「世界一大きい犬としてギネスに認定されている犬
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まずは、世界一大きい犬としてギネスに認定されている犬をご紹介します。
これだけ大きな犬であれば、散歩や一緒に遊ぶ時も大変でしょう。
グレートデンの「ケビンくん」
「世界一大きい犬」としてギネスに認定されているのが、グレートデンのケビンくんです。
ケビンくんは「存命中で最も背の高い犬(オス)|tallest living male dog」という記録でギネスに認定され、その体高は0.97mです。
0.97mというのは3歳の人間の子どもくらいの高さなので、かなりの身体の大きさだということがわかります。
ちなみに、グレートデンはもっとも身体の大きな犬種として知られていますが、体高の平均は0.76mです。
一般的なグレートデンの平均よりも0.21mも高いことから、ケビンくんがかなりの大きさだということがわかるでしょう。
ケビンくんは怖がり
存命中の世界一大きい犬として知られるケビンくんは、かなりの怖がりだといいます。
今回のギネス世界記録の審査でも、メジャーに怯えてしまい、測定に少し苦労したとのことです。
ちなみに、はじめてトレーニング教室に参加した時には、恐怖のあまりうんちを漏らしてしまったこともあります。
それほどの怖がりのケビンくんは、おそらく自分の身体の大きさや力の強さに気付いていないのでしょう。
「史上最大の犬・体高部門」でギネス記録に認定されている犬
グレートデンのケビンくんは存命中の世界一大きな犬ですが、「史上最大の犬・体高部門」でギネス記録に認定されている犬は、さらに大きな身体です。
アメリカ・ミシガン州のグレートデンのオス、ゼウスくんは体高1.11mでギネス世界記録に認定されました。
この大きさは一般的なロバと同様の身体の大きさであり、かなりの威圧感があることが容易に想像できます。
ちなみに、ゼウスくんは2014年9月に他界してしまいました。
これは早くに死んでしまったというわけではなく、グレートデンはもともと平均寿命が短いので残念ながら仕方のないことだといえます。
ほかにもある!ギネスに登録されている犬をご紹介
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ギネスに登録されている犬は、世界一大きい犬だけではありません。
ほかにも、さまざまな犬がギネスに認定されています。
史上最高齢の犬
ギネス世界記録「存命中の最高齢の犬|oldest dog living」および「史上最高齢の犬|oldest dog ever」に認定されたのが、ポルトガルに住む「ボビ」くんです。
ボビくんはラフェイロ・ド・アレンティジョという犬種で、平均寿命である12~14歳であるにも関わらず、ボビくんは2023年2月1日時点で30歳266日というとんでもない記録を残しました。
その後ボビくんは31歳と165日で死んでしまいましたが、その圧倒的な記録は未だに破られていません。
最も背の低い犬
世界一大きい犬ではなく、「存命中の最も背の低い犬|shortest dog living」としてギネス世界記録に認定されたのが、アメリカに住む2歳のチワワ、パールちゃんです。
チワワはもともと身体の小さな犬種ですが、パールちゃんは体高9.14cm、鼻から尻尾までの長さが12.7cm、そして体重は553gとかなりの小ささを誇ります。
ちなみに、パールちゃんは身体こそ小さいですが、1日に4回の食事を摂り、お気に入りはサーモンとチキンとのことです。
ジャックラッセルテリア、100個の風船を最速で割る
カリフォルニアに住むジャックラッセルテリアのトゥインキーは、100個の風船を犬が割るという最速記録を持っています。
なんと39.08秒ですべての風船を割ってしまうというから、驚きです。
もともとジャックラッセルテリアは身体が小さく俊敏な犬種ですが、リンク先の動画を見てもわかるように、想像以上のスピードで風船を割っています。
しかし、遊びながら風船を割っており、本人は記録に挑戦しているというよりも楽しんでいることがわかるでしょう。
犬が貯金箱に驚異的な数のコインを預けてギネス世界記録
スコットランドのアバディーンシャーに住む、2歳のコッカースパニエルのレオは、「1分間に犬が貯金箱に預けたコインの最多枚数|Most coins deposited into a piggy bank by a dog in one minute」という少し変わったギネス世界記録を保持しています。
その世界記録は23枚で、これまでに記録していた18枚という記録を大幅に更新しました。
このように、一風変わった記録も正式にギネス世界記録として認定されることから、日本でもどこかの犬がギネス世界記録保持犬として認定されることもあるでしょう。
日本が誇るビーグル犬「プリンちゃん」
日本でも、ギネス世界記録を保持している犬がいます。
特に有名なのが、ビーグルのプリンちゃんです。
プリンちゃんは11歳になる高齢のビーグルですが、さまざまなギネス世界記録を保持しています。
まずは、「ビーグル犬は1分間に何度跳ぶことができるか?」という記録で、2016年5月に飼い主の熊谷さんと一緒に51回の縄跳びを行い、無事ギネス世界記録に認定されています。
その後記録は、プリンちゃんが58回という自身の記録を更新するに至りました。
また、「1分間に犬が足でボールをキャッチした最多回数」というギネスに挑戦し、結果14個のミニサッカーボールをキャッチするという記録を残しました。
さらには、「ボールにのった犬が10メートル進む最速記録」というギネスでは、10.39秒という記録を達成し、3つのギネス世界記録保持犬となったのです。
ほかにも犬に関するギネス世界記録はたくさんある
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今回は、犬に関するギネス世界記録をご紹介しました。
もちろん、今回ご紹介したものは一部の記録です。
ほかにもさまざまなギネス世界記録が認定されているため、気になる人はさらに検索してみてはいかがでしょうか?
著者情報

けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。