愛犬がケージを使うようになると、トイレに困る人も珍しくありません。今回はケージ内のトイレトレーニングについて紹介します。
トイレとケージは区切る
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綺麗好きな犬種も多いため、寝床とトイレを同じスペースでまとめてしまうのはおすすめできません。これは、寝床とトイレを同じ場所にすることを嫌う犬も少なくないからです。ケージ内にトイレを設置する場合は、トイレ専用スペースのあるケージ、もしくはケージをふたつ繋いで片方にトイレトレーを設置して、きちんと寝床と区別するようにしましょう。また、ケージ内でトイレをすることに慣れた場合、他の場所でしてくれなくなる可能性もありますので気をつけましょう。このクセがついてしまうと、直すことに苦労する場合があります。
トイレのタイミングを見計らう
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きちんとトイレをさせるためには、ケージ内で遊ばせて様子を見ましょう。トイレのタイミングになったら、愛犬をケージから出して、トイレに移動させてください。きちんとトイレが出来たらおやつなどをあげながら褒めて、排泄をしなかったらもう一度ケージに移動させて自由に遊ばせましょう。再びトイレをしたがる様子が見受けられたら、トイレに移動させましょう。そしてトイレをしなかったら、また15分前後様子を見てトイレに連れて行く、を繰り返してください。最初は慣れずにトイレを我慢していたとしても、繰り返すうちに必ずトイレをします。その時にきちんと褒めてあげることで、習慣につながります。
声かけ&おやつで褒める
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トイレを覚えさせる場合、必要なのは「声かけ」と「おやつ」です。もちろん単純に声かけをすればいいというわけではありません。きちんとお互いにわかるように「おしっこ」や「ワンツー」など、トイレの合図を決めてください。犬はご褒美を貰えることがわかると、物覚えも良くなります。ご褒美ばかり与えても良くありませんが、何かを覚えさせたい時には、おやつを使うのが効果的です。
ここで気をつけたいのが、成功したらおやつをあげる、撫でて褒めるだけでなく、失敗した時に「怒らない」こともです。怒られると落ち込んだり、反発心につながったりすることもあるので、失敗しても怒らず、長く見守るような心持ちでいましょう。
ペットシートを徐々に減らす
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ケージでトイレをさせる場合、ペットシートを敷き詰める人が多いでしょう。失敗した時、ケージが汚れないように、さまざまな工夫を凝らすのは愛犬を想う飼い主として当然です。愛犬はケージ内でトイレをすることに慣れてくると、敷き詰められたペットシートの一部分のみで排泄をするようになります。つまり、ペットシートの中でも使わない部分が出てくるということです。そうしたときは、徐々に減らしていくようにしましょう。
無意味にペットシートを敷いていると、変な安心感を与えてしまい、いつまで経ってもトイレが上手くできないこともあります。使わない部分のペットシートは減らし、その部分には「トイレをしてはいけない」ということを覚えさせてあげましょう。そうすることで、犬も学習していき、飼い主が合図などを出さなくても、きちんと決められた場所でトイレをするようになっていきます。また、トイレをする際に下手に構ってしまうと、飼い主から教えてもらうクセがついてしまうので注意しましょう。
おやつはあげすぎないことが大切
ケージ内だけに限らず、愛犬にトイレを覚えさせる時には「声かけ」と「おやつ」がもっとも有効でしょう。ただし、ちょっとしたことでおやつをあげていると、おやつだけを求めるようになるので、あくまでも「ご褒美」として与えることを心がけてください。トイレを覚えさせるために、段々とご褒美の回数を減らすようにすると良いでしょう。おやつの回数を減らしていかないと、トイレをするたびにおやつを求めるクセが付いてしまう可能性もあります。きちんと愛犬がトイレをできるように、優しく見守ってあげましょう。
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UCHINOCO編集部
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