結論!猫とうさぎを一緒に飼育することは可能
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猫とうさぎを一緒に飼育することはできます。ただし、それはいくつかのポイントを熟知した上で成り立つ話です。
距離の取り方が大切
猫とウサギを初めて対面させる時は、距離の取り方を意識してください。まだお互いが仲良くなれていない段階で近づけると、ストレスで体調を崩すかもしれません。
うさぎが安全に暮らせるように意識する
まず第一に考えるのは、「どうやったらうさぎが安全に暮らせるのか?」です。うさぎはストレスに弱い動物なので、猫に怯える可能性があります。
うさぎを飼育する時は、ゲージに入れる人が多いと思いますが、初めは猫とうさぎが顔を合わせない部屋にゲージを置いてください。
顔を合わせる時は、どちらかをゲージに入れた状態を保ちましょう。お互い認識するそぶりが見えたら、ゲージから出して同じ部屋で過ごさせるのもありです。
しかし、その時は必ず飼い主が同じ部屋で見張っていなければいけません。お互いが警戒する素振りを見せたら、どちらかをゲージに戻しましょう。
うさぎ→猫の順番で飼育すると成功しやすい
うさぎと猫どちらを先に飼育するのか?これが大事です。結論から言うと、うさぎ→猫の順番で飼育するとうまくいきます。
動物は、「先にいた方」で上下関係が決まります。うさぎはストレスを抱えやすい動物なので、猫の後にうさぎを迎え入れると、最悪、うさぎが捕食されるかもしれません。
必ずうさぎを先に飼育して、うさぎの立場を確立させてから猫を飼育してください。
とにかくうさぎを最優先させる
うさぎを優先させるのは、飼育する順番だけではありません。全てにおいて、猫よりウサギを優先させてください。
例えば、
・ご飯の時間はうさぎが先
・かまってあげるのもウサギが先
などです。これを猫の前で見せつけてください。そうすると、猫は自分よりもうさぎの方が偉いと感じるようになります。
その後は、ちゃんと猫のお世話もしてあげてくださいね。やきもちを焼かせるのは、それはそれで良くありませんから。
怪我、捕食、etc。うさぎと猫を飼育する際に絶対的に気をつけたいこと
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前述したようなポイントを意識すれば、猫とウサギを同時に飼育することは可能です。
それを念頭に置いた上で、絶対的に気をつけたいことをまとめました。
怪我に注意
猫もウサギも鋭い爪が生えています。お互いが威嚇の姿勢を見せた時に、引っ掻いて怪我をする可能性があります。
猫がウサギを襲うイメージが強いと思いますが、その逆もあり得るので注意です。
怪我をした時は、動物病院に連れて行って診察してもらってください。放置しておくと、傷口から細菌が入って別の病気になるかもしれません。
捕食に注意
猫がウサギを捕食する可能性はゼロではありません。猫はもともと野生の動物で、小さなライオンのようなものです。
狩りの本能が働いて、うさぎをターゲットすることがあります。厄介なのは、いつそのスイッチが入るかわからないことです。
お互いが仲良くなったと感じても、突然スイッチが入るかもしれないので、同じ空間で遊ばせる時は飼い主が見張っていなければいけません。
【まとめ】どうしても相性が良くないときは別の部屋で飼育する
色々試した上で、どうしてもうさぎと猫の相性が悪いと感じたら、別々の部屋で100%隔離して飼育してください。
全く顔を合わせることになく飼育すれば、喧嘩することもありませんし、ストレスを抱える必要もありません。
隔離できる部屋がない場合は、里親を探すなどして手放しましょう。くれぐれも世間や山に捨ててはなりません。責任を持った手放し方を考えましょう。
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UCHINOCO編集部
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