犬が石を食べちゃった!どうすれば良いの?対策と予防について

散歩中に犬が小石を食べてしまうというのはよくあることです。健康上の問題は?もしも食べた場合の対処は?というのはどの飼い主さんでも知りたい部分です。今回は犬が石を食べるという現象について考えてみました。 2019年09月26日作成

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犬が石を食べた場合

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犬が石を食べるのは、まぎれもなく問題行動の一種です。決して見過ごせるものではありません。なぜ石を食べるのか?食べた場合にはどうすれば良いのか?を飼い主さんが正しい知識を持って対応するべきなのです。石などは絶対に食べないから大丈夫?などと思っていませんか?

最初に異食行動について冷静に考えてみてください。異食は絶対に避けたいことです。それは犬の体の大きさに関わらず、やはり躾の一環として絶対に避けるべき問題です。どうしても食べてしまう恐れがある場合には、対応を考えるべきでしょう。

その欲求はどこからくるのか??

普通に考えれば土や石を食べるという行為はおかしなことです。それを本能的に食べてしまうのは、どうしてもミネラルなどが不足している場合に原因があるのです。簡単に呑み込める場合もあります。それでも確実に、石を食べたという場合には、必ず獣医さんに相談をして確実に対処しておくべきでしょう。同時に石を食べるという場合にはその犬が抱えているストレスを取り除く必要があります。飼い主さんの接し方に何か問題はありませんか?

もしも石を咥えて今にも飲み込みそうな場合には、決して大きな声を出さずに静かに何か他のおやつなどを差し出して石を離すように促すほかありません。もしかすると、石の歯ざわりだけを感じたかったのかもしれないからです。

犬が石を食べてしまった場合

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石を食べてしまうというケースは、少なくはありません。石を食べてしまう背景はその犬によってそれぞれですが、基本的に石を食べることは、砂利程度の大きさ以外は非常に危険だと考えておいてください。口の大きさに対して明らかに大きな石を誤飲しているという場合には、即刻、動物病院に急ぐべきでしょう。

小型犬の場合などには砂利程度の大きさでも腸で詰まる可能性も高いからです。石を飲み込んだ後に、腹痛が起きて元気がなくなる場合には、要注意です。嘔吐や血便にまで症状が進む前に、動物病院に連絡をして処置を急いでください。

レントゲンに映り込む石

飲み込んだ石は、必ずレントゲンで場所を特定できます。そして大きさや場所によっては内視鏡を使って取り出す場合や、最悪の場合には全身麻酔下により開腹手術ということになります。犬に負担もかかる処置が多いので、まずは石を食べさせないようにすることを、考えてください。

そして、もしも大事に至らなくても、石を食べるような癖がある犬には、根本的な食生活の改善が求められます。石を食べる犬のほとんどが、ミネラル不足と言われています。今食べているドッグフードを見直してビタミンとミネラルがしっかりと補えるようなフードに少しずつ切り替えるようにするのも一つの方法です。

病的な要因も考えておく

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石をたべるようになってしまいと寄生虫をお腹に中に繁殖させてしまう可能性があります。これは検査ですぐにわかりますので石を食べているような場合には検査を受けてきちんと判断してもらってください。そして、食べ物ではない石を好んで食べるような場合には、甲状腺機能亢進症という病気も疑います。いずれの場合にも、問題行動になりますので、用心をするに越したことはありません。

飼い主さんの関心を引こうと思い石を食べていることも、考えてあげてください。いろんな思いが交差して、石を食べてしまう精神状態を思いやると、飼い主さんがどうあるべきか?時間のある限り犬との時間を共有するなど、考えられることをすべて実行してみると、意外に早い段階で石を食べるのを辞めてくれる可能性も高いのです。

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UCHINOCO編集部

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