飼い主に向かって唸ったり、他の犬や人に向かって唸ったり、中には人形に
向かって唸ったりと、その時の状況によって、犬の唸りにも理由があるんです…。
その理由をきちんとわかってあげて、対処してあげる事で唸り癖が治ります!
犬が唸る時ってどんな時?
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犬の唸りには「それ以上したら、咬んでやる!」という警告な事が多いですが
遊んでいて問題のない唸りもあります。
・自分の方が上なんだぞ!と自分の偉さを示す時。
犬は先祖、オオカミの時代から集団行動の中で、順位を決めるという本能があります。
その本能は現代でも健在で、家族の中でも順位が決まっています。自分より順位が下だと思っている相手には唸って「自分の方が上なんだぞ!偉そうにするなよ!」と言わんばかりにアピールをしているのです。
・警戒心や恐怖心を抱いている時
この場合、飼い主さんとの間では普通に接していると抱く気持ちではありませんが、虐待などを受けてきた犬に多く見られます。ぶるぶる震えながら、しっぽをお腹に丸めて唸っている場合は、警戒している又は恐怖心を抱いていると考えられます。
・他の誰かを守るため。
飼い主さんや、自分の仲間や子供を守るために唸る事もあります。例えば見知らぬ人やあまり会わない知人などに対して唸っている場合は「守らなきゃ!」と前にでて唸ります。
・餌やおもちゃなどの自分の大切な物が取られそうになる時。
餌やおもちゃなどの自分の大切な物がとられそうになる時。又は、取られてしまった時に「私の物!」と自分の物を守るために唸ります。
・縄張りをあらされる!と思い唸る場合
これは餌やおもちゃと一緒で、自分の場所が荒らされてしまうと思い、守ろうとするために唸ります。
・喧嘩で唸る
飼い主さんと犬の間では中々ないと思うのですが多頭飼いでは良く見られる光景かもしれませんね。犬同士にらみ合うように唸っている場合は、喧嘩をしている証拠です。
・遊びの最中の唸り。
喧嘩している!!と飼い主さんも勘違いしやすい場面ですがじゃれあって唸っている場合があります。見分けるには難しいかもしれませんが、長く愛犬たちと向き合っていると「本気の喧嘩」か「じゃれあい」かは簡単に見分けられると思います。
また、飼い主さんと犬がおもちゃで引っ張りあう、犬同士がおもちゃで引っ張りある
時も同様唸る姿をみせる事がありますが、これも怒っているのではなく人間の気持ちで言うと「うぉぉぉ~!!」「おらぁ~!」とゲームに必死になって独り言を言う感じですかね。
理由別の対処法!
・自分の優位性を示して唸っている時。
この場合は、犬より下の順位だと思わせないような態度を取らないといけません。唸る事によって自分に得する事が起きる、わがままを許してくれるなど飼い主さんや家族の中で「唸るから」「唸って噛まれそうだから」と唸る事で飼い主さんや家族の方がその行為を辞めてしまうと、犬は唸る=辞めてくれると解釈し、それが順位付けの対象にもなります。
こういった場合は、唸る→唸るのを辞めるまで無視、又は指示を出す(マテなど)。→辞めたら褒める。という事を繰り返してしつけをしましょう。
ここで飼い主さんが大きな声で怒ってしまうと、それに対抗しようと余計悪化し、噛まれてしまうという場合があるのであくまで他の指示をして辞めさせる方法を取りましょう。
・警戒心や恐怖心を抱いている場合
その警戒心や恐怖心を抱かせるものを排除する事で収まります。人間が怖いなど過去に人間に対してトラウマがある犬に関しては時間をかけてゆっくりなれさせないといけません。
・餌やおもちゃを取られるとき、縄張りを荒らされると思った時に唸る場合
対処法はいくつかあるのですが、その中でも最も効果が見られるのは餌やおもちゃなどの物が原因な場合は飼い主さんが対象物を何度も取り上げ唸るのを辞めたら褒める。と、辞めたら褒めるというしつけ方法です。縄張りの場合でも、その場所を飼い主さんが何度も出入りして、唸らなければ褒める。という事を徹底して、しつけをおこないましょう。
・犬同士が喧嘩で唸る
たまにの喧嘩なら落ち着くまで離しておくと収まりますがあまりにも酷い場合は、ゲージを離す、部屋を別々にする事も考えましょう。
・遊びの最中の唸り
こちらは、とくにしつけはしなくても「咬んでやる!」と思って唸っているわけではないので、良いとは思うのですが、ヒートアップすると喧嘩に繋がる原因にもなるので
唸りが酷くなりだしたらクールダウンさせるようにしましょう。
どこかが痛いときに唸る時も…。
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飼い主が触ろうとして、唸る場合、単純に嫌われているというショックな理由な事もありますが、どこかが痛くて触られたくない時に唸る場合があります。
普段は抱っこしようとしても唸らないのに、急に唸るようになったら
どこかが痛い場合や体調が悪いという場合があるので、病院へ連れて行き診てもらう事をおすすめします。
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UCHINOCO編集部
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