食欲の秋!夏には食欲がなくても秋から冬にかけては食欲旺盛になるだろう!と思っていても、なんだか本調子でなさそうな様子の愛犬・・・。飼い主さんとしては何かの病気ではないか!?ととても心配になるかと思います。
そこで今回は秋の元気のなさ・食欲不振について解説していきます。慌てず騒がずまずは原因を探っていきましょう!
秋に元気がないのはよくあること?
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愛犬の元気がない場合はとても心配になり、やはり原因としてまず考えてしまうのが病気かと思います。ですが秋に元気がなくなるということは、実はそんなに珍しいことではありません。ではその原因を解説していきます。
夏の疲労を引きずっている為
夏の厳しい暑さは犬にとって過酷なことはわかるかと思いますが、暑さよりは良いもののエアコンも犬に負担がかかります。中にはエアコンが苦手でお腹をくだしてしまう子もいますので、そういう子の場合はもっと疲れが溜まってしまうのです。
そんな溜まり溜まった疲れを秋に持ち越してしまい、元気がないということは充分にありえます。
気温差についていけない為
加えて秋はぐっと気温が下がってくるかと思います。夏から秋への落差が激しい場合は、気温差に体がついていかずにぐったりとしてしまうことがあります。また涼しくなったせいか水分をあまりとらなくなることもありますので、よく見ていてあげましょう。
食欲がない原因として他に挙げられるもの
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食欲がない原因として他に挙げられるのは発情期です。発情期は年に2回春と秋にあります。この時期はそわそわしたり食欲がなくなったりすることが多いのです。この場合は発情期が終われば食欲が戻ってきますので、ご安心ください。
ですがこの発情期、最近はエアコンなどで温度調節も出来るようになった為か、きっちり春と秋に来ることは少なくなってきたようです。
避妊手術をしていないメス犬にはヒートも
ヒートというのは陰部から出血する生理です。私達と同じように犬も赤ちゃんを産む準備をするのです。通常は生後6~10ヶ月に始まると言われ、春と秋の年2回と言われていますが、近年は季節関係なく来ると言われています。
期間は長くても2~3週間ほどと言われていますので、1ヵ月たったらそれは子宮の病気の可能性もありますので、すぐに病院を受診しましょう。
病気の可能性ももちろんある
秋は気圧が安定せず自律神経も乱れやすいのです。そうなると、やはり胃腸系の病気にかかってしまう可能性も出てくることは確か。嘔吐や下痢が続く場合は要注意です。またヘルニアなどの持病を持っている子も、症状が出てきやすいのです。
そして冬に向けての暖房で空気も乾燥してきて、気管支炎などにもかかる可能性が出てきます。濡れタオルを下げるなどの乾燥対策はしっかり行いましょう。また寒さに弱い子もいる為、お散歩の時に服を着せることもおすすめです。
自己判断は危険!
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これまで色々と解説してきましたが、愛犬の原因はきっとこれだろうという自己判断は決してやめましょう!やはり定期的に健康診断を受けて、気になる症状があったら早めに病院に連れて行くことを徹底しましょう。
特に子犬や高齢犬は、具合が悪くなった時に衰弱していくスピードが速く、最悪の場合命に関わる危険性があります。愛犬の普段の様子もしっかりノートなどにまとめておくと、視覚的にも異常が見えてくるので安心かと思います。
犬は自分で体調不良を訴えることが出来ません。飼い主さんがしっかりと健康管理をしてあげて、秋を楽しみましょう!
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UCHINOCO編集部
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