散歩中に虫を食べる犬!害はないの?平気なのでしょうか?

動く虫を食べる癖のある犬は案外と多いようです。飼い主さんとしてはとても心配になります。虫の種類にもよりますが、一般的に、虫を食べてしまう犬に対してはどのような対応をすればよいのかを考えてみました。 2019年04月27日作成

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犬が虫を食べる理由は?

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実は昔から犬は虫を食べるという習性がありました。動き回る犬にとっては貴重なたんぱく源となっていた時代もあったのです。今ではドッグフードがどの家庭でも充填されているので、虫を食べなくてもやり過ごせます。それを考えると虫を食べるというのは、昔の名残でもありついつい、動き回る虫を追いかけて食べたくなるというのは、犬にとっては仕方のない衝動なのです。

基本的には散歩中にも虫を口に入れないように気を配ることが絶対に大切です。但し一瞬の出来事で気が付いたときには飲み込んでしまった後ということも、多いのです。食べた虫の種類によっては危険度もありますので一先ず、獣医さんに相談をして必要があれば適切な処置を取ることをお勧めします。

殺虫剤が塗布されたものかどうか?

万が一、田んぼなどに入ってしまい虫を口にした場合には要注意です。まずはそのような散歩コースを選ばないことが一つの方法です。そして、農薬がかかっているかもしれない虫を食べた後には、犬の様子に異変がないかどうか?をチェックする必要があります。もしも、中毒症状を起こしているようであれば、即座に動物病院を受診してください。あまり時間を置かないようにしてください。異常がない場合には、様子を見ても大丈夫です。一応、どのような虫を食べたのか?について飼い主さんが把握しておくことも重要ポイントです。

寄生虫の心配はないのか??

虫を食べるということで、寄生虫の心配が出てくるのは当然です。きちんと虫下しやフィラリア予薬を飲んでいる犬においては、寄生虫の心配は回避できます。飲み込んでしまった虫に対しては経過観察をするほかありません。やはり、野外の散歩を日々行うという場合には、寄生虫対策は万全に行うことが妥当なのです。

虫が口にすると危険な虫もある

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例えば、一時世間を騒がせていた「ヒアリ」は犬が食べるととても危険です。犬の持つ毒性の強さを飼い主さんは絶対に知っておいてください。特に「ヒアリ」には、アルカロイド系の毒性が認められています。急激にアナフィラキシーショックを起こす場合も十分に考えられますので食べてはいけない虫として認識しておいてください。犬が刺された場合でもすぐに対処しなければならないタイプの虫です。

ハチにもご用心を

ハチも口にすると危険な虫です。たいていの場合、犬が捕獲しようとしたときに、犬を刺してしまうことがあります。そうすることで、ヒアリと同じようにアナフィラキシーショックが起きてしまうのです。もしも食べてしまったという場合には口元を水で洗い流し、刺された後はないかどうか?を確認し、念のために獣医さんに報告をしておく方が安全でしょう。

拾い食いをやめさせることが賢明な方法

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犬が道に落ちているものをなんでも食べて困る、というのは飼い主さんが抱える悩みの一つでもあります。散歩のマナーとして拾い食いをしないようにしつけることが何よりも重要なことです。あまりにも拾い食べをする場合には、口輪をするなど、ある程度強硬手段を取った方が安全は守られます。そして虫を一度でも口にすると、ゴキブリやカマキリなど、なんでも食べようとしてしまいます。それらも、原則として口に入れないということを徹底さえすれば、危険度も低くなります。

食感を知ってしまうと繰り返し食べる

狩猟の意識が残っているようは犬種の場合には、虫は食べ物として認識してしまう場合もあるのです。ある意味、本能がそうさせている部分も多いので、致し方がないという見解もあります。それでも、虫を食べるのをやめさせたいという気持ちが強い場合には、散歩コースを変える、しばらくは散歩を控える、などの策を講じるほかありません。無理をしてでも、虫対策を行わないといけない場合もあります。いずれにしても、虫を食べては良いという見解ではなりません。毒性の強いもの、殺虫剤が塗布されている可能性の高いものは絶対に避けることが必要なのです。

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UCHINOCO編集部

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