犬が震えているのを見て時々心配になる、という方も多いのではないでしょうか。
心配しすぎるのもよくないけれど、体の不調のサインなら見逃せません。犬が震える原因と、その対処法を紹介します。
犬が震える理由 その①生理的要因
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また、恐怖・不安・警戒心といったストレスからくる震えもよく起こります。花火や雷、掃除機など、ここのワンちゃんにとって苦手な音やもの、人や環境を目の当たりにして強いストレスを感じ、それが震えにつながるのです。
さらに、興奮による震えも比較的よく見られます。犬は興奮すると、目を大きく見開きながら全身をブルブル震わせます。例えばエサを前にしてじらされているとき、細く鳴きながら身震いしているのが良い例ですね。
ブルっと震える原因は人間と同じ
一言で「震え」といっても、種類はさまざま。しかし、ワンちゃんも人間と同様、ブルっと震える原因は生理的なものです。
例えば代表的な理由は、寒さ。人間が寒い時にブルブル震えるように、犬も同様です。あまりにも寒い状態が長時間続くと、低体温症につながる可能性もあるので注意しなければなりません。
犬が震える理由 その②体の異変・病気のサイン
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体の不調を訴えるサインの震えであるときは、放っておいてはいけません。
まず挙げられるのは、老化や運動不足による筋力の低下が引き起こす震えです。年齢には抗えませんが、運動不足にならないようにしてあげたいですね。
次によく見られるのが、痛みからくる震え。気づかないうちにどこかケガをした、あるいは骨折や脱臼をしたという可能性があるので、注意して見てあげましょう。また誤飲誤食や、中毒症が原因で震えだすこともあります。
発熱からくる震え
ある特定の病気を患った場合も、体の震えが頻繁に見られることがあります。例えば感染症などによる発熱は震えを引き起こします。
発熱は、いったん起こると肺炎や気管支炎などの新たな疾患を連鎖的に発症させることもあるので、早めの対処が必要でしょう。また痙攣や発作を繰り返す「てんかん」は、震えそのものが症状である病気です。
暑い夏には、熱中症による水分不足が原因で震えだすことも!近年は猛暑続きなので、こちらも注意が必要ですね。
震える犬への対処法
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体の不調が原因だと思われる場合は、とりあえず動物病院に連れていくのが最も安心です。病気を特定してもらい、適切な治療法を仰ぎましょう。
また、筋力低下させないためにも、毎日の散歩や運動は必須です。その上で、高タンパク・低脂肪の食事をこころがけましょう。
日頃から観察をすることで防げることも
まずはワンちゃんの震えの原因が生理的なものか、それとも体の不調によるものなのかを見極めてあげることが飼い主の役目。日ごろから犬の習慣や好き嫌いを観察しておくことが大事です。
生理的要因で震えている場合、特定の原因を取り除いてあげればOKです。室内が寒すぎ・暑すぎないか、犬のストレス要因となる苦手な音や物や環境が近くにないか、などと気を配ってあげることで大幅に改善するでしょう。
意外!?嬉しくて震える犬も!
ここまでは、マイナス要因から来る震えについて紹介しましたが、なんと嬉しくて震えるワンちゃんもいるんです。
犬は人以上に、体全身を使って喜びを表現するため「気持ちを抑えられないくらい嬉しい!!」というときに、ブルッと震えてしまうことがあるのです。嬉しい気持ちを表現したいのに、抱っこされているから思いっきり動いて表現できないとき、震えることで感情を表現します。
このような震えの時は、心配はいらないどころか、とってもほほえましいですよね。温かく見守ってあげてください。
犬の震えも、原因は様々。
生理的要因から体の不調、さらには喜びの感情まで、犬の震えには様々な原因があります。この記事を参考にして、あなたのワンちゃんの震えの原因を見つけ、問題解決に役立ててくださいね。
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UCHINOCO編集部
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