雄犬が去勢手術を受けた去勢後にどんなケアが必要なの?
去勢手術が終わって一般的には、5、6時間で麻酔が切れると言われています。
手術そのものは、短い時間で終わりますが犬の術後の状態によって入院になるか日帰りになるかは変わって来ます。
一般的には、日帰りで帰宅できますが、全身麻酔の影響で犬は家に帰っても普段より「ぼーっと」しているかもしれません。
そのため、日頃より犬の様子に注意してあげるだけではなく、犬の傍にいて飼い主さんが優しく撫でてあげることで精神的に安らぐはずです。
人間でも手術を受けた後には、大きなストレスを感じますが、犬も同じで大きなストレスを感じます。
去勢手術の日には、忙しい飼い主さんも愛犬と一緒に過ごす時間を確保してあげて下さい。
去勢後に犬は、傷口をしきりに気にしてしまい舐めて治そうとする犬もいますが、舐めてしまうと完治が遅れてしまいます。
これを防ぐためにエリザベスカラーをつけて傷口を保護してあげましょう。
また術後は、出来るだけ安静にしてあげる必要がありますから去勢手術後の散歩は当分の間は控えましょう。
散歩を控える期間は、一般的に抜糸が終わるまで期間だと言われています。
抜糸のタイミングは病院によって違いますが、術後10日から14日が一般的です。
また抜糸までの間は、シャンプーも控えて出来るだけ犬を安静に過ごさせて下さい。
雄犬の去勢後の食事は?
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去勢手術を行った後の犬は、水を飲んだりドッグフードを食べると吐いてしまうことがあります。
傷口の痛みや違和感などで、犬も食欲がなくなるのは当然です。
最初は水やドッグフードを少しづつ与えて食べさせてあげて下さい。
もし、愛犬が水やドッグフード食べて吐くような状態が続いたりしたら動物病院を受診して下さい。
また、去勢手術を行うとホルモンのバランスが崩れて代謝が悪くなってしまい去勢前と同じ量のドッグフードを与えても太りやすくなってしまいます。
愛犬が、去勢後に食欲が増してもドッグフードの量を増やしたりするとさらに太りやすくなってしまいます。
ただし全ての犬が、去勢をしたからと言って太ってしまうわけではありません。
しかし去勢後に太りやすくなりやすい傾向があるので、愛犬の体重管理が重要になります。
動物病院によっては、去勢後に太りやすくなるのでダイエットフードを勧める病院もあります。
もし去勢後に体重が増えて行くようであれば、ダイエットフードにするのも一つの手段です。
犬は肥満になったしまうと、糖尿病や関節疾患、呼吸器疾患などのリスクが高くなると言われているのでそうならないようにしっかりと体重管理をしてあげて下さい。
雄犬は去勢後に性格が変わるの?
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雄犬が去勢後に性格が変わると言う話を聞いたことがある人は多いと思います。
結論から言うと、個体差はありますが去勢後に性格であったり行動であったり変化が現れる場合が多いようです。
このような変化が現れるのは、生殖能力が完成する前に去勢を行った犬に多い傾向にあります。
しかし、雄犬が去勢後にマーキングをしなくなるという話を聞いて愛犬が去勢をしたからマーキングをしなくなると期待している飼い主さんもいますが、去勢前に足を上げてマーキングをすでに覚えてしまっているので、去勢後もマーキングをします。
マウンティングも同じことで去勢前にすでに行っている場合には。去勢後もマウンティングを行います。
ただし性格は、多くの犬が去勢前より去勢後の方が穏やかになるようです。
犬によって個体差があるので、去勢後の変化はそれぞれです。
しかし、本来は去勢することの意味は男性ホルモンによって起こる病気を予防するためです。
愛犬にとって去勢を行うことは、大変なことです。
しっかりと去勢後には、飼い主さんがケアをしてあげて下さいね。
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UCHINOCO編集部
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