犬のグルーミングとは?おうちでのやり方は?

グルーミングとは犬の健康維持のために行う「体のケア」の事をいいます。その効果や自宅でのやり方、注意点を紹介します。 2018年05月16日作成

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犬が健康的に暮らしていくために、日頃からグルーミングを行うことが大切です。具体的には、爪切りや耳掃除、ブラッシングやシャンプー、被毛のカットなど、多くのケアが必要となります。その効果や自宅でのケア方法、注意点をみていきましょう。

グルーミングの効果って?

日頃からグルーミングをしていくことで、被毛や皮膚を正常に保つことができ、皮膚病の予防にもつながります。また、人との生活もより快適に過ごすことができます。
さらに、グルーミングを行うことで犬の体を触る機会が増え、異常や変化に気づきやすくなります。そうした気づきが病気の早期発見につながります。
そして、グルーミングを通して犬とコミュニケーションをとることで、距離が縮まり、よりよい関係を築くことができます。

ブラッシングは日常的に!

出典元:https://www.shutterstock.com/

短毛、長毛に関わらず、ブラッシングはとても大切なケアです。
最近は短毛長毛に合わせたブラシが販売されているので、店員さんと相談の上、犬に合うブラシでブラッシングをしましょう。
ブラシは毛並みに沿って動かすようにし、程よい力加減で行います。
毛玉があるからといってブラシで無理に引っ張ったり、強い力でブラッシングすると皮膚を傷めるので、注意が必要です。
毛玉があってブラッシングができない場合は、トリミングサロンか動物病院で毛玉をとってもらいます。自宅で毛玉のカットも可能ですが、慣れていない人がハサミで毛玉をカットすると、誤って皮膚まで切ってしまう恐れがあるので注意が必要です。
長毛種(プードル、シーズー、マルチーズなど)は毛玉ができやすいので、予防的にブラッシングをしていくことが大切です。

自宅でシャンプーをするには?

健康維持のためにも定期的なシャンプーが必要です。
自宅でシャンプーをする時は、ぬるま湯で体をよく濡らし、シャンプーでよく洗い、よくすすぎます。この時、すすぎ残しがないように注意します。爪を立てて洗うと皮膚を傷つける恐れがあるので、指の腹で洗うようにします。
シャンプーは犬用のものを使います。人間用のものを使用するのは皮膚に負担がかかるので好ましくありません。
しっかりとタオルドライをした後、ドライヤーでよく乾かします。夏だからといって濡れたまま放置すると、体調を崩す原因にもなるので必ず乾かすようにしましょう。
また皮膚に異常がみられるようでしたら、すぐに動物病院にかかるようにしましょう。

爪切りと耳掃除をしよう!

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犬の爪は一生伸び続けるので、定期的に切ってあげる必要があります。爪の中に血管と神経が通っているので、誤って深爪をすると出血し、痛みを感じます。深爪しないように注意しながら少しずつ切っていきましょう。
血管が分かりにくく不安に感じるようでしたら、トリミングサロンや動物病院で切ってもらうのをおススメします。

耳掃除は、綿棒やコットンで行います。
耳掃除用のクリーナーをつけた綿棒やコットンで、耳の中の耳垢などを綺麗にふき取っていきます。
この時、耳垢が異常に多かったり黒い耳垢がとれるようでしたら、外耳炎や耳ダニを発症している恐れがあるので、動物病院にかかるようにしましょう。

被毛のカットは必要?トリミングにいったほうがいいの?

プードル、シーズー、マルチーズなどは、カットをしない限り、どんどん毛が伸び続けます。そのため定期的にカットをする必要があります。
トリミングサロンでカットをしてもらうか、自宅でカットをします。
トリミングサロンに行けば、プロのトリマーさんたちによって、とても可愛くカットをしてくれます。リボンをつけてくれたり、その犬種に合ったスタイルにしてくれるので、今では犬のおしゃれの一環となっています。

自宅でカットする場合は、犬用のハサミやバリカンを使って皮膚を傷つけないように気を付けながらカットしていきます。全身カットをするのにも時間がかかるので、犬が長時間じっとしていられなかったり、逆にストレスになってしまうこともあるので、無理のない程度で行ってください。

犬は足の裏(肉球の間)にも毛が生えます。この毛が伸びると、歩くときに滑って関節や腰を痛める事があるので、ハサミやバリカンでこまめに切ってあげるようにします。この時、肉球を切らないように注意しましょう。

プロの力も借りてみる

グルーミングを行うことは技術も必要になるので、そう簡単なことではありません。
自宅で行えれば良いですが、無理な場合は放置せずトリミングサロンや動物病院などプロの力を借りて、犬を健康にしてあげましょう。
大切なのは飼い主さんが日頃から、犬の健康状態を気にかけてあげていることです。

著者情報

UCHINOCO編集部

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