犬と人の体の違いとは一体なんでしょうか?
今回は比較しながら、あの犬の可愛らしいボディを徹底解明したいと思います!!
出典元:https://www.shutterstock.com/
役に立つ五感の順番が違う!!
人や動物が感じとる機能の五感。
(目・耳・肌・鼻・舌)
視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚
物の情報をどのように認識しているか、五感の割合を数字で表すと
人と犬では大きな違いがありました。
出典元:https://www.shutterstock.com/
人の場合とは
人の場合は
視覚86% 聴覚8% 触覚3% 嗅覚2% 味覚1%
だと言われています。
私たちは視覚で8割以上のものを感じ取っているのです。
よく目隠しして、何の食べ物かを当てるというゲームがありますが、
なかなか当てることが出来ないのは、味覚からの情報はわずか1%しか得れないためだったのです。それはなかなか難しい数字です。
犬の場合とは
犬の場合は
視覚20% 聴覚30% 触覚9% 嗅覚40% 味覚1%
だと言われています。
人と比較すると五感の割合に大きな差があります。
最も数値が高いのが嗅覚です。野生で暮らしていた頃、夜は真っ暗になり視覚があまり使えなくなります。そうなると他の敵に襲われたりして、危険性が高まります。
そのため犬は嗅覚が発達し、何かが近寄ってきたら臭いで瞬時に察知するということに長けているのでしょう。
人と比較すると臭いを嗅ぎ分ける能力は100万倍だと言われています。
また聴覚も優れており、人と比較すると犬は4倍以上も優れています。
その反面、視覚はあまり良くなく約0.2程度の視力しかなく全体的にぼやけています。
その分優れた臭覚と聴覚でカバーしているのでしょう。
また味覚に関しても、能力は低く人の6分の1程度にしか感じとることが出来ません。
その分、優れた嗅覚でもご飯を楽しんでいるのでしょう。
出典元:https://www.shutterstock.com/
皮膚の構造が違う
あれ、うちの犬って汗かかないな…。と感じたことはありませんか?
実は人と犬の皮腺には大きな違いがあったのです。
犬は人のようにダラーっと汗をかくことはないでしょう。
実はエクリン汗腺とアポクリン腺の二つの汗腺に秘密があったのです。
出典元:https://www.shutterstock.com/
人の場合とは
人の全身にはエクリン汗腺という汗腺が皮膚下にあります。
これは無臭の場合が多く、スポーツをした際に汗が流れるような、体温調節を目的とした汗腺です。または緊張した時など、サラリとした汗で無色無臭です。
アポクリン腺という汗腺は主に脇の下にあります。
この汗腺から出る汗は、フェロモンと呼ばれています。
汗は白濁色で、匂いもあります。
人はこの二つの汗腺から汗を出しています。
犬の場合とは
犬の場合は、簡単にいうとほぼ逆の汗腺の構造になっています。
体全体にアポクリン腺があり、フェロモンを出しています。これは温度調節の役割がないので、犬が暑さに弱いというのはここに原因があります。
ではエクリン汗腺はどこにあるのでしょうか。
実は、鼻や肉球などにしかありません。そこからしか発汗が出来ないので、温度調節の為に口をハァハァさせて熱を逃がしているのです。
犬に人が惹きつけられてしまうのは、犬の全身からフェロモンが出ているからというのは理由の一つかも知れません。
出典元:https://www.shutterstock.com/
時速何キロで走れる?!
人と犬、二足歩行と四足歩行の違いがありますね。
人は足を前後、蹴るようにして走りますが、
犬の場合は体全体をバネのようにして、飛び跳ねるように走ります。
肉球が衝撃を吸収し、爪はスパイクの役割をします。
走る為に最適な体の作りになっています。
ですから、犬の方が平均時速は早い結果になっています。
人 最高速度が時速約44km
犬 平均が時速約50km
人の最高速度が犬の平均値に軽く超えられているので、
犬と追っかけっこしたら、勝てるはずがないのは一目瞭然です。
出典元:https://www.shutterstock.com/
犬と人との違いは大きくありましたね。
意地を張って愛犬と、かけっこ競争をしていましたが今後は諦めようと思います。
もっと様々な特徴の違いがあると思いますので、探しながら生活してみても楽しいかも知れませんね。
著者情報
UCHINOCO編集部
UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。