ハムスターってどんな動物?
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ハムスターはネズミの仲間です。ペットとして飼われているハムスターはすべて野生でも生息していて、今から80年以上前にシリアで捕まえられたハムスターが世界中に広がっていったといわれています。
野生のハムスターは主にユーラシア大陸の砂漠などに生息していますが、徐々に姿を消していっているのが現状です。
ハムスターはとても世話をしやすく、狭いマンションでも飼えるのが魅力です。
また、犬のように吠えないので、近所迷惑にもなりません。もちろん、散歩の必要もないので、どんなに忙しい人でも飼うことができます。小さいので掃除をしていればにおいも少なく、種類や個体にもよりますが、人にもよくなれます。
また、トイレの後始末もかんたんですし、食べる量も少ないので餌代も安くすみます。
何といってもハムスターがチョロチョロと動き回るしぐさは愛嬌たっぷりで、見ているだけでも癒されるのが人気の秘密でしょう。
ハムスターの種類はゴールデンとドワーフ
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ペットとしてのハムスターは、大きく「ゴールデン」と「ドワーフ」にわけられます。「ゴールデン」は体が大きめなハムスターで、「小さい」を意味する言葉通り、「ドワーフ」は体が小さいハムスターをまとめて指します。
体が大きく、おっとりしているゴールデンハムスターは、古くからペットとして親しまれています。
一方、ドワーフハムスターは、ジャンガリアンハムスター、キャンベルハムスター、チャイニーズハムスター、ロボロフスキーハムスターの4種類。体が小さくてかわいらしいのが特徴です。
それぞれのハムスターには特徴があるので、どの種類が世話をしやすいのかを考えて選ぶようにしましょう。
犬の場合だとプードルとブルドッグは品種が違いますが、ハムスターの場合は種類が違うので、体のしくみにも差があり、基本的には繁殖はできません。
ゴールデンハムスター
ハムスターのなかで、もっとも古くからペットとして飼われてきたのが、このゴールデンです。1930年にシリアで捕まえられた子孫が世界中で飼われています。名前の由来はラテン語の「金鉱」から。
背中が茶色、お腹が白のノーマルカラーを思い浮かべる人も多いと思いますが、さまざまな毛色があります。まず、短毛種と長毛種にわかれ、カラーバリエーションも豊富。
おっとりした性格で、人に慣れやすく、初めてでも飼いやすい種類です。しかし、なわばり意識がとても強いので、必ず1匹ずつで飼ってあげる必要があります。
ノーマルの次に人気の毛色は「キンクマ」。全身柔らかなクリーム色の毛で覆われた愛らしい姿は、「テディベアハムスター」の愛称があります。耳の内側だけ黒いのも特徴。ほかにも、白地に黒い模様が点々と散る「ダルメシアン」や、白黒茶の3色が入り混じる「トリコロール」など、毛色のバリエーションは実にさまざま。
体重:オス85~130g/メス95~150g
体長:18~19cm
生息地:中近東地域
別名:シリアンハムスター
ジャンガリアンハムスター
少し面長の顔と、背中の黒いラインが特徴です。
ドワーフハムスターの中でもっとも温和な性格をしているので、飼育しやすくゴールデンと並んで人気があります。しかし、個体差が激しく、中にはとても神経質な性格を持つハムスターもいます。
また、冬になると毛が真っ白になる個体もいるので、毛色で選ぶなら、冬は外したほうが良さそうです。
体重:オス35~45g/メス30~40g
体長:オス7~12cm/メス6~11cm
生息地:カザフスタン東部、シベリア南西部
別名:ロシアンハムスター
ロボロフスキーハムスター
1994年ごろ、輸入された世界最小のハムスター。ほかのハムスターより素早く、そしてちょこまかと動くのが特徴です。
性格は臆病で警戒心が強く、手乗りにするのはなかなか難しいですが、活発な動きはいつまで見ていても飽きず、観賞するにはもってこいのハムスターです。体が小さいため、オスとメスの判別がつきにくく、間違えられることもしばしばです。
相性がよければ複数を一緒に飼うこともできます。
ノーマルは背中側が薄い茶色で、お腹が白く、目の上に白いまゆ毛のような模様があります。
体重:15~30g
体長:7~10cm
生息地:ロシア、カザフスタン東部、モンゴル南西部
和名:ロボロフスキーキヌゲネズミ
チャイニーズハムスター
1981年ごろ、輸入され、ドワーフの中でもっとも古くから飼われているハムスターです。名前の通り、主に中国に生息している種類で、長いしっぽとスリムな体型が特徴で、ねずみによく似ています。
動きは素早く、ちょっぴり神経質ですが、時間をかければよく慣れるため上級者向けとされています。ノーマルカラーは灰色がかった茶色、背中に一本ラインが入っています。
体重:オス35~40g/メス30~35g
体長:オス11~12cm/メス9~11cm
生息地:中国北西部、モンゴルなど
別名:モンゴルハムスター
キャンベルハムスター
ちょっぴり神経質で上級者向け
見た目はジャンガリアンにそっくりですが、性格は気が強くて、噛むことも多いといわれるので、やや上級者向けのハムスターです。
ジャンガリアンよりもカラーバリエーションが豊富なのも特徴です。
また、ジャンガリアンとの繁殖が可能です。
体重:オス35~45g/メス30~40g
体長:オス7~12cm/メス6~11cm
生息地:ロシア、モンゴル、中国黒竜江省一帯
別名:シベリアンハムスター
ハムスターを選ぶポイントはいくつかあります。
ゴールデンかドワーフか、手乗りにしたいのか観賞用なのかなど、あらかじめ考えてから選ぶようにしましょう。
また、大きければ大きなケージが必要になりますので、置き場所も忘れずに考えるようにしてください。
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UCHINOCO編集部
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