犬の涙やけの原因は?
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まるで目の下の模様のように、犬にも茶色に変色した涙やけができる場合があります。油断をしていると涙やけは悪化するばかりです。実際に生きていくうえで支障になるようなものではありません。だからこそ放置をしてしまう飼い主さんが増えてしまっているのです。
犬の涙やけはほとんどの場合、鼻涙管が何らかの事情で詰まっていることがほとんどの理由です。そのために涙があふれて目の下に常に溜まってしまっている状態なのです。抜け毛やごみが目の中に入ったことが原因で、余計な涙があふれ出ることも考えられるわけです。
鼻涙管がなぜ詰まるのか?
涙は鼻の奥へ排出されることが正しい機能です。そんな時に鼻涙管がつまってしまうと当然、涙の行き場がありません。そうすると涙やけができる場所に常に、涙が停留した状態になってしまうのです。これは自然に治るというものではありません。ではなぜ鼻涙管が詰まってしまうのか?という問題が発生します。
これは、先天的に鼻涙管が細すぎる体質という場合もあります。また目の周りの老廃物が溜まってしまうことが涙やけの原因にもなるのです。涙やけで手術までを行い治すというのは、ポピュラーな手術というわけではなさそうです。犬種によってはどうしても、涙やけができやすい犬種もありますのでよく観察をしておいてください。
水分不足と涙やけの関係性は?
水分不足になると老廃物は汗と涙に代わります。これは案外と盲点なのですが老廃物もない状態の場合には、汗と涙は排出されるようになるわけです。涙が多く出るということはその時点で、水分不足を呈しているのです。水を常に十分に飲めるような大きめのフードボールに水を設置しておくなど、飼い主さん側の知恵も必要になります。
単純に水分不足の場合には、まず水を定期的に飲めるように努力をしてください。水分不足さえ解消できると、他の原因も探して根本的に涙やけをなくせるように努力をすれば良いのです。
涙管が詰まる原因とは?
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ドッグフードの中でも安価なものほど、添加物が多いとされています。結果的には食事が合わずに体質に合わないものばかりを、欲しがるだけ与えるというようなしつけは、ここでとどまっておいてください。結局は、その犬の体質を見抜けていないと、いつまでも体に合わないドッグフードを与え続けてしまい結果になるのです。
そうなると当然、涙管は詰まりやすくなります。添加物をこの機会に徹底的に排除して、体の内側からの元気を目指してみてください。必ず涙やけも軽減されるはずです。
涙やけに気づいたらふき取る
基本的に涙管を詰まらせないようにするために、水分を多めに摂取させることを意識してみてください。涙やけの多いタイプの犬は水が嫌いというデータがあるほどです。それらを乗り越えて涙やけは改善されていくものです。十分な運動や涙やけにも大きな影響を与えるのです。
具体的な涙やけのケア方法は?
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基本的には常に涙やけの出来ている部分を清潔に保つことから始めてください。常に涙が出ている状態の場合には、何度拭いても状態が変わらない場合が多いのです。その場合には、体の内側から涙やけを治すという意識を持ってみてください。
涙やけを軽減させるために穀類フリーのドッグフードに切り替えるというのも一つの方法です。まずはドッグフードの切り替えは効果が高いのでお勧めです。そのほかにも目の異常が認められる場合には、外科的な手術を行い涙やけの原因となる、流涙症を改善することも選択肢に挙げられるようになります。
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UCHINOCO編集部
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