もこもこの毛に癒される「サイベリアン」について

もこもこの毛を持つサイベリアンは、シベリア猫とも呼ばれているロシアで最も飼われている猫です。そんなサイベリアンの情報について集めてみました。 2018年09月15日作成

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1. サイベリアンの基本情報

サイベリアンはロシア原産の猫で、サイベリアンフォレストキャットやシベリア猫などと呼ばれることもあります。サイベリアンはロシアの歴代大統領に飼われていて、最近ではプーチン大統領が、秋田県知事にサイベリアンのミール君を贈ったことでニュースになりました。サイベリアンはしっかりとした骨格で、適度な筋肉と脂肪を持っています。体重は4~10㎏と大型の猫になります。

サイベリアンは極寒の環境でも生き抜けるよう、全身長い被毛で覆われていて、その被毛は三重構造になっています。寒さから身を守る分厚い被毛のアンダーコート、防水の役目をするダブルコート、一番外側にある多めの皮脂で覆われたガードヘアと呼ばれるトリプルコートの3種類からなっています。

2.サイベリアンの特徴や性格について

サイベリアンは温厚で忍耐強く、賢い性格をしています。なのでトイレなどのしつけもしやすく、飼いやすい猫の一種です。好奇心旺盛な部分もあるので、見知らぬ人にもあいさつをするなど、いろんなものに興味を示します。なのでおもちゃを工夫して、好奇心を刺激してあげるのもよいでしょう。飼い主に愛情深いサイベリアンですが、テリトリー意識が強いので、自分が認めない相手には冷たく接するところがあります。

サイベリアンはネズミハンターとして優秀で、更に水を怖がらない性格の子が多いので、魚を捕るために水へ飛び込むこともできる野性味あふれる一面があります。個体差や育った環境などにもよって変わりますが、サイベリアンは水遊びが怖くない猫になります。

3.サイベリアンの歴史について

サイベリアンはロシア発祥の猫とされていますが、詳しい起源はよく知られていません。ですが紀元1000年ごろには存在していたのではと考えられています。サイベリアンは1871年に行われたキャットショーにて人気が出ましたが、当時のロシアは他の国との交流や制限していたため、手に入れるのが難しい猫でした。

1987年にようやく他国に輸出されるようになりましたが、当初は政治的に近い国や地理的に近い国にのみ輸出をしていました。1990年には冷戦関係であったアメリカにもサイベリアンが数頭贈られ、1996年にはTICAに正式な猫種として登録されました。

4. サイベリアン・気を付けるべき病気について

サイベリアンは遺伝的に起こりやすい病気として、肥大型心筋症と多発性のう胞腎があります。肥大型心筋症は、心臓の筋肉が厚くなることにより心臓に負担がかかり、呼吸困難や心不全、後脚麻痺を起こす可能性がある病気です。サイベリアンでも特に、中年期以降のサイベリアンがかかりやすいといわれています。呼吸の状態や脚の状態に変わった様子がないか普段から注意するとともに、年に1度の定期検診を受けましょう。

また長い被毛を持つサイベリアンは、毛球症になりやすいためマメにブラッシングしてあげることが大切です。そして寒い国出身のサイベリアンは、暑さに弱いので夏場は熱中症にならないよう注意が必要です。日中の室温が28度以上にならないようエアコンを付け、いつでも新鮮な水が飲めるように用意をしてあげましょう。

5. サイベリアン・食べ物の注意点

サイベリアンは大型種の猫には珍しく、運動能力が高く筋肉量も多い猫です。他の猫よりも筋肉量が多いので、高たんぱく質なフードを与えて、筋肉を維持できるようにサポートしましょう。

また毛球症になりやすいサイベリアンにはは、水溶性・不溶性の両方がバランスよく含まれている、いも類のフードがおすすめです。皮付きに蒸したさつまいもなど、トッピングしてあげるとよいでしょう。

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UCHINOCO編集部

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