そもそも犬の「賢さ」って何?

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一般的に「しつけがしやすいワンちゃん=賢い」と考える人は多いですが、実は犬の「賢さ」にはさまざまな種類があります。
人によって運動や音楽などの得意分野が違うように、同じ「賢い犬」と呼ばれるワンちゃんでも、犬種によって賢さのタイプが異なるんです。
犬種ごとの賢さのタイプを知っておけば、愛犬に無理をさせることなく、より効果的にしつけができるようになりますよ。
まずは、犬のしつけにおいて重要な「犬の賢さのタイプ」について解説します。
生まれつき備わった能力によるもの
犬の賢さのタイプにおいて代表的なものが「本能的知能」と呼ばれる、生まれつき備わった賢さです。
それぞれの犬種に遺伝的に備わっており、犬種ごとのルーツが関係しています。
例えば、ラブラドールレトリバーは物を回収する作業を得意としていますし、コーギーやボーダーコリーが羊を一か所に集める能力に長けています。
どちらも、古くから人と共生するにあたってそれぞれの犬種が担ってきた役割・仕事が名残りとして残っているものであり、能力が発揮される環境があれば飼い主が教えなくても自然に発揮されます。
そのワンちゃんがどのような本能的知能を持っているかは、各犬種のルーツによって異なるため、犬種ごとの個性が大きく表れる部分といえるでしょう。
コミュニケーション能力の高さによるもの
古くから人と一緒に暮らしてきた動物だからこそ「コミュニケーション能力」の高さに基づく賢さが際立っているワンちゃんもいます。
この賢さは遺伝的なものではなく、一緒にいる飼い主さんや他の犬から学習することで身に付くものとされています。
コミュニケーション能力が高いワンちゃんは、人の感情の変化を読み取る能力が高い傾向にあり、飼い主さんの行動や表情などから次に起こることを判断できます。
そのため、しつけで用いる「おすわり」「待て」などのコマンドを正確に習得しやすいでしょう。
なかには、飼い主さんの様子を見ながらその時に合った行動を取ったりできる子もいます。
一般的に「しつけがしやすい」とされるワンちゃんは、このコミュニケーション能力が高い子のことを指すことが多いです。
環境や状況に適応する能力の高さによるもの
「適応知能」と呼ばれる、環境や状況に対応する能力の高さも犬の賢さのタイプの一つです。
人間で表すと「物事に対する応用力」であり、留守番中にトラブルが起こっても落ち着いて待機できることや、自分で工夫しながらおもちゃで遊ぶといったことが挙げられます。
適応知能は遺伝だけでなく、その子の育った環境やこれまでの経験などでも培われます。
適応知能が高いワンちゃんは、子犬の時期からさまざまな経験を積んでいることが多いことからストレス耐性が高く、問題行動を起こしにくい傾向にあります。
しつけがしやすくて賢い小型犬の犬種を紹介!

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活発で無邪気なイメージが強い小型犬ですが、なかには高い知能を活かしたしつけ・トレーニングができる犬種も多くいます。
ここからは、初めて犬をお迎えする人でもしつけがしやすい、賢い小型犬の犬種の一例を紹介します。
トイプードル
トイプードルは賢い小型犬のなかでも代表的な犬種。
聡明さと高い運動能力を兼ね備えており、アジリティなどのドッグスポーツに参加する子も多くいます。
飼い主さんに対する愛情や忠誠心が強く、他の人や犬とも上手くコミュニケーションを取れます。
育つ環境を整えれば、飼い主さんの指示やルールをしっかり聞き、状況に応じた行動を取れるようになるでしょう。
ポメラニアン
ポメラニアンは、小型犬のなかでも自己主張や警戒心が強い犬種とされています。
しかし、信頼する飼い主さんに対しては忠実で、飼い主さんが出す指示やしつけのコマンドを覚えるのが得意という賢さも持ち合わせています。
活発で遊び好きでもあるので、遊びを通して楽しくトレーニングを積むことができれば、多彩な芸をしつけられるでしょう。
パピヨン
蝶の羽のように大きな耳が特徴のパピヨン。
活発で遊び好きな性格であり、人とコミュニケーションを取るのも大好きです。
人懐っこいだけでなく、飼い主さんや家族の雰囲気を察して、状況に合わせた行動を取る賢さも持ち合わせていますよ。
また、小型犬のなかでは特に高い知能指数を持つとされており、飼い主さんの指示もしっかり理解できます。
運動能力も高いので、トイプードルと同様にアジリティなどのドッグスポーツに挑戦する子も少なくありません。
ミニチュアシュナウザー
ミニチュアシュナウザーは賢い小型犬であり、頑固な一面もあります。
飼い主さんや家族に対して従順な傾向があり、忍耐強さもあることから、根気強くトレーニングを続けることで多彩な指示や芸をこなせるようになります。
なお、知らない人や犬に対して警戒心が強い子もいるため、子犬の頃からさまざまな人や犬がいる環境に触れさせておくと、ストレス耐性を高められるでしょう。
犬の賢さを活かしたしつけのコツ

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いくら賢い犬種とされるワンちゃんをお迎えしても、普段のトレーニング方法が間違っていると、ワンちゃんはなかなか飼い主さんの指示を理解してくれません。
場合によってはトレーニング自体を「嫌なこと」と認識されてしまい、ワンちゃんと飼い主さんの間で良好な信頼関係が築きにくくなる可能性も!
ここからは、犬の賢さを活かしたしつけのコツを解説します。
子犬の頃から一貫したルールでしつける
犬のしつけをする際に最も重要なのが、ルールの一貫性です。
しつけをする人や日によってトレーニングのルールにブレがあると、ワンちゃんが混乱してしまい、正しいしつけが定着しません。
そのため、家族みんなでワンちゃんのしつけをする場合は特に、統一したルールでトレーニングをするようにしましょう。
特に子犬の頃は「学習のゴールデンタイム」と呼ばれる時期であり、子犬の頃の経験は成犬になってからの性格・行動にも大きく影響します。
子犬の頃から一貫したルールでしつけることで、成犬になってからの問題行動を予防できますよ。
感情的に怒らない
ワンちゃんを賢く育てるためには、しつける際に感情的に怒らないことも大切です。
トイレの失敗や家具へのイタズラなど、ワンちゃんの問題行動を発見すると、思わず怒鳴ったり叩いたりしてしまいそうになる人もいるでしょう。
しかし、怒鳴る・叩くなどの行為は「体罰」であり、体罰を伴うしつけはワンちゃんにとって「怖いこと」と認識されてしまいます。
場合によっては飼い主さんとの信頼関係が壊れてしまったり、委縮してしまってトレーニング自体がストレスに感じてしまったりすることも!
人間も犬も、誰だって慣れないうちは失敗をしてしまうもの。
失敗をしたときには感情的に怒るのではなく、冷静に「何がダメなのか」を伝えることが大切です。
出来たことを思い切り褒めてあげる
犬のしつけでは失敗を叱責するよりも、出来たことを思い切り褒めてあげることを心掛けましょう。
人間だって、自分のしたことに対して頭ごなしに怒られるよりも、良かったところを褒められる方が「次はもっと頑張ろう!」とやる気になりますよね。
ワンちゃんも同じで、褒めて伸ばすしつけを心掛けることで「こうすれば飼い主さんから褒めてもらえる!」と思い、正しい行動を習得できるようになりますよ。
ワンちゃんが正しい行動を取れたらすぐに褒めることがポイント!
時間を置いてから褒めても、ワンちゃんは、何に対して褒められているのかが分かりません。
ワンちゃんが好きなおやつなどをご褒美として用意してあげれば、より褒められていることを実感できるでしょう。
小型犬のしつけにおすすめのアイテムを紹介!

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より効率的にしつけをするためには、トレーニングに使うアイテムにもこだわってみましょう。
ここからは、小型犬のしつけにおすすめのアイテムを紹介します。
愛犬のしつけ方法にお悩みの飼い主さんはぜひ活用してみてくださいね。
小型犬のしつけにおすすめのアイテム(1)KONGエクストリーム ブラックコング
愛犬のストレスを解消しながら、知能を活かした遊びができる犬用知育おもちゃです。
噛み心地のよい天然ゴム100%で作られているので、遊びの中で愛犬の噛みたい欲求を満たせますよ。
ユニークな形状は転がすと不規則に転がっていくので、愛犬の狩猟本能を刺激します。
おもちゃの中にはフードやおやつを詰められるから「どうしたら中のおやつをゲットできるか」といったように、愛犬の知能や嗅覚を使った遊びができますよ。

小型犬のしつけにおすすめのアイテム(2)POCHI ナチュラルチーズボール
犬のインストラクター養成所「D.I.N.G.O.」推奨のトレーニング用おやつです。
豊かな香りで嗜好性の高いチーズをボール状にしたことで、しつけの後のご褒美に与えやすくなっています。
一粒が5mm程度の小さな粒ですので、毎日のしつけに使っても食べすぎを防げます。
チーズの水分量を落としているため、添加物を使わずに常温保存できますよ。

小型犬のしつけにおすすめのアイテム(3)HUNTER トレーニングクリッカー
短い音を褒めるサインにして愛犬をしつける「クリッカートレーニング」において便利な犬用クリッカーです。
ボタンを押せば短い「カチッ」という音を発するので、言葉で褒めるよりも愛犬が「何に対して褒められているか」が分かりやすくなります。
飼い主さんにとって正しい行動を愛犬ができた瞬間にボタンを押し、ご褒美のおやつなどを与えることで、より効率よくしつけられます。
クリッカー本体にはアームバンドが付いているので、手首に付けておけば散歩中や外出中にもすぐ使えますよ。

小型犬のしつけにおすすめのアイテム(4)ドギーマン よいこの犬笛
高周波の音で愛犬に合図を送れる、犬のトレーニング用笛です。
「おすわり」や「ふせ」などといった伝えたい命令によって吹き方を変えることで、声で伝えるよりもスムーズにしつけができますよ。
音量は大きくないものの犬にはよく聞こえる音なので、騒音にならずに遠くにいる愛犬へ合図を送れます。
調節ネジを緩めて固定すれば好みの高音に調節できるので、愛犬が分かりやすい音でトレーニングしてあげられます。
付属のネックレスチェーンに付けて首から下げておけば、散歩中や外出中でも合図を送れますよ。

ワンちゃんの個性を活かして賢い子に育てよう!

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犬種によって賢さのタイプは違いますが、どの小型犬も根気強くトレーニングを繰り返していくことが大切です。
本記事で紹介したしつけのコツなども参考にしながら、ワンちゃん一頭一頭の個性を活かして賢い子に育ててあげましょう。
・トオルズドッグマート 楽天市場(参照日:2025/11/11)
https://item.rakuten.co.jp/torusdogmart/kong_black/
・POCHI TOKYO 楽天市場(参照日:2025/11/11)
https://item.rakuten.co.jp/pochi-tokyo/pod0400030-30g/
・sumainu 楽天市場(参照日:2025/11/11)
https://item.rakuten.co.jp/sumainu/hunter0184_0_0_armband_2/
・ペットガーデン紀三井寺 楽天市場(参照日:2025/11/11)
https://item.rakuten.co.jp/five-1/10010043/
著者情報
西野由樹
生粋の犬好きなフリーランスWebライター。執筆のお供はコーヒーと愛犬のマルチーズ「こたろう」。
やんちゃな愛犬にちょっかいを出されつつ、今日も実体験・調査に基づいた執筆で、読んで楽しい記事づくりに勤しむ。





