アラスカンマラミュートとは?

アラスカンマラミュートはアメリカ産の大型犬です。昔は飼い主のそりを引く使役犬として活躍をしていました。今回はそんな働き者のアラスカンマラミュートについての情報をまとめてみました。
2018年04月28日作成

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1.アラスカンマラミュートの基本情報

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重たい荷物を長距離運べるほど、しっかりとした骨太体型で強靭な筋肉を持った力強い犬種です。そんな風貌から想像しがたいほどに、穏やかな気性の持ち主です。体高よりも体長が長く、とてもバランスよく安定したスタイルです。オスは体高63cmで体重38kg程度、メスが体高58cmで体重34kg程度とされています。性別で体格差がるあるようです。

2.アラスカンマラミュートの特徴や性格について

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一見、シベリアンハスキーと雰囲気が似ているので、間違えられることが多い犬種です。実際にハスキー犬よりもさらに大きいのがアラスカンマラミュートです。比べるとそれぞれのパーツが違っていることに気がつきます。体型は骨太体型で大型犬らしく胸が深く立派な風貌をしています。肩や手足もしっかりと太く、みるからに力が漲る雰囲気です。柴犬のように尻尾は背中に背負う形です。アーモンド型の瞳は茶色です。

普段から独立心が強く家族に対しては愛情深く献身的にふるまいます。なかなか社交的な性格をしています。強面?とも思える表情を見せてくれます。人に対しても常に穏やかで誰に対しても友好的な性格は貴重です。元々群れで暮らすことが得意なので協調性があります。誰に対してもフレンドリーで、飼い主と遊びも大好きなタイプですが、時折、ほかの犬種に対して攻撃性を持つ場合には要注意です。

アラスカンマラミュートは、犬そりなどの作業を行うための体格をしています。タフな体力を持ち合わせ耐久力も底抜けに持ち合わせています。レースで早さを競うよりも重い荷物を引く力に長けています。アザラシやホッキョクグマという大型の獲物を狩る際には猟犬としても大活躍をしていたという犬種ですので、その力加減は容易に想像できるのです。アラスカンマラミュートは大きくて力持ちの貫禄がたっぷりとある犬種なのです。頼もしい犬種です。

その一方で、アラスカンマラミュートの性格は、愛情深く友好的。飼い主に忠実で献身的なので、飼い主と良いパートナーになれる犬種です。ただし、自立心が強いところもあるので納得しないと従わないことも。他の犬種や家畜などには攻撃的になることもあります。注意した方がよいでしょう。

3.アラスカンマラミュートの歴史について

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アラスカンマラミュートは、その姿かたちから古代から存在する犬種と考えられています。研究の結果、アラスカで存在したマラミュート族に飼育されてきた犬が、アラスカンマラミュートであったこと判明しているのです。そしてオオカミとアラスカンマラミュートのDNAは非常に似ていることも、わかっていることです。

アラスカンマラミュートは、18世紀に欧米人によって発見されました。犬のレースやそのほかの需要のためにアラスカ土着犬と他犬種との交配が盛んに始まりました。そのために純血であるアラスカンマラミュートの数は激減しました。20世紀にはいると犬そりの愛好家が純粋なアラスカンマラミュートが発見され、そこから再び繁殖が開始され、1935年アメリカで正式に登録されました。

4.アラスカンマラミュート・気を付けるべき病気について

アラスカンマラミュートは、甲状腺機能低下症や毛包形成不全、亜鉛反応性皮膚炎、が原因の皮膚病が多い犬種です。特に高温多湿の日本では皮膚疾患が悪化しやすい傾向もあります。そして大型犬の中でも、胸の深いタイプの犬種ですの急激に食事を大量に食べることで胃捻転を起こす場合もあります。くれぐれも、ゆっくりと食事ができる環境と食べ終わってからは、胃捻転が起きないように見守る必要があります。

また、大型犬に遺伝的に多く抱える股関節形成不全も心配な犬種です。成長期の栄養不足や運動不足は、原因となりますのでしっかりと運動習慣をつけることが大切です。

5.アラスカンマラミュート・食べ物の注意点

高カロリーのフードを食べすぎるのは、健康上悪いので、とにかく良質なたんぱく質を適量接種を目指しましょう。そして食後の胃捻転を防ぐ意味でも、消化吸収の良いものを選んで与えることが基本です。穀類が多く含まれているドッグフードは消化をするまでに時間がかかりますので、グレインフリー(穀類除外)のものを選ぶことも賢明です。



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UCHINOCO編集部

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