1.ブリュッセルグリフォンの基本情報
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ベルギー産の犬で体高は21~28 cmです。体重は4kg前後でさほど大きくない犬種です。毛色の中で一番多いのはレッドで、ベージュ・ブラックというカラーもあります。毛質は長いタイプと短いタイプとありあすが、長毛のタイプは針金のような硬い毛を持っています。ブリュッセルグリフォンの特徴としてこの被毛は持ち味ですので、きちんとケアをして犬種らしさを表す被毛を守りましょう。
トリミングにはちょっとしたポイントがあります。プラッキングという手法で硬い毛をそろえるために、毛を間引きするような処理が必要なのです。これはなかなか素人では難しいので、プロに任せたほうが無難でしょう。
また、散歩も大好きで20分程度の散歩を楽しむことが日課になります。陽気で明るくやや頑固という性格は一筋縄ではいかない場合もありますが、家族として根気よくしつけを行ってあげましょう。
2.ブリュッセルグリフォンの特徴や性格について
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その容姿からも想像できるほど、とてもユーモラスな性格をしています。言い換えれば個性的で、人間に対しても友好的な性格をしています。ただ、抱っこされることは苦手なタイプの子も多く、警戒心も強めです。その反面好奇心が強いので、「ツンデレか?」と思わせる性格も憎めませんが、そこがブリュッセルグリフォンらしさとも言えるのではないでしょうか。
一度出会うとなかなか忘れることができない個性のある犬種です。なかなか個性的で自分が思った通りの行動を起こす場合がありますので、飼い主とのコミュニケーションを通じてしつけ面を強化しておく必要があります。
ひょうきんな一面も持ち合わせますので、家族のムードメーカー的な存在に育つことは間違いないでしょう。自分のペースで生活することが普通だと考えるブリュッセルグリフォンは、飼い主と程よい距離を保つことが心地よいと感じるのです。
3.ブリュッセルグリフォンの歴史について
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ブリュッセルグリフォンの犬種名には意味があります。「グリフォン」とは、フランス語でとがったものという意味です。ブリュッセルグリフォンの被毛を指す言葉なのです。15世紀頃から絵画に描かれるようになり、当時は食物を荒らすネズミ退治のために飼われていた犬でした。また、愛らしく明るい性格なので、上流階級の家庭でも飼われるようになりました。
19世紀頃になると、ブリュッセルグリフォンの容姿をもっと魅力的にするため、短頭種とのかけ合わせが盛んに行われるようになります。いわゆる鼻ぺちゃと呼ばれる顔の種類です。なんとも個性的な表情はこのような歴史の中で成り立っていたのです。
4.ブリュッセルグリフォンの気を付ける病気について
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ブリュッセルグリフォンは短頭種特有の疾患に注意してください。軟口蓋過長症や気道狭窄という呼吸器の病気は、一年を通じて用心しておきましょう。肥満が症状を酷くしますので、適切な体重管理も飼育上では重要なポイントです。
ブリュッセルグリフォンは、お産のときに比較的難産が多いことも特徴です。安易に素人が繁殖するのは危険です。
5.ブリュッセルグリフォンの食べ物の注意点
ブリュッセルグリフォンは太りやすい傾向が多いので、呼吸器疾患を防ぐためにも適正体重が維持できるようなバランスの良いドッグフードがおすすめです。膝蓋骨脱臼にも気を付けたいので、良質なタンパク質を多く含んだ食事が望ましいです。グルコサミンが豊富なドッグフードならば安心して与えることができます。
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UCHINOCO編集部
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