1.フレンチブルドッグの基本情報
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フレンチブルドッグの平均体重は10~13 kgで、平均寿命は12歳前後とされています。フレンチブルドッグは、その顔の表情に似合わない愛らしい性格を持ち合わせています。また、犬らしくなく「吠える」ことがほとんどないため、室内でも問題なく過ごせる犬種です。
2.フレンチブルドッグの特徴や性格について
フレンチブルドッグは、飼い主さんと一緒に旅をするのが大好きです。基本的には穏やかでとても陽気な性格です。頑固な面もありますので、その子の個性を見極めて適切なしつけをするようにしましょう。
誰に対しても人懐こく甘えん坊ですが、フレンチブルドッグは力が強いことを忘れないようにしてください。力の弱い子供ならば平気で押し倒してしまい怪我を負わせることになりますので、十分に注意しておきましょう。
フレンチブルドッグが一緒に遊びたかっただけという理由で、ついついお子さんに体当たりをしてしまう場面もあるようです。そのため、お子さんがいるご家庭ではお互いに怪我をしないように配慮しましょう。
何事もなく平穏な日常においてはほとんど吠えませんので、近所迷惑にならない点も飼育をするうえでは大きなメリットです。ただ、フレンチブルドックの機嫌を損ねると憤慨して噛み癖を発揮してしまうので、要注意です。
ですが実際は、性格がとても温厚なフレンチブルドックも多いです。お子さんがいる家庭よりも、大人だけで暮らすような家庭に向いている犬種と言えるでしょう。
3.フレンチブルドッグの歴史について
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19世紀後半にイギリスで産出されたイングリッシュ・ブルドッグが、その後フランス国内に輸入され繁殖家が交配を続けた結果、生まれてきたのがフレンチブルドッグであると言われています。
性格面を考えると闘犬の血統だけではフレンドリーで陽気な性格は形成されません。そこで、勝気な気質のブルドッグやマスティフに平和で穏やかな気質のパグと、常に陽気な小型テリアを交配させて、より家庭向けに仕上げたのがフレンチブルドッグなのです。
4.フレンチブルドッグの気を付ける病気について
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フレンチブルドッグにはどうしてもかかりやすい病気があるので知っておいてください。主に膝蓋骨脱臼と皮膚病に悩まされている飼い主さんが多いようです。季節が夏の場合には、熱中症にも注意する必要があります。
フレンチブルドッグのような短吻種は、特に呼吸器の機能が弱い傾向にあります。そのため、ほかの犬種よりも体温調節がしにくいのです。また、呼吸がしづらく熱中症にもかかりやすいわけです。
フレンチブルドッグに特に多い軟口蓋過長症は、喉の上側の肉が垂れ下がってきて気道を塞いでしまう病気です。いつもよりもいびきが激しいという場合や、呼吸が苦しそうなどの症状が見受けられたらすぐに動物病院に相談をしてください。
皮膚に関しては被毛が短く通気は良いのですが、逆に紫外線を多く浴びると紫外線のダメージを受けてしまいます。それによってアレルギーが起きる場合や、皮膚病を発症することも多いので、夏場の散歩は控えてなるべく室内で過ごせるようにしましょう。
フレンチブルドッグの大きな目は飛び出ているので、結膜炎や角膜炎になりやすく注意が必要です。顔周りのお手入れをする際によく観察して、少しでも顔周りの異変に気付いたときは動物病院に相談してください。何事も早期発見が肝心です。
5.フレンチブルドッグの食べ物の注意点
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フレンチブルドッグがかかりやすい病気の中には皮膚病もありますので、やはり良質なタンパク質とアレルゲンを排除しているドッグフードを選ぶほうが賢明です。穀類などは消化吸収も悪いので、最初からグレインフリーのフードを探すようにしましょう。
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UCHINOCO編集部
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