子猫が噛む理由はさまざまあります。噛んだからと大きな声で叱るのではなくて、どんな理由で噛むのかまずは確認してみましょう。
1.動くものに対して噛む
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子猫にとっては初めて見る世界にあるものすべてが「何だろう?」と好奇心旺盛なのです。
動くものであれば思い切り追いかけます。
左右に動けば目と首と同じように左右にキョロキョロと動かす姿は可愛らしくて思わず微笑んでしまいます。
そんな子猫の動作はすべて猫としての本能だということを忘れないでください。
ペットとして人間に飼われる前までは、野生の中で生き抜いてきた動物なのです。
哺乳類でしかも爪もあり走るスピードも天下一品の猫ですから、遊んでいる最中でも飼い主の動かす手に敏感に反応します。
動けば「何?」の疑問が生まれてしまいますから、つい噛んでしまうのも猫の本能なのです。
決して悪気はありませんが痛かったら声をだして「痛い」と伝えましょう。
2.おもちゃと勘違いしていることも
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子猫との遊びでは、おもちゃを使うこともあれば、自分の指を使って遊ぶという飼い主さんも多いことでしょう。
指のサイズが遊ぶことにピッタリ合えば、子猫が指にしがみついてくる姿が健気で可愛いと思うことから、普段から指でも遊んでいませんか?
子猫との遊びの中では、同じ動作の繰り返しを要求して、猫に可愛さだけを求める飼い主さんもいます。
しかし、同じ遊びばかりしている子猫にだってストレスが溜まってしまい、ほかの遊びがしたいのに出来ないことの欲求で興奮状態に陥ることだってあるのです。
普段から指でも遊んでいれば、指そのものをおもちゃだと認識していて興奮状態からおもわずパクっと噛んでいまいます。
遊ぶときにはおもちゃを使って、人とおもちゃの違いを教えてあげましょう。
3.なるべく手を使って遊ばない
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興奮して遊んでいるときに指を噛まれてしまった経験はありませんか?いつも遊ぶときに指とか身体の一部を使っていれば、それもおもちゃの一つだと思ってしまいます。
つい指を使い遊びたくなるかもしれませんが、じっと我慢です。
遊びには猫専用のおもちゃを使うことをしり、音のでるもの、風になびくものなどで遊んであげましょう。
4.強く噛むときはしつけを
甘えん坊の子猫ですから、振り向いて欲しいときや遊んで欲しいときに噛んでしまうことがよくあります。
ただし、子猫には噛む力加減を教えてくれる親猫がそばにいない点を考慮してあげましょう。
本来であれば、当然親猫が教えるものです。
猫同士の関わり合いを覚えさせるのに力加減をその都度教えてあげますが、子猫のうちに親猫から離されてしまった訳ですから飼い主が教えてあげましょう。
もしも遊んでいる最中に指を噛まれてしまったら、焦ってはいけません。
ほんの少しだけその指を口の奥に入れましょう。
そうすることで子猫はビックリして怯んだすきに指を抜くといいです。
子猫だからと諦めないでください。
しつけもしないで放置してしまえば、指はおもちゃと一緒で噛んでもいいんだと子猫だって認識しちゃいます。
人間の手や指は、決して噛んではいけないものだよと教えてあげましょう。
痛い!泣いちゃう!しばらく一緒に遊ばないようにするなど困っている姿を子猫にもみせるしつけをしてみましょう。
子猫のときには何にでも興味を持ち、目にしたもの動いたものを全速力で追いかけては手を伸ばして確認するものです。
自分に危害がないと分かれば、ちょっかい出すように噛んでみることもあれば引っ掻いてしまうことだって何でもありなのが子猫の特徴です。
だからといってそのまま噛むクセを放っておけば、成猫になったときに驚くほどの強い力で人間をキズつけてしまう恐れもあります。
こうなってからでは大変です。
子猫のときにきちんと躾けるためにも、子猫が指を噛んでしまう理由をきちんと知っておきましょう。
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UCHINOCO編集部
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