猫にも寂しいという感情がある
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表情に感情が表れないと思われがちな猫。そんな事はありません。猫を飼っている方なら、なんとなく猫の表情の違いに気付いておられる方も多いでしょう。長年猫を飼っているという方であれば、ご説明も不要でしょうけれど、初めて猫を飼い始めた方にはなかなか理解が難しい事とお察しします。
最初に猫が寂しいと感じている時に取る行動をお教えしたいと思います。猫にもそれぞれ性格の違いがあります。孤独に強い猫もいれば、飼い主の姿が見えていないと寂しくてたまらないという子もいます。次から詳しく見ていきましょう。
猫が寂しい時に取る行動とは?
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猫が寂しいと感じている時に取る行動は、大きく3つに分ける事が出来ます。一番多い行動は「鳴く」という事です。二番目には、側に寄ってきて何らかのアクションを起こすという事です。三番目は悪い事をするという事です。この三つについてご説明しましょう。
鳴いて寂しい気持ちを知らせる
これは子猫に多い行動ともいえます。猫なりに色々な行動を取り学習していった結果、成猫になっても鳴いて感情を知らせるという事になるのです。これができるのはとても頭の良い猫だという事がいえるでしょう。
なぜなら鳴いて寂しいと訴える事が、一番手っ取り早く人間に気持ちを伝えられるからです。じっと飼い主の顔を見つめながら鳴く時もあれば、トボトボと歩きながら甘えた声で鳴く事もあります。
側でアクションを起こす
まるで犬の様に仕草で飼い主に寂しい気持ちを伝える猫もいます。前足で飼い主の身体にチョンチョンと触り、顔を見上げる仕草をみせます。この様な行動を取る時は、寂しい時ばかりではなく、お腹が空いているとかおやつが欲しいなどの気持ちを訴えている事もあります。
中には歩く飼い主の足にまで手を出して歩行を遮ろうとする猫もいます。この様な子は少々短気な性格でもあるでしょう。
わざといたずらをする
これは高度な技です。寂しい気持ちが究極まで高まっているのにも関わらず、飼い主に気持ちが届かないといった時にこの様な行動を取ります。案外この様な事をする猫は多いのではないでしょうか。
わざと高い所に登り、飾ってあるものを落としてみたり、テーブルの上に上がりコップの水を倒したりします。犬であれば、わざと飼い主さんの布団の上でウンチをするといった事をする子もいますが、これと似たような行動といえるでしょう。
これはしたくてする訳ではなく、この様ないたずらをすれば飼い主の気を引く事が出来るというのを知っているから、わざと取る行動です。これはあまりにも飼い主がかまってあげないと必ず猫はします。
どうしてうちの猫はイタズラばかりするのかしらとお悩みの方もいるかと思いますが、これは明らかにスキンシップ不足が考えられます。猫にしてみれば、怒られるのを覚悟でイタズラをする訳ですから、寂しい気持ちも究極の所まできている行動と考えなければいけないでしょう。
日頃からのスキンシップが大事
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猫がわざとイタズラをするという行動は、エスカレートすると猫の精神的な病気を引き起こす事もあります。よほど寂しいんだなと微笑ましく見守れる程度ならまだいいのですが、ひどくなると自分の毛をむしり取ったり、自分の尻尾を追いかけてグルグル回ったり、または肉球を過剰にかじるなどの行動を取る様になってしまいます。
寂しがりやだからといって、人間が四六時中側にいてあげるという事は不可能なので、一緒にいられる時間はなるべくスキンシップのために時間を割いてあげましょう。猫を膝に乗せ、顔や身体をマッサージしながらブラッシングし、ついでに健康チェックもしてあげると一石二鳥です。
大事な家族の一員ですから、常に愛猫の心にも寄り添ってあげられる様に心がけましょう。
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UCHINOCO編集部
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