それって警戒?猫の尻毛が膨らむとき
https://www.shutterstock.com/
何かに急激に驚いた瞬間に猫のしっぽは膨らみます。嬉しいという感情では、しっぽが膨らむことはありませんが、警戒心が働くときには、しっぽが膨らむのです。主にびっくりしたときにも、しっぽは膨らんでいます。疑心暗鬼の気持ちが強く働くときに、猫のしっぽは膨らみます。
怒りでもなく嘆きでもない感情は、ある意味「驚愕した時の気持ち」という表現が一番しっくりくるように感じます。何かに驚き、警戒心も働く場合には、猫のしっぽは膨らみます。そのしっぽの膨らみと同時に被毛も逆立っている場合がほとんどです。
尻毛に現れる強い感情
猫の感情はしっぽを見れば大体わかるものです。その時の感情を飼い主さんが受け入れて、宥めてあげるのも優しさです。言葉を交わさない間柄でも、しっぽに見える猫のその瞬間の気持ちを汲んであげたいものです。愛猫家は常に健康チェックとともに、しっぽを通じてその子の感情をのぞき見しているようです。
尻毛が膨らむときの具体例は?
https://www.shutterstock.com/
初めてのおもちゃや初めての場所という、イレギュラーの対応が苦手な猫もいます。例えば、極度の警戒でしっぽが膨らんだ事例としますと・・
新しいおもちゃを飼い主さんが購入しました。そのアイテムを猫に見せた途端、猫特有の慌て方でそのおもちゃに対して瞬時に敵意を持つのです。これはなに?なにかひどいことが起きるのでは?常に猫は警戒心をフル活動させているわけです。
・びっくりしいたとき
・驚いたとき
・嬉しすぎたとき
いずれも、しっぽは膨らんでいます。
嬉しい時にも膨らむって本当?
https://www.shutterstock.com/
飼い主さんに甘えてのどを鳴らしている猫の様子を観察してみてください。必ず嬉しくて少し興奮している状態になっているはずです。しっぽも、こんもりと膨らんでいることが多い状況です。しっぽが膨らむのは緊張感を伴う場合です。猫によっては嬉しいというプラスの感情をしっぽで表現するのです。
同じ興奮でも理由が違いすぎる
猫は感情が高ぶると、しっぽが膨らむことがわかりました。驚いたり威嚇をする際にもしっぽは膨らみます。逆に何か嬉しくて興奮したときにも、しっぽが膨らみます。どちらも、興奮がベースになっていますが。理由が違います。恐怖も驚愕も、興奮の一種です。同じようにしっぽを膨らましていても、今その猫が置かれている状況によって理由が変わってくるのです。
尻毛で語る深い意味
猫はいつも冷静な表情を称えています。実際に、驚かされるようなことが起きても、あまり表情を動かさずにじっと見据えている感じがします。ある意味、表情よりもしっぽのほうが深く語る場合もあるのです。
猫のしっぽが膨らむときには、興奮がきっかけになって交感神経が刺激されているときです。興奮の次に来る感情は警戒です。そのように心に感じた猫は、しっぽを介して自分の感情を伝えようとするのです。
縄張りを誇張するときに膨らむしっぽ
縄張り意識が強すぎるために、よそ者に対しては厳しく接するのは猫の世界ではルールです。そのときに、しっぽ膨らまして相手を威嚇しようとします。驚きの感情や怒りの感情よりも、縄張り意識というものは人一倍強いわけです。
猫のしっぽはメッセンジャー
しっぽが膨らむ理由としては主に感情が高ぶったときに連動します。愛猫がどんなときにしっぽを膨らましているか?を知ることができるとまた、愛猫との暮らしの楽しみが増えるのです。気持ちを先回りしてあげることもできるので一層強い絆で結ばれそうです。
著者情報
UCHINOCO編集部
UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。