鳥には散歩は必要??
https://www.shutterstock.com/
飼っている鳥のことを少し考えてみてください。小鳥の場合には小さめの鳥かごの中で24時間を過ごすわけです。これは小鳥にとってストレスのかかるものではないでしょうか?この方が守られて安全、という考え方もあります。それでも1日のうち数回は部屋の中で放鳥して、自由に歩かせる時間も必要です。もしも、この子の時間が取れないという場合には、小鳥はストレスを抱える結果になるのです。
安全に家の中で放鳥する分には、安全ですぐに捕まえることもできます。但しこれが庭先や公園となると話が随分とかわってしまいます。生命の危険も感じてしまう程に危ない場面もあまりにも多いからです。むしろ、散歩というよりも鳥にとってはサバイバルのような状況にもなるのです。
散歩は危険という考え方
鳥の種類にもよりますが、基本的に鳥を散歩させるのは室内に限るわけです。もしもそれ以外の場所で散歩をさせるという場合には、特に大型オウムなどに限ります。小鳥にハーネスを付けて散歩をさせるというのは現実的ではありません。そのあたりをよく考えて行動するようにしてください。
もしもフライとハーネスのようなものを付けて散歩をするという場合には、しっかりと飼い主さんの管理のもと、安全に散歩をさせてあげられるように、準備を万端に整える必要もあります。自分の鳥がきちんとハーネスを付けていたとしても、他の動物がその姿に刺激されて、鳥の方を攻撃してくるということも十分に考えられます。そうなってしまうと救いようのない場面に遭遇する可能性も高いのです。
インコをケージのまま散歩に連れ出す
https://www.shutterstock.com/
さすがにフライトスーツをつけて公園を散歩するオカメインコのようになれない!という方は、ケージに入れた状態で人の気配が少ない公園などを散歩するのはどうでしょうか?不慣れな人が連れ出すのはとても大儀なことですが、インコのようにある程度の大きさがある場合には、散歩も気分転換になるのです。
但し、あくまでも自己責任のもとで行うべきでしょう。飼い主さん自身も、外に連れ出すことに対して不安を持っているときには、無理をしてまでの散歩は必要ないでしょう。それよりも放鳥する場合に出来るだけ部屋の中を自由に移動させられるように、広く場所を設ける方が先決だと思います。
鳥に散歩が必要という意見もある
https://www.shutterstock.com/
確かに鳥の性格によっては行動的で飼い主さんと一緒に散歩に行くことに喜びを感じている場合もあります。ただどうしても動物ですので衝動的な動きが全くないとは言い難いのです。だからこそ、鳥の散歩はわかっているけれども断念しているという方の方が圧倒的に多数です。
フライトスーツを着て散歩に行ける鳥は、大胆で勇気のある性質なのです。それ以外の鳥は臆病で怖がりというのは当たり前のことです。散歩二連れ出すことで、最悪な場合には、二度と戻ってこない場合もあるのです。そこまでの覚悟をしてまで臆病な鳥を散歩二連れ出すメリットはどこにあるのでしょうか?本当の意味で、鳥には散歩が必要というのは、稀なタイプの鳥なのです。
鳥の放鳥・散歩は自己責任の上で行うべきこと
ストレス発散や極度の怖がりに陥らないように社会を見せるというのは、非常に高い学習効果があるわけです。それでも、危険性や恐怖心の方がどうしてもメリットを上回るという判断の場合には、そこで断念するべきでしょう。飼い主さんの心理の上で、迷いがある以上、鳥を安全に散歩させることが困難だからです。
著者情報
UCHINOCO編集部
UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。