冒頭にも書いているとおり、猫は環境の変化に敏感な動物で
お引越しは大きなストレスを抱えてしまう可能性があります。
ですが、お引越しを無しに…。なんてことは出来ないと思いますので
今回は、お引越しをする時、猫のストレスを最小限に抑える方法をご紹介します!
1.猫のお引越しの準備
出典元:https://pixabay.com/ja/
猫は自分のニオイが付いている物がないとストレスを感じてしまいます。
ですので、新しい場所に引っ越すから猫の用品をすべて新しい物にする
という事はしないで、以前から使用していた物を必ず使用するようにしましょう。
トイレは、トイレの砂などを変えずに新居に持っていきましょう。
洗ったりしてしまうと、ニオイが消えてしまいます。
猫のソファーやキャットタワーを設置している場合も
そのまま同じ物を新居に持っていくようにしましょう。
お引越し業者の方やお引越しを手伝ってくれている方に対して
ビックリしてしまう事があるので、猫専用のキャリーケースに
お引越しが終わるまで入れておきましょう。
2.お引越しを済ませた後の注意
・戸締りは厳重に!
知らない場所にビックリしてしまい、脱走を図る可能性が高いので
戸締りはいつも以上に厳重にしましょう。
・家具の位置
猫は家具の配置などを把握している為
配置なども出来る限り、以前の家と同じような場所に設置してあげましょう。
トイレの設置場所も、以前の家と同じような場所、又は同じ家具の横に置いておくとトイレの場所をすぐに覚えてくれるでしょう。
・完全室内飼いに!
引っ越し以前に外飼いをしていた子は、室内飼いにしましょう。
新しい場所で外に出してしまうと、縄張り争いで怪我をして帰ってきたり
道路が多い場所では、事故を起こしてしまう可能性もあります。
引っ越しを期に室内で飼う事を検討して下さい。
3.新居に慣れさせるためには?
・無理に慣れさせようとしない!
新しい場所に連れて行くと、その場から動かなくなったり、
隅に隠れてしまって出てこなくなったなどといった行動を見せても
無理に引っ張り出すようなことは辞めましょう。
呼びかけても来ない場合はしばらくそっとしておいてあげて下さい。
慣れるためには長い時間がかかる場合もあります。
・エサや水を飲まない場合。
多くの猫は警戒して、初日からいつも通りエサを食べるという事は無いでしょう。
3日絶食している!という事も珍しくはありません。
ですがほとんどの場合、お腹が空くと少しずつですが食べてくれる事が多いので
猫の近くにエサと水を置いておくようにし、様子を見て4~5日経っても食べないようでしたら、栄養不足や脱水症状にならない為にも病院へ行き処置をしてもらいましょう。
・トイレをしない場合。
慣れない場所だと、警戒してトイレを我慢する事があります。
3日以上トイレをしない場合便秘になり、他の病気にもなってしまう恐れがありますので、3日以上我慢しているようなら病院へ連れて行きましょう。
4.飼い主さんが猫に慣れる環境つくりをしましょう。
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猫はとても神経質な動物なので、「放っておいたら勝手に慣れてくれるだろう」は通用しないと思っておいた方が良いでしょう。
放っておくと、ストレスがどんどん溜まり、病気をしてしまったり、
隙を見て脱走してしまい、帰って来なくなってしまったり、問題が沢山出てきてしまいます。
少しでも猫のストレスを減らしてあげれるように、そして少しでも早く新しい環境に慣れさせるためにも、飼い主さんの協力が必ず必要になります!
愛猫との楽しい新居生活にするために、飼い主さんも頑張りましょう!
著者情報
UCHINOCO編集部
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