても意思はちゃんとあります。
怒らないからといってあまりベタベタさわると近づいてこなくなるかもしれません。
猫の感情は尻尾やヒゲの状態に出ていますので、しっかり観察して気持ちを読み取ってあげるようにしましょう。
社交的で気さく
社交的で気さくな猫は来客にも愛想よく対応して可愛がられるアイドルタイプの猫です。
多頭飼いでも自分からグイグイ距離を縮めていけるので、甘えん坊で寂しがり屋な猫や優しくて穏やかな猫とは比較的すぐに仲良くなれるでしょう。
しかし、ツンデレタイプやのんびり屋タイプには積極的な性格が迷惑がられるのか嫌われてしまうこともあるようです。
ストレスに強そうな雰囲気はありますが、怒られたり、冷たく対応されると案外ハゲをつくりやすいタイプでもあります。
デリケートな性格をしていることを理解し、よく観察して気持ちをくみとってあげるようにしましょう。
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UCHINOCO編集部
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