「スタッフォードシャーブルテリア」とは?

スタッフォードシャーブルテリアは筋肉質な中型犬です。全体的に重心も低くどっしりとしています。今回は、スタッフォードシャーブルテリアについてご紹介していきます。 2018年05月29日作成

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1.スタッフォードシャーブルテリアの基本情報

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イギリス産の中型犬で体高36~41cmで体重は16~18kgの中型犬です。明るくて人懐っこいテリア種のスタッフォードシャーブルテリアは、骨太の体を持つ愛嬌たっぷりの個性的な犬種です。スタッフィーという愛称で呼ばれるこの犬の先祖には、大変な過去がありました。

2.スタッフォードシャーブルテリアの特徴や性格について

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イギリスには野蛮な牛いじめという見せ物がありました。なんと牛をロープにつないで犬たちに襲わせるという今では考えられない見せ物のために、スタッフォードシャーブルテリアの祖先は使われていました。

スタッフォードシャーブルテリアは、ブルドッグをベースにより強くなるようにと改良が重ねられ、スムースフォックステリアなどのテリア種と次々に交配をさせて、見せ物のために作出されました。その後は闘犬用にとさらに改良され、今のスタッフォードシャーブルテリアの形にほど近くなりました。

人懐っこくて憎めない性格

闘犬時代の名残なのか比較的すぐ喧嘩をするタイプですので、飼い主にどれだけ従順でも他の犬とのトラブルは避けるように常に見守ることが必要です。飼い主に従順で人懐っこい性格をしていても、他犬に喧嘩を売る面においては家庭犬としては失格なのです。

3.スタッフォードシャーブルテリアの歴史について

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見せ物のために改良を重ねられたスタッフォードシャブルテリアは、どれだけ興奮していても飼い主の命令には必ず従うという気持ちが強い犬でした。やがて愛好家たちは、スタッフォードシャーブルテリアが家庭犬としての役割も担うのではないかと先見の目を持ち、今に至るようになりました。

当初は見せ物のために産出されていたスタッフィーも、1935年にイギリスケンネルクラブの公認犬種として認められるようになりました。見せ物や闘犬時代からおよそ100年後のことです。がっちりとした骨太タイプで筋肉質な体つきをしています。動作は俊敏で軽やかに歩きます。

4.スタッフォードシャーブルテリアの気を付けるべき病気について

残念ながら、スタッフォードシャーブルテリアにはいくつかの遺伝疾患があります。その中で特に多いのが目の病気です。白内障や緑内障、そしてチェリーアイが目立って多いのです。日々飼い主が管理をするうえで、早期発見と早期治療を心掛けることが重要です。

また、比較的多いのが肥満細胞腫や悪性腫瘍です。そして、全体に皮膚が弱い傾向があります。体に腫物ができた場合には、すぐに動物病院で検査を受けてください。

痛みに強い犬種

我慢させて戦わせるという時代を経ているので、痛みに鈍く我慢強いことが病気の発見を遅らせる傾向があるのです。その分飼い主が異常を察知してあげることが必要になるのです。犬は我慢強い動物ですが、特に闘犬時代の長かったスタッフィーのような犬には、飼い主やパートナーの方が注意深く見守るようにしてあげましょう。

5.スタッフォードシャーブルテリアの食べ物の注意点

改良を重ねてきた犬種だけに食事には貪欲です。筋肉質の体を維持するためにも良質のタンパク質入りのドッグフードを選んで与えることが重要です。運動量も多いので、消耗した分は食事で補うようにすることが必要です。食べ過ぎないように飼い主が日々管理し、適量を準備して与えることが大切なのです。

家庭犬としての高い壁

闘うために改良されたパワフルさは家庭生活の中には必要なく、飼い主の手にさえ噛みつく程獰猛であることを忘れないように注意して接するようにしてください。

著者情報

UCHINOCO編集部

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