猫の鳴き声が変な時の飼い主の対処法とは

愛猫が急に変な鳴き声を出すようになった時は、病気のサインかもしれない事と飼い主として注意すべき事や対処法についてまとめています。 2018年03月12日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫の豆知識猫のカテゴリ - 猫の豆知識
  • VIEW:730

愛猫の鳴き声がなんか変!それはもしかしたら病気のサインかもしれません。飼い主として注意すべき事や具体的な対処法はあるのでしょうか。

1.こんな鳴き声を愛猫がしている時は要注意

写真素材 イラスト ベクター画像ならShutterstock・動画 音楽 背景・すべてロイヤリティフリー

出典元:https://www.shutterstock.com/

猫と言えばソプラノレベルの高い声で、甘ったるい鳴き声で飼い主にアピールしてくる動物というイメージが強く、そこがたまらなく魅力的でかわいいと夢中になる人は多いのですが、たまにびっくりするようなドスの聞いた低いうなり声をたてたり、けたたましく高音で鳴き続けたりと、鳴き声で多彩な表現をするのも、猫ならではです。

猫どうしのけんかは去勢や避妊手術をするとかなりおさまってきますし、ストレスの要因と思われるものを除去してあげる事で、静かになる猫ちゃんも多いのです。ところが原因がまったく思い当たらない事で鳴き続けるケースもたまにみかけます。しかも鳴き声がなんか変で、今まで体験したこともないような鳴き声を発しているとしたら、もしかしたら病気のサインかもしれません。

ただし人間にも多種多様な声質があるように、猫にも多彩な声質や性格を持っていますから、まずはしっかり観察する事も重要です。13歳以上の高齢になってきたら腎臓から悪くなっていくのは常ですが、猫がかかりやすい病気は他にもあります。人間もよくかかる多くの病気は猫でも発病します。そうした予備知識が多少でもあると、早期発見早期治療につながります。

たとえば風邪やガン、エイズ、脳梗塞、認知症、心臓病、糖尿病、うつ病、肥満症など餌の質が向上して長生きになってきた分だけ、様々な病気も発症しやすくなってきたのは、皮肉な話ですが猫は言葉が話せませんから、最も身近にいる飼い主が注意してあげる必要があるのです。犬ほど手間がかからないと言う点が人気を集めて始まった猫ブームではあるのですが、飼い主が注意すべき点はたくさんあります。

そのサインの最たるものが猫の鳴き声であり、異変に気付きやすい点でもあります。

2.風邪のサインである時の鳴き声

写真素材 イラスト ベクター画像ならShutterstock・動画 音楽 背景・すべてロイヤリティフリー

出典元:https://www.shutterstock.com/

野生で生きてきた種族だけに、風邪をひくわけないと思いがちですが、実は意外と多い病気が風邪なのです。成猫で保護した野良はともかく、赤ちゃんから暖かい家の中で生まれ育ってくれば、ウイルスへの免疫がさほど育っていなくても自然です。ただし自然治癒力はさすがに人間の比ではありませんが、だからといって放置してしまうと、重症化して命取りになりかねません。

かわいい我が子のような愛猫に、苦しい思いはさせたくないのが飼い主の気持ちですから、風邪のサインをしっかり覚えておいてください。

人間と同じく声がかすれるか出ない、だみ声などいつものかわいい鳴き声とはうってかわった状態になります。日ごろからだみ声だと気づきにくいのですが、その時は症状で判断してください。鼻水やくしゃみ、咳、食欲不振および目やになどになります。

ただし猫がかかる風邪が人間にうつる事はありませんし、人間から猫にうつる事もありませんから、このあたりは心配ありません。代表的な症状として猫ウイルス性気管支炎、猫カリスウイルス感染症などになります。いずれも人間でいうインフルエンザのようなもので、多頭飼いしている時は他のペットへ感染しないように最新の注意が必要です。

症状が3~4日と続くようなら獣医を受診する事をオススメします。

3.他の病気のサインである事も・・・。

写真素材 イラスト ベクター画像ならShutterstock・動画 音楽 背景・すべてロイヤリティフリー

出典元:https://www.shutterstock.com/

声がかすれる、がらがら声になる、くしゃみをするといった症状は、喉頭炎や気管虚脱といった病気を発症している時にも見られます。やはり放置できない病気の1つです。

特に尿道が長く細いオスによくみられる症状として、おしっこをしたりうんちをしたりするたびに“ギャオ~”と苦しそうに鳴くときは、尿路結石かもしれません。トイレをのぞいてみて血尿が出ていたら間違いありません。これも放置すると腎不全を発症して命取りになりますから、要注意です。

早期に母親から引き離されると、猫社会で必要な生きていくための知恵を充分に身に付けないまま成長してしまう事があるのです。特にペットショップで購入してきた時などは、繁茂に見られます。先住猫がすでにいた場合は、お互いになじめずにストレスを発して、そのままうつ病のような症状をどちらかが発症してしまう事があります。

新人猫は鳴き声での自己表現もむろんできませんから、大人しいと思っていたら急激に痩せてくる、がらがらと枯れたような鳴き声を発する事もあります。犬以上にナイーブで環境の変化に弱い子もいますから、ストレスの元を除去してあげる事が重要です。

保護猫でも小さい時から孤独に生きてきたような子だと、やはり猫なりの社会常識がまったくなく、先住猫の方がうつ病になる事もあります。途中から同居猫を増やす時は、飼い主として神経を配る事はたくさんあるのです。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

オススメ

新着記事