皆さんは愛犬を車に乗せていて急に吐いてしまった・・・という経験をお持ちではないでしょうか?なんで?と思った方、実は犬も車酔いするんです。
嘔吐まではいかないまでもよだれが多くなったり、落ち着きがなくなったりとなんだか様子が変だと感じたことはありませんか?しかし対策と言われるとどうしたらいいのかわからないという方が多いと思いますので、解説していきます。
犬はなぜ車酔いを起こすの?
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「犬は体の構造が違うから、車酔いを起こす原因も違うんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、車酔いを起こす理由は人間と同じです。よく車酔いを起こす方は三半規管を鍛えよう!と言われますが、まさにその通り。
犬の車酔いの原因もこの三半規管にあります。三半規管とは内耳にある平衡感覚をつかさどる器官のことです。ちなみに三半規管を鍛えるには、この平衡感覚を養うことが大事だと言われます。
車に乗るとかなり揺れるかと思いますが、それで目で見ている景色と体の平衡感覚がずれてくることによって、自律神経が乱れてしまい、車酔いを起こしてしまうことがあるのです。
さらに犬はその刺激には慣れていないということも起こしやすい要因となっています。
車酔いを起こさない子も
ただしこれには個体差があります。乗ってものの2~3分で起こしてしまう子もいれば、長く乗ってもなんともない子もいるのです。こればっかりはなんとも言えないのですが、一度乗り物酔いを起こしてしまうと、以降再発してしまうことがあります。
特に初めての場合は、最初に起こしてしまうとトラウマになってしまい、また起こしてしまう確率が高くなってしまうため、きちんと対策をしてから乗るようにしましょう。
車酔いの予防や対策
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では具体的な予防や対策を、一つ一つ見ていきましょう!
空腹時・食後すぐは避けよう
人間でもそうかと思いますが、空腹時や満腹の時は酔いやすいと言われています。なぜかというと、食べ物を消化しようとしたりして自律神経が過敏になっているからです。ですから、食事と食事の間と言うのが理想的なのです。
クレートやキャリーバッグに慣れさせておく
犬を車に乗せる場合にはクレートなどに入れる方が良いです。よくそのまま乗せる方も見受けられますが、まっすぐ立っていようと足元を踏ん張らせているのを見たことがありませんか?実はあれ、結構負担がかかっているのです。
ですから入れた方がいいのですが、まず慣れさせておくことが大事ですね。やはり犬も慣れない場所に入れられては緊張してストレスがかかってしまうと思います。そうすると体調を崩してしまうことが多いのです。
あまり大きいクレートに入れない
クレートに入れる際はあまりスペースに余裕があると、中で犬が動いてしまいます。ちょっと可哀想ではありますが、安定の為に少し狭い方が良いでしょう。そしてクレートには布をかけた方が無難かと思います。
愛犬と楽しいお出掛けを!
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車酔いは一度なってしまうと、その後のお出掛けに支障が出てきてしまうことが多いです。その子もトラウマに感じてしまい、お出掛けをしたがらなくなってしまうのはとても可哀想なことかと思います。
しかも楽しいお出掛けなら最悪我慢すればいいのですが、愛犬が具合を悪くしてしまったり、急に一緒に連れて行かなければならなくなったりといった緊急時などに車酔いをしてしまうようでは、選択肢が狭まり困ることも多いかと思います。
ですから愛犬が安心して車に乗れるように、日頃から対策は抜かりなく行いましょう!いつ何が起こるかは誰にも何とも言えない問題ですから、その方が飼い主さんも安心かと思います。
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UCHINOCO編集部
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